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医者の論文の信憑性
こんばんは。近しい人が難病にかかっています。インターネットでその病気についての情報を調べているのですが、よくドクターの論文を扱うページに辿り着きます。(PubMedなどほとんど英語のページ)そこでふと思ったのですが、ネット上のドクターのレポートや論文の信憑性はどんなものなのでしょうか? というのも、知人はそういった論文やレポートの内容を信じてある治療を受けたのですが、症状はよくなるどころか悪化したように思われます。レポートには「今までの症例のうちすべての患者に症状の改善が見られた。」という内容が英語で書かれていましたが、具体的に写真や検査値などのデータは載っていません。 知人は悪化していると病院に相談に行くのですが、あまり真剣に取り合ってはもらえないようです。もしかしたら、研究結果を成功とするために脚色しているのでは?とさえ思います。 内部の事情に詳しい方、ぜひ教えてください。どんなものなんでしょう?
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医療の世界に「100%治る」は有りません。6割の患者さんに効果が有れば、それで凄い治療法と言えるでしょう。 統計を取る際の母集団となる症例数が少なければ、当然同じ治療をおこなっても「その結果と異なる」場合も多くなります。 研究結果を脚色云々というより、 そもそも統計の取り方というのは、「求める結果を導き出すのに有利なやりかた」というのがあります。 そういえば昔『統計で嘘を言う本』とかいう書籍が販売しているのを見たことがあります。嘘というわけではないのですが・・・物事というのは視点を変えれば、それによって見え方も変わります。 実際の論文における「偽り」というのは、白のものを黒だった という事例は滅多に無いでしょうけれど、例えば先の分母の件というか、実際の対象数が少ないので、もっと「いかにも沢山の症例を診たようにして信憑性を上げる」というような事がおこなわれる場合はあります。(今は「とりあえず」分かりませんが、昔 或る先生の研究室では ありましたよ) ちなみにお知り合いの方の場合、何か合併症が起きている という可能性もあると思います。「悪化している」と相談しても真剣に取り合って貰えないような病院でしたら転院されるほうが宜しいかも知れませんね。 ただ、例えば進行性病変の患者様の場合、予後不良が明らかな時はあえて話をはぐらかす医師もいるかも知れません。(あくまで例です。) お知り合いの方が安心して良い治療を受けられますようお祈り致します。
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- unos1201
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論文の扱いですが、出典がどこか、その審査は誰が行なったかを検証することがあります。一流の雑誌に掲載されることは、それなりに認められた内容、研究ですので、ある程度は信頼できます。逆にほとんど読まれていないようなところに掲載されたものは、投稿するだけで審査もほとんどないのではと思えるようなレベルのものまであります。 引用された回数、似た内容で別の研究者が競って発表があるものは、かなり参考になります。ところが、インターネットで検索できるのは、雑誌の原文ではなく、抄録程度がほとんどですので、お金を支払ってその論文そのものを読まないと判断できませんし、自分の専門以外のものは体裁が整っていれば、その内容がどの程度再現性があるかなど詳しく検討できません。 インターネットで情報の一部は手に入るものの、原文そのものを載せてあるのか、そのサイト用に改ざんされているのかは原典と比較しないとわからないものですので、いわゆる専門家という人でも瞬時に判断できないものです。もしも私が治療にこういう方法があると紹介する場合、インターネットを見せるのではなく、医学雑誌そのものか、専門書か、その論文のコピーそのものを使います。お金を支払わないで論文を手に入れることができるのは、その薬や治療器具を販売したいためにプロパーなどが配布してくれる程度のものですので、それを鵜呑みにするのは専門家でなく、いわゆる素人だと思います。 誰に治療してもらうのか、その主治医が専門家でないとしたら、他の医師が推薦したり紹介するような医師を信頼してみるのが妥当だと思いますが、すべての人に通用するような治療法はありませんので、効果のありそうな治療法を試すことになると思います。では、その効果の予想はというと、やはり専門家の方が詳しく知っていると思いますので、専門家を探す、紹介してもらうことが一番だと思います。