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漆くいの壁

漆くいの壁材のメリット・デメリットを教えて下さい。 そして、それは壁材としては安い部類なのか? それとも高い部類に入るのか? どなたか教えて下さい。

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  • kenchin
  • ベストアンサー率56% (398/700)
回答No.1

簡単に書いてみますね。 【長所】 ・吸放湿性に優れており、室内の湿度を一定に保つ力が  強い。 また、ある程度の断熱性も保っているために  温度を一定に保つ効果や断熱効果もある程度持つ。 ・一部の壁より耐火性に優れている。  (ただし、柱部分が木である限り、全体としての耐火   性には限界がある。) ・塗り替え等による補修(特に部分的な)が可能。  壁材は、生産中止等で以前と同等の物が手に入らない  場合もありまして、一部補修の際に困る場合がありま  すが、塗壁なら施工者の腕によっては、以前と同じ  形で補修が可能です。 【短所】 ・施工者の腕を選ぶ  漆喰パネル(※)以外の場合は、施工者(左官さん)の  腕によって、目に見える部分や見えない部分で相当の差  が出てきます。 ・施工期間が長い(場合がある)  当然、乾燥時間等が必要ですから、壁材等を貼り付ける  工法と比較すると施工期間が長い場合が多いです。  ただし、これは家全体の工程の中で吸収できる場合が  多く、全行程でみれば、どちらも大差ないと見て良いと  思います。(ただし、施工時期は選びます。)   ※:漆喰ボード     施工期間の短縮と仕上がり品質を一定に保つ     ために、工場で予め、ボード上の壁材(石膏     ボードが多いです)の表面を漆喰で塗固めた     ものです。 ・傷が付きやすい  これは木などと比較するとやむを得ないですね。 □ で、費用については、これは難しいですね。 単純に、単位面積当たりの費用としては、工場で大量生産する壁材には負ける場合が多いです。(但し、漆喰パネルの場合は、一部メーカ品は相当安く手に入れられる工務店が存在しますが....) 漆喰の風合いや調湿性までも含めて考えた場合、それ以外の壁材で断熱や調湿に費用を掛ける事まで考えると、得になる場合がありますし。(地域の気象条件にも寄りますが、結構な割合で得になるでしょう。 余り寒い地域では、他の壁材等が良い場合もあります。) ただし、塗壁で生活する場合、丁寧に使う&ある程度の手入れは覚悟しておかないと、経年的な汚れや痛みが酷くなる場合もありますし、その場合は自分で補修することはまず不可能で、左官職人が必要となりますので、腕の良い職人が確保できるか....も問題となるでしょうね。 トータルで考えたら、安いとも高いとも言いにくいと思います。(予算に余裕があるなら、そらぁお勧めですね。)

dona721
質問者

お礼

>簡単に書いてみますね。 簡単どころか、こんなに詳しく説明して下さり 本当に感謝、感謝です!! 現在、家を建てようと相談中なのですが、壁の素材ということで 漆喰を薦められています。 木の壁は体質的にどうもあわないので固いコンクリート系の壁を希望したら 『じゃあ~漆くいはどう?』と勧められました。 漆くいパネル・・ですか、 そういう物もあるんですね。(うちが勧められたのはどっちなんだろう?) 私としては、夏、冷んやり感があり、防音・防火の面でも優れている!? 硬いコンクリート系を希望なのでパネルでは意味ないですね。 料金も、割高な!?坪単価に含まれるのならいいですが 別料金だと・・・とても無理です。^^; >吸放湿性に優れており、室内の湿度を一定に保つ力が強い >また、ある程度の断熱性も保っているために >温度を一定に保つ効果や断熱効果もある程度持つ。   ↑これはとても魅力なのですが。。。 kenchin様、とても参考になるアドバイス本当にありがとうございました。

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