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剰余てどうして生まれるの?
例えば工場が材料費90円で、お弁当を作り、200円で出荷し、コンビニで300円で、消費者に販売した。みんな最初300円ずつ持っていたとしたら、工場は、410円(材料費 90円)になり、コンビニは、400円になり、消費者は、0円になった。全部足すと900円になるのにどうして、経済成長というものが起こるのでしょうか?工学系なので経済に詳しい方教えてください。
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う~ん。少しっすか。この輪の中で説明しきれてないからなのでしょうか? 正直、この輪は経済活動のある一瞬を抜き出しただけのものであって全てではないので説明しきれないんですよ。 というのは、この輪の2周目を考えてください。 どうです?消費者の300円は一体どこからくるのでしょう? 初めに説明したように、経済成長は流れの中で需給や生産効率などのせめぎ合いで生まれるのですが、この輪は流れないのです。だから、説明する事が難しくなってしまいます。 はっきりいって、このモデルを完全な物にしようとすると大変なことになるので、多少の事は眼をつむって貰って2周目やってみたいと思います。 フェーズ(1) 工場が材料費90円のところが「生産性向上」により60円になりました。 フェーズ2 作ったお弁当はなかなか評判が良くて売り切れしてしまう為に(強い需要)値上げが成功して、200円が230円で売る事が出来ました。 フェーズ3 コンビニでも仕入れが値上がりした事と、強い需要があるので、400円で売る事が出来た。 フェーズ4 最初に持っていた300円というのが、2周目にどう表現するかが、問題です。だれが、消費者に給与を上げるのか?そうなると、最初の300円も誰が持ってきたお金なのか?とりあえず、ここではこの輪から外れた第3者がこの300円を提供してくれている、とします。 この場合でも、全ての人に300円を上げるのか?それとも特定の人だけに上げるのか?と問題になりますが、とりあえずは、第3者は消費者の給与を払ってくれる人と仮定して消費者だけにくれる人としましょうか? 今回は、景気が良いので、400円消費者にくれたとしましょう。 ここで、めでたく工場が作ったお弁当が消費者の口に入って経済が流れました。 こうなると、 強い需要が無くなる→消費者の賃上げが値上げに追いつかない。 生産性の向上が無い→供給量が少なくて相対的に需要が一方的に強くなっていく。(戦争の時の民衆の生活が判り易いイメージでしょう。) 供給量が強くなりすぎる。→あまりに供給多寡になると、相対的に需要が弱くなり、値崩れを起こし賃下げにつながり、さらに需要が弱くなっていく。 という、事が起こるまで、経済成長は続いていきます。 経済は非常に微妙なバランスの上に成り立ってる流れであって生き物と言われる所以を理解されたと思います。 ちなみに、私は教科書で勉強したわけでなく体験学習している為に「生産性の向上」を入れてしまいました。 その方が、より実践的だと思いましたので。 しかし実際には、モデルで説明する場合には、需要と供給のみで説明したほうがスッキリしているみたいです。 もし、補足要求に応じて頂いて循環する輪のモデルを作成して頂ければその時はそのようにしたいと思います。 おそらく、その時は中学の社会で習うような好景気、不景気の簡単なサイクルに限りなく近いものになるかと思いますが・・・
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- yutasiro
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ポイントは需要と供給と生産性の向上です。 確かに例にあげた図式を何回廻っても経済成長は起こりません。 しかし、最初の材料費が生産性の向上によって90円が60円になったり、また、供給が需要に追いつかずに値上げする事もあります。 そういった状況のときは、労働者の賃金を上げててでも早くたくさん生産したいので、はじめに持っていたとされる300円がかさ上げされたりします。 と言うように、あくまでも社会全体の流れの中で、需要と供給のバランスのせめぎあいの中で少しずつ余剰が生まれていくのです。 また、厳密な意味での100円と言う価値が日々変動していく点も忘れてはいけないですね。 お金の価値が下がる=適度なインフレ状態の時が一般に、 景気が良いというのが教科書のセオリーです。
お礼
なるほど、少しわかりました。K-zoneで疑似株取引をやっていますが、こういうことは、まったく知りませんでした。
- nonkun
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ん??? 材料費の90円はどこに消滅したの? 材料の仕入先も考えなきゃ。 例えばお米を作ったところは、種は自分が去年作った分。 また育てる時に使う肥料も元手をたどっていくと、人件費以外はただで取ってきたものにたどり着くだろうし。 その例ではお金の循環の輪が閉じてませんよ。 基本的には自分が生産者であると同時に消費者。会社の儲けは給与になって消費者に戻ってくるし。だから工場の利益もコンビ二の利益も広い意味では消費者のもの。 だからモデルはむしろ、 1.Aさんが90円を元手に300円の商品Rを作った。 2.Bさんが90円を元手に300円の商品Qを作った。 3.それぞれ交換した。 ここで持っているものの価値は180円から420円になりました。これは古代の物々交換の方法ですね。 魚を取ってきて、山で取った木の実と交換したのと同じ。 しかし、このモデルを多くの人に広げると交換を希望する物がお互いに一致しないので、お金という概念を挟む。 また1人1人が別々に作っていたのでは効率が悪いので、資本をまとめて一般の人は元手として「労力」を提供する。 つまり質問の消費者の300円も付加価値をつけてどこかで増やしてきたものです。 こんなところではいかがでしょうか?
お礼
遅れて申しわけありませんでした。 仕方ないことなんですね。わかりました。 ありがとうございました。