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獣医について
今年大学進学を控えていますが、獣医とは別の学科ですが(微妙に関連あり?)頭が足りず、その学科にしましたが、人間の勝手で捨てられ殺される動物を何とか救えないかと現在悩んでいます。昔漠然と獣医になりたいなと思っていた頃はただ動物が好きで動物を救えるし獣医になりたいなあなんて思っていました。この年齢(19)になっていろいろネットとかで調べると、動物実験(医療のため?)に行ったりするみたいで実際生きている犬とかを実験に使うみたいでそれは自分にはできないです・・・野良猫が増えるのは人間がきちんと管理しないからで、野良猫などをこれ以上増やさないために避妊するのができるのもまた獣医の仕事だし、それはプラスの面でいいと思うのですが・・・たくさんの犠牲を払ってまで自分が獣医に向いているのかそれが疑問です。実際獣医をやっている方、動物実験などについて教えてください!
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現在獣医師として働いています。 私も、小学生の頃から獣医師なるのを夢見て、浪人も経験し、 晴れて獣医学科に合格、獣医師になるべく歩みだしました。 その中で、動物を使った実験、実習、手術、たくさんの事を経験しました。 でも、それらを全くやらずに獣医師になっていたら…。 逆に命の大切さを分からないままだったかもしれません。 自分は自分の力だけで獣医師になれたわけではない、 命を捧げて自分の技術習得や知識の向上に役立ってくれた小さな命の犠牲のもとに、 今の自分があるのだと思えるからです。 「動物が好き」なだけではできない仕事かもしれません。 でも「動物が好き」じゃないと、絶対できない仕事です。 実際に大学を卒業して、獣医師として働き出しても、 安楽死を実行しなければならなかったり、 自分の未熟さゆえに命を救えなかったり、 本意ならずも命を絶つ側に回ることもあります。 そんな中で、自分が獣医師に向いてないと、幾度思ったでしょう。 いまだに、自分が獣医師に向いているとは、思いません。 でも、少しでも多くの命を救いたいという気持ちに嘘はないです。 だから、 >たくさんの犠牲を払ってまで自分が獣医に向いているのかそれが疑問です。 この答えはそう簡単にでるものではなく、もし獣医師になっても常に自分の中にある疑問なのだと思いますよ。 動物実験などに何の疑問も持たないまま、 「しょうがないよ、獣医になるためなんだもん」程度の考えじゃなく、 貴方が真剣に命の問題に向き合おうとしているその姿勢こそが、大事なんだと思います。 そういう意味ではあなたは獣医師に向いていると思いますよ。
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- ninanina
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こんにちは。 実験については皆さんお答えになっておられるようですので、参考文献をご紹介します。”飼いたい新書”野村潤一郎著の中にある程度の実験が出てきます。実験詳細ではありませんが、学生達の取り組む姿勢についての疑問や慰霊祭についてのご意見が書かれています。賛否両論でしょうが、質問者様のようには真剣にお考えにならない方もいるという事実ですね。(^-^;)”カタカナの墓碑”佐藤良夫著の中では実験動物に対する実験技術者としての倫理を書いています。 動物実験について、アメリカでは学生運動で反対していますね。そのために今は実験無しで卒業できるそうですが。 私もご質問者様は真剣にお考えになっていらっしゃるようですので獣医師には向いていらっしゃると思います。1の犠牲で100を救うか、と言う数の問題で割り切ればいいのかもしれませんが、私は1の犠牲と言う十字架を背負って生きていけなかったダメ人間です。(>_<) あまり動物愛護を前面に押し出すと、動物を捨てられたり、ボランティアに値切られたワクチン、不妊手術に日々追われとなります。ご参考までに♪ 知人の実験技術者、獣医学部教授、獣医師等に話を聞きますが、動物には愛情を注ぐようにしているといいます。その一方で、里親詐欺をしてクリーンでない動物達を集めている同業者もいるそうです。両極端な世界なのかもしれません。 ご質問者様のご成功を心よりお祈り申し上げます。
- taro-y
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現在獣医学部に所属しています。 今までにたくさんの実習で様々な動物を殺さなければなりませんでした。 毎回とても悩みます。動物を救いたい、そんな気持ちで入ったのに、ある程度の覚悟はしていたけれども自分のやっていることが矛盾した行為のような気がして。実際それが苦となり退学した生徒もいます。 私は詳しくは知らないのですが、海外には動物愛護を考える学部(?)が存在するようです。 ただ自分勝手な考え方かもしれませんが、この犠牲があるからこそ、それよりも多くの命を自分で救えるかもしれないのです。私はそう考えて私のために命を落とした子達を決して無駄にしないようにしているつもりです。 獣医学部に入ったけれど、疑問を感じて辞めていく人、逆にやっぱり自分の手で動物を救いたいと4大を卒業してから入りなおす人、いろいろいます。 あまり参考にならないかもしれませんが、これが私の考えです。
お礼
回答ありがとうございます。実際在学されているのですね。やはり実際体験しないと(思ってた以上に違ってた)ということもありますし、私はもう少し考える必要があるかもしれません。。でもつらいですよね・・・それでも在籍して学んでいるなんて尊敬します・・・。
- Kuishin-bo
- ベストアンサー率20% (2/10)
私は薬学部出身で動物実験の経験もあり、獣医学部に進んだ友人も大勢います。生物系以外の皆さんにひとつ理解していただきたいのは解剖を含む動物実験は医学、獣医学を学ぶものにとって必要不可欠だということです。実際の臓器を見ることなく病気や怪我の実態を知ったり治療したりすることはできません。そのために、尊い動物の命を犠牲にすることは確かですが、興味本位に動物に苦痛を与えているのでないことだけは分かっていただきたいと思います。そうした尊い犠牲の上に、一匹の猫ちゃんやワンちゃんを救える技術が成り立っているのです。 本当に獣医学を学びたいのであれば、動物実験避けては通れません。ただそれがどうしても耐え難いというのであれば、訓練士やトリマーさんなど、動物に関わるいろいろな仕事もあると思いますのでいろいろな選択肢を考えてはいかがでしょう。
お礼
回答ありがとうございます。農学や薬学系の方もやはり動物実験はするのですね。確かに実際の体の仕組みを勉強しなければならないのかもしれません。。殺す、殺さないというのは実際自分で経験して初めてわかるものだと思うので、今の私にできるのか、まだまだ考えなければ行けませんが・・・。
- 110119117
- ベストアンサー率48% (178/370)
こんばんは。すこし違う視点からお話します。 仰るとおり、獣医になる過程において、たくさんの動物を殺さなければならないのは事実のようですね。 http://www.roy.hiho.ne.jp/borachan/gennzai.htm お調べになったときに、こちらのサイトはご覧になりましたでしょうか。私も犬を飼っていますが衝撃的でした。 動物実験を必要悪ととらえるか、欧米のように代替法を導入すべきかについては意見が分かれるところだとは思いますが、少なくとも今の日本の獣医学において動物を用いた実習が行われているのは事実です。 しかし、それらの犠牲が別の命を救うに当たって役に立っているのは事実です。そこで割り切れるかどうかが問題ですが、どうでしょうか。 どんな職業にも影の部分があると思います。「教えることが好きだから」「子どもが好きだから」といって学校の先生になっても、現場では当の子どもに人格を否定されるようなことを言われることがあります。 教室は崩壊状態、膨大な事務仕事にもおわれ、保護者からは理不尽な注文を突きつけられ、同僚・管理職は無関心、という絶望的状況の中、新任の先生はもちろん、ベテランでも心が壊れてしまう先生がたくさんいます。 が、それでも教育というものには一生をかけるだけの価値があると思い、私は教員を目指すことにしました。 質問者さんは最初、「動物を助けたい、動物の殺処分を減らしたい」と、獣医になりたいと思ったわけですよね? ご自分の中で今一度よくよく考えて、「救いたい」という目標のもとに、獣医という職業の影の部分を乗り切るだけの覚悟があるかどうか、です。 獣医の現場をのぞくことはできなくても、動物実験について調べてみたり、獣医学部のある大学のオープンキャンパスに行って、学生さんに動物を使用する実習について話を聞いたりすることはできるはずです。そうして、影の部分を知った上で、それでも動物を救いたいという気持ちがあるのならば、突き進むべきです。 逆に自分にはどうしても無理だと思えば、潔くあきらめることも必要です。 一生のことです。後悔のないよう、がんばってください。
お礼
回答ありがとうございます。確かに問題は救いたい、それなら動物を獣医になるため実験して役に立ってもらうけど、それに耐えられるかですよね。いろんな仕事にも影の部分があるかもしれませんが、生きている動物を殺せるのか、私にはまだまだ考える余地がありそうです・・・。
- nayu-nayu
- ベストアンサー率25% (967/3805)
生物系卒ですが、あります。 学んだ知識を元に、社団法人日本実験動物協会の実験動物技術者(二級)を取得しました。 マウス、ラットへの薬物投与(腔内投与、経口投与、皮下投与、尾静脈注射)は基本技術として習得しました。 解剖実習はマウス、ラット、ウサギ(グループで1匹。解剖前には薬物投与法も学習します)があります。 実験動物を扱う実験は注射のみではありません。マウス、ラットを用いた基本手術も学習しました。(病気に感染したマウスとの比較解剖もありました) 講師は獣医師の免許を持っている獣医学部の先生でした。 麻酔薬の投与も自分たちで行います。 イヌは使った事はありませんが、獣医師さんともなると、最低限解剖実習は避けられないと思います。 ただ臓器を取り出すだけでは「解体」です。 「解剖」というからには、そこから可能な限り学ぶ事を心がけなければ行けないと常に考えています。
お礼
回答ありがとうございます。確かに獣医になるためには解剖してそこから学ばなければいけませんが、実際自分にそれができるかといったらちょっと疑問です。まだまだ私も未熟ですし、もう少し調べて検討したいと思います。
- hotdog55
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私も昔、獣医師を目指しました。 年上の友人から獣医になるにあたり動物実験があるんやでと聞き そのまま断念しました。生きているなんの病気も無い子に自分のために切ったりすることは出来ないと思ったからです。 今はある犬種のブリーダーをしています。 なんの参考にもなりませんがあなたと同じような考えを持った人間もいますという書き込みでした。
お礼
回答ありがとうございます。昔獣医を目指しておられたのですね。今の私には動物実験できるか、しかも6年も学ぶことなので慎重に考えたいと思います。確かに生きていて何の病気もない子を殺すということは残酷ですよね・・・でも役立つからしょうがないで片付けられませんよね。
お礼
回答ありがとうございました。獣医として働いている方なんですね。率直な感想がいただけてうれしいです。たくさんの辛い経験などをされてきたからこそ言えることなんだと思います。今すぐに獣医になりたいわけではありませんが、自分はもっと知識を蓄えてそれから将来の方向を決めていきたいです。