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メがビタミン
つい最近「メガビタミン」というものを知りました。 調べてみましたが、賛否両論のようです。 賛成派の方は、一般個人の方と(当然ながら)サプリ業者が多いようです。 反対派には、研究者(?)の方が多いように思われます。 どちらかというと、賛成派の意見のほうが説得力があるような感じがします。 実際に試された方、実践中の方、いらっしゃいましたら効果のほどを教えてください。
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説得力があるかどうかは分かりませんが、まぁ有効だと言う人たちは(正しいかどうかは別として)理論の話をしてますから。 有効でないという専門家は、臨床データに基づいてそう言っているわけで、なぜ有効で無いかを理論的に説明している事は少ないので、全体としてはそういう印象を受けるのかも知れませんね。 で、この問題は決して賛否両論ではないんですよ、医学的、生化学的には。極端なビタミンの大量摂取の有効性については、否定されて終結したと言ってもいいでしょう。専門家の間での論争はもうしばらく聞いたことがありません。 例えば、メガビタミンを説いたLinus Pauling博士が設立したライナス・ポーリング科学医学研究所は現在OSU(オレゴン州立大)のライナス・ポーリング研究所となっています。その後継者で現在の責任者Balz Frei博士もビタミン摂取量に関して研究発表を行っており、日本でも学会講演などされていますが、決してメガビタミン主義ではないです。 彼の主張する摂取量は確かに厚労省のRDA(推奨量)よりは多いですが、MAXでも500mg/dayとかその位の量だったと記憶しています。 提唱者の後継者自体が、すでにメガビタミン主義者ではないのです。専門の研究者の間におけるメガビタミンの位置づけが、何となく分かっていただけるでしょうか。 机上の理論は、あくまで理論です。 メガビタミンの有効性については、試験管内実験や動物実験で一定の可能性が推測されたのは事実でしょう。ただ、RCT研究など信憑性の高い臨床試験でその有効性を示すことが出来なかったわけです。(有効であるというイビデンスが出ないまま、効果がないというイビデンスだけが続々と積み重なっていきました) 理論としては「それってあるかも!来たんじゃないのコレ!」と思われたのですが、現実にやってみると「なんか効果なかったね…」という感じでしょうか。 私自身は、別にメガビタミンに反対というわけではありません。各人の信念に基づいてやる分には、極端にならなければ構わないと思っています。水溶性ビタミンであれば少しくらい大目に(RDAの2~3倍)摂ったところで、特に害があるとも思えないですし。あまり意味がないとは考えますが、人がやる事を止めるほどのものではないと思っています。 ただあまり極端なのは、間接的な意味で、さすがにお勧めしません。 大量摂取は、必然的に代謝の亢進を引き起こします。ビタミンには体内飽和量というのがあり、それ以上に摂取すると排泄されますね。それが極端な大量摂取が常態になると、片っ端から排泄してしまうように代謝が過剰になるのです。また吸収率自体も低下します。 こうなると、これは本当に大量摂取を続けないと慢性欠乏症になる危険があります。普通の摂取量では、代謝が急すぎて適切な濃度を維持できないおそれがあるからです。 まぁこういう状態が健康的とは思えないですが…。 誰だって健康で長生きしたい、元気な毎日を送りたい、そう思っています。その気持ちは良く分かります。私だって同じですから。でも、そのための簡単な答えはないんですね。 ビタミン剤など大した値段でもありません。また研究者ならビタミン以外の栄養素でも、試薬のふりして安く買えるかも知れません。 研究者にしたって、食事や運動や休息などに気を使わず、特定栄養素の多量摂取で健康長寿や老化防止ができるなら、こんなラッキーな話はないのですよ。 しかし研究すればするほど、うまい話って、そうそうはないものなんですよね…。
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- higegie
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No3です。 強酸性である胃酸(PH1.5~2.0)は1日に2.5リットルも分泌されており、その中に10~20gのビタミンCで血液が酸性に傾くようであったなら、それは生体恒常性の破綻が現われている人でしょう。寧ろビタミンCは尿酸の排泄を促進させて、高尿酸血症を改善するという症例も多いです。 栄養療法と癌については、ホッファー博士・ポーリング博士による(1978~1993年 癌患者総数636名 )共同研究がある。肺癌・結腸癌と直腸癌・乳癌・前立腺癌・リンパ腫・膀胱癌と腎臓癌・白血病・すい臓癌・子宮癌と卵巣癌・肉腫と黒色腫・・・について膨大なデータに纏められています。一節を記します。(healing Cancer エイブラムホッファー・ライナスポーリング著より) 1年目の生存者数と生存率・・・栄養療法群518名/ 375名 生存率=72%、癌の3大療法による標準治療群118名/17名 生存率=14%(以下順次同じ) ・・・2年目 440/242 55% 102/8 8% ・・・3年目 369/178 48% 、93/8 9% ・・・4年目 301/132 44% 、82/6 7% ・・・5年目 244/98 40% 、65/4 6% ・・・6年目 185/76 41% 、56/2 4% ・・・7年目 142/53 37% 、42/0 0% ・・・8年目 108/41 38% 、---------- ・・・9年目 80/31 39% 、---------- ・・・10年目 56/22 39% ・・・と云う結果でした。 日本においては、愛知がんセンターの中里博士が1994年に英国の医学誌『ランセット』に発表した胃癌治療のデータがある。標準治療群(癌の3大療法)と、標準治療群+免疫療法《淡白結合多糖類》群の比較 治療年代と病期を揃えて、栄養療法群のそれぞれの5年生存率・7年生存率・20年生存率の比較データがある。記してみます。 標準治療群 5年生存率 57%、 7年生存率 55%、データ無し 免疫療法群 5年生存率 72%、 7年生存率 68%、データ無し 栄養療法群 5年生存率 89%、 7年生存率 85%、 20年生存率 75% ・・・と記されています。 生化学のデータと生き死の事実には、嘘は介入できません。嘘のない世界を理論体系化するのは、後々の為に必要かと思います。 上記症例は一例に過ぎませんが、癌に限らず苦しむ患者が、治りたい・生きていたいと願う心に、真摯な態度で接することが一番求められることなのでしょう。 只、補足として申し上げたいこともあります。栄養素の生理活性を応用した治療が今後も増えるとは思いますが、それを治ろうと治るまいと、売る為にだけ宣伝する業者が多いのは事実て、実に嘆かわしいことです。
- baiyaku
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ビタミンCについて、風邪に対して有効かどうかを研究した実験ですが、二重盲検法を使った試験が世界中で30例ほどあります。 半数が風邪を引く回数が減ったと結論が出ています。そして半数は変わらないという結論でした。 しかし実験の全ての共通点は風邪の重傷度が下がったという結論でした。 大量に摂取すると一定の薬理作用は期待できるということです。 たしかにポーリング博士は万能薬的にビタミンCをとらえていた感じもありましたが、彼の研究は世界中に波紋を呼び、その後多くのビタミンで大量摂取したときの薬理効果、副作用など検証されるようになるきっかけとなりました。 日本でもビタミンKとか、Dとか医薬品になっています。グルコサミンは日本では健康食品ですが、ヨーロッパでは薬効が認められて医薬品の許可を受けています。 そういうテクニックを使って治療しているのがアメリカの栄養療法という話です。 メガビタミンということと少し違うかもしれませんが、、その人にとって体質的な弱点をある栄養素を補給する事で、健康に過ごせるという事もあると思います。
- ese_ee
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私は、ビタミンC 2g/日 を1年間実施したことがあります。 風邪には効果がありませんでしたが、結石にもなりませんでした。 美白とかの恩恵もありませんでした。 賛成派の方に説得力を感じるのは、広告や宣伝テクニックのせいです。 さも研究結果に基づいているかのように喧伝しますが、 ・都合のいいところだけ切り取って、さもそれが主旨であるかのように述べる ・賛否両論ある学説の都合がいいほうだけを採用し、認知された定説であるかのように断定的に述べる ・宣伝の都合のために、研究結果に恣意的に尾ひれをつける (裏を取ろうとすると、その研究者は「そんなことまで云った覚えは無い」となる) ・肝心なところは、専門用語を並べて無知なヒトを煙にまこうとする ようなことが見られます。 「あるある」は氷山の一角と見るべきかと。 最終的には自分自身のご判断で、 自分自身にサンプル数1の生体実験を課すようなものですので、 慎重にどうぞ。
- hiropon626
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風邪はひきにくくなるようですね。 ただ、皮膚癌がなおるとかそういったものではないと思います。そんなに効くものならすでに臨床研究がもっと進んでるはずです。特にアメリカなんかはこういう話が大好きですし。。。 ちなみにビタミンCは酸性ですから、別にシュウ酸結石ができやすいというわけではなく、尿が酸性に傾くことで尿酸結石ができやすいでしょうね。 ビタミンC自体は基本的には体には有益ですし、十分な摂取は望ましいことと考えます。 しかし、そこから転じて癌がなおるとか、糖尿がなおるとかいった病気を治すというものではありません。あくまでも予防医学の範疇と考えた方がよいでしょう。 もともとの研究は私自身も悪いものではなく、有益な情報を含むものと思っておりますが、そこから悪質なバイブル商法業者が見え隠れするのも事実です。「信じるものは救われるかどうかよくわからない」というのが健康食品やビタミン療法の実際のところです。
- baiyaku
- ベストアンサー率38% (286/739)
賛成派の方が説得力があるのは、科学的な研究に基づいた話だからです。 反対派の話は医療関係者を中心に数十年前の古い栄養学に基づいた内容で、「ビタミンは不足すると欠乏症が起こるから微量に摂取する必要がある」的な古い観念にとらわれているからではないでしょうか。 アメリカでは栄養療法といって、栄養サプリメントの処方箋だけを出して治療している医師グループもあります。医師ですから、しっかりした根拠をもって治療しているわけで、そのための最新の研究論文を勉強しているわけです。
- Jimmy2
- ベストアンサー率55% (129/232)
私は「とても風邪をひきやすい体質」で、以前は、年に数回ひいていました。食べ物や「寒さ」などに対しても気を付け、外からの帰宅時などのウガイにも心がけてましたがダメでした。そんなときポーリングの影響を強く受けた三石巌の下記の本を読んでビタミンC(アスコルビン酸)の原末(武田製薬、岩城製薬)を日に数回に分けて服用するようにし、それから30年程続けていますが、滅多に風邪をひかなくなりました。 三石 巌著「ビタミンC健康法」→図書館でご覧下さい。 http://www.bk1.co.jp/product/107243 ライナス・ポーリング著「さらば風邪薬!」→図書館でご覧下さい。 http://svopac.lib.muroran-it.ac.jp/cgi-bin/exec_cgi/ibibdet.cgi?CGILANG=japanese&U_CHARSET=euc-jp&ID=TW00042490 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4582761100/ref=lm_lb_16/250-0437702-0102647 今では「寒いときには寒いと感じるだけ」で風邪には至りにくいです。しかし、全く風邪をひかないということはではありません。睡眠不足などのときにはひくことがあります。しかし、服用始める前と服用始めた後では雲泥の差、と実感してます。これが「私が実際に試し、今も実践中であり、効果」です。 ビタミンCの血中濃度を保つためには回数を分けて服用したり、食後に服用して他の食べ物に混ざるようにして吸収を遅らせるなどの工夫をしてます。 その他のビタミンや微量栄養素に関してもライナス・ポーリングや三石巌の本(上記以外の本も含めて)には沢山書いてありますので検索してお読みになったらよいと思います。ビタミンC、E、A、タンパク質は特に相関関係が強いようです。
- higegie
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難治性の病が栄養療法に拠って、患者の自覚症状も生化学検査でも改善されていく姿を目の当たりにした医師たちが、病態改善される理由を知りたくて分子栄養医学を学び始めました。 その医師たちが講演で『私たち医師は、大学で栄養学を学ばずに卒業して医師になってきました。科目に栄養学は全くないのです』と明言した上で、『栄養欠損が招く機能的疾患すら、原因も判らずに投薬(殆どは対症療法)しか手立てを持たずに治療してきた。病因療法ではなく、対症療法でした』と云うことでした。 20年ほど前ノーベル賞を二度受賞したポーリング博士が来日した折に、国立栄養研究所の所長とビタミンCについて対談したことがありました。ビタミンCはたくさん摂ったって、尿中排泄されてしまうから無駄なんだ、と主張を繰り返すことにポーリング博士は口を噤んでしまいました。それを朝日新聞は『日本の栄養学者がビタミンCでポーリング博士を打ち負かした』と報道されていました。 ポーリング博士が討論に応じなかった理由は只一言『かれは科学者ではなかったので、論議できませんでした』と云うことでした。ポーリング博士はビタミンCを電子スピン共鳴で、電子の動きが変化する様子を掴んでいて、ビタミンCが病を治し行く根拠を掴んでいました。 かつての米大統領、レーガン氏が悪性度の高い皮膚癌に苦しめられた時期がありました。二度の手術にも再発が起こり、結局選んだ治療は栄養療法でした。 大量のビタミンCと銅の投与で、皮膚癌は完治した。その治療を選んだ理由は、ビタミンCが銅を還元する時、大量のフリーラジカルを発生し、そのビタミンCラジカルは生体内物質には悪作用を示さず、生体外物質 或いは 新生物に対して攻撃性を示す事を理解していたからです。これもポーリング博士が理論化したビタミンCの働きでした。勿論、ヒトにはラクトン環の開列がないため蓚酸結石は出来ない事が知られており、Dr.リーマンは大統領に対して安心してそうした治療を選べたのでしょう。 その他にも、ビタミンAの働き、ビタミンEの効果、様々なミネラルの作用、等々研究は食物栄養学を超えた分野で進んでいます。 挙げればキリもない程たくさんの治療例がありますが、治った~ 良くなった~ と喜びの声を紹介されることにも辟易しております。寧ろ、治りゆく理論と治った根拠となる生化学のデータを、謙虚に見つめることに楽しみを覚えています。
- hiropon626
- ベストアンサー率53% (678/1261)
大阪府の医師です。 ビタミンC自体は大量にとっても尿から排泄されます。大量に取るのがよいとは思いませんが、腎結石ができやすくなるという弊害を考えなければ、別段悪いことではないでしょう。 試したければどうぞ、という程度です。
- AVENGER
- ベストアンサー率21% (2219/10376)
メガビタミンは、もう何年(10年以上)も前から言われています。 私には効果があるとは思えません。