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ポンプにインバーター取付け
液体移送用ポンプ(200V)にインバーターを取付けて移送速度を調整したいのですが、インバーター用モーターではないポンプに取付けは可能でしょうか?また、インバーター用モーターと普通?のモーターの違いは何でしょうか?
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私は比較的大規模なプラントを管理しているので、重電メーカさんに検討を依頼することもできる恵まれた立場にいます。 昔、ある負荷が絶縁破壊を起こしたときにメーカさんからもらった検討書から抜粋します。 ***** インバータによりモータを駆動するときには、インバータ素子のスイッチングによって発生するサージ電圧がインバータの出力電圧に重畳し、この電圧がモータの端子に印加されることにより、モータの絶縁破壊を起こすことがあります。 - 中略 - サージ電圧に対して、当社は下記の対策の何れか行なっています。 1.絶縁を強化したモータを使用する。 2.サージ電圧を抑制するフィルタを設ける。 汎用インバータのサージ電圧 (電源電圧×√2)×2倍 に耐えうる絶縁を強化したモータを使用する ****** イメージはわかるのですが、当然詳細な検討は私には無理です。 ちなみにこのレベルの質問になると、もう少し専門的なサイトに行かないと難しいと思うのですが。
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- 9766
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サージは特に問題ありません。 速度は基本的には0Hz~定格まで使えます。 容量(負荷)さえ問題なければ、#2さんの通り、80Hzがベアリングの寿命も考慮して上限かなと感じております。(経験的な感覚ですが) 低周波の場合、モーターのケツに冷却ファンの効率が落ちて過熱:絶縁が心配ですが、実際のところ問題にはなりませんでしたよ。
- sst7485
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普通の汎用インダクションモーターを、インバーターを使って5:1くらいの速度制御は可能です。 NO.1の回答者が仰っているようなリスクはありますが、サージ電圧でモーターが絶縁破壊を起こすというトラブルは、めったに発生するものではないと思います。 湿度の高い場所で使用すればリスクは高まりますが。 私は十数年インバーター関係の試験や修理を経験していますが、モーターの絶縁破壊は経験がありません。 インバーター用モーターと普通のモーターとの違いですが、インバーター用モーターにも様々な種類があります。 取りあえず普通のモーターと同じ、定格周波数50/60Hzのかご形インダクションモーターで、主な違いを列挙します。 ・周波数の超過を見込んだ設計。(80Hzくらいまで) ・低速トルクを強化する設計。 ・ベアリングを耐久性の高いものにする。 ・耐圧を上げる。 なおインバーター用モーターは、汎用モーターと比較すると、かなり高価なものになります。