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「テキスト・レジ」の語源
「ドラマや芝居の脚本を上演可能なように手直しすること」を意味する「テキスト・レジ(レジー)」という言葉。 英語が元なのかな?と思って英語のカテゴリで質問させていただいたのですが、 どうも英語圏でこの語は使われていないようです。 http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=184203 こちらで、英語ではto revise the original screenplay、あるいはto alterというのだ、とお答えをいただきました。 では和製英語?それとも英語ではない他の言語なのかしら。 「テキスト・レジ(レジー)」の語源や、この語が使われた始まりのことをご存知の方がいらっしゃいましたら、お教えください。
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久し振りにカキコしています。 下記の舞台用語のサイトで、テキスト・レジの正しい綴りを見つけました。 どうやら#3の方が言われる通り、フランス語で"texte regie"と書く様です。 仏英の辞書サイトで検索した結果、"texte"は「台詞・台本」という様な意味で、 "regie"は「(舞台や映画の)プロダクション」の事の様です。 つまり「舞台の台本」、意訳をすると「その舞台用に手直しされた台本」ということになるのではないでしょうか? 私自信もなぞが解けて(?)何だかとてもすっきりしました(^-^)
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- sponta
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テキストレジーは、芝居の現場で演出家によって台本を手直しする場合に使った経験があります。 で、出典など未確認で、想像の域を出ないのですが、フランス映画を見ていると、映画監督のタイトルに、regieとかなんとか書いてあった記憶が…。 だから、前置詞などはないけど、レジーとは、演出家のことだと勝手に思っていました。 誰か、確かなところをお教え願いたく…。
補足
ありがとうございますspontaさん! 近所の本屋さんに「regie」の意味を調べにいきました。 (読み逃げはさすがに申し訳なくて、他の本数冊買って帰りました^^;) regieは公社、あるいは制作会社、または映像や音声の編集部署に関わる言葉で、 テキスト・レジとは無関係でした。 ホントにもう、誰か、確かなところをお教え願いたく…です~
- vio
- ベストアンサー率53% (55/103)
なるほど。それでは「テキスト・レジ」と言う言葉は用語として用いるだけでプログラムに正式に書き込まれたりしないんですね。 最近千秋楽を迎えた私の舞台の連絡メモを見てみたら、台本のセリフをカットしたり、変えたり、付け加えたりする連絡欄に“Script Revision/Cuts/Restores”とありました。Revisionはreviseの名詞形で変更、Cutは文字通り台詞をカットすることでRestoreは一度カットしたものや変更したものをまた元に戻すことです。但し、私の舞台はシェークスピアだったので著作権に触れないのでできたことなのですが、普通著作権があるものはカットはできても変更はできないと聞いています。その点日本の方が自由なのかもしれませんね。
お礼
Script Revision/Cuts/Restores これぞまさしく「テキスト・レジ」の内容を示す言葉です。 たびたび有益な情報をありがとうございますvioさん。 日本での著作権に対する意識って、やっぱり薄いなと感じます。 以前たまたま私が書いた脚本と同じタイトルのお芝居があったので興味が湧き、料金を払って観にいきますと、 私の作品でした。^^; 登場人物が増えてたり、テーマが変わってたりして、とんでもないことに。 原作に私の名があり、これはScriptRevisionでなくAdaptationということになるのでしょうが、 せめて連絡ぐらいおくれよぅ、と思いました~。
- vio
- ベストアンサー率53% (55/103)
アメリカで演劇の勉強をしています。 日本の演劇用語をあまり知らないので予想での回答なのですが、 レジはresume(動詞発音レジューム/要約するという意)の略ではないでしょうか? 日本と英語圏では演劇用語は全く違います。 英語では通常“adaptation"と表現されるかと思います(台本には“adapted by”と入る)。 to reviseという表現は「自分が書いたものを手直しする」という意になり、 to alterは単に「変える」という表現です。 to adaptになると、台本を手直しした人の解釈に基づくもので、決して作者の意図を反映しているとは限らないということを前提に「変えました」という感じになります。
お礼
回答ありがとうございます! 英語圏では「adaptation」というのですね。なるほど~ forをあとにおいて~向けに書き改める、と私の小さな辞書にもありました。 ずばり「脚色」という意味もありました。 「アダプトする」という外来語が日本にないということは、 「脚色」と「テキスト・レジ」は日本では使い分けられているのかな、と思いました。 「テキスト・レジ」といえば、すでに脚本として完成されているものでも、 役者の人数や技量に合わせたり、舞台のつくりや上演時間・あるいは予算の関係などで、 読み合わせと並行して、セリフや場面をを削ったり増やしたりといった指示を、 演出家が直接与えるときなどに用いられますよね。 よく考えると、なんかテキトーな習慣かもしれない? でもそういえば、日本では「台本・脚本・戯曲」というのは外来の新しい概念ですから、台本にこだわらない、という日本の演劇文化の中で「テキスト・レジ」は当然の過程なのかも、と思いました。 おお。resumeですか! 「レジュメ=要約」でおなじみの言葉じゃないですか~ もとはたしかフランス語だったかと存じております。 これで前に回答いただいた方の「フランス語?」というご指摘に近づきました。 これかもしれない。 つまり「脚本の要約」…要約された芝居を見せられる方はたまったもんじゃない、と思いましたが、^^; これもなんだか日本らしいかも。 とても刺激的なご回答、とてもうれしかったです!
お礼
!!! ありがとうございますvioさん! 捜していてくださったのですね。感激です。 参考URL拝見しました。フランスで「texte regie」と綴ってますね。 「regie」はプロダクションという意味があったのですか! spontaさんのご指摘どおりですね。 (私のあたった日仏辞書はヘボかったようです…ごめんなさい) 「脚本」を上演可能なものにしたものが「台本」なのだとよく云われますが、 texteそのものが「テキスト・レジされたもの」という意味を含んでいる感じですね。 うーん、なんだか心からすっきりしましたよ、嬉しい♪ 本当にありがとうございました、vioさん、そしてspontaさん!
補足
実は刺激的なお話がもう一つ見つけたんです~聞いてください。 日独辞典を見てましたら、 「regie=(演出・映画の)監督、演出家。演出(監督)する」という意味があったんです。 ドイツ語のtextにも「台本」の意味がありましたので、 "Textregie"で「演出の手を台本に加える」ということになるかもしれない。 日本新劇の祖・島村抱月がドイツ帰りだったところも裏づけになるかも?ならないかも… フランス語もドイツ語もこんなにそっくりなのに、 どうして英語にはないのかしら。うーん。