普通に、TOPIXや日経平均で十分分かるかと思います。今は株価が上がってるので景気が良い状態です。
株価は基本的には現在から将来にわたる利益(本当はキャッシュ)から算出されますから、個々の企業にとっては利益が増えている状態です。
利益だけだと、人件費を削減しているだけのケースもあるので、利益と人件費を合わせた「付加価値」で見ることもあります。付加価値の合計はGDPで表されます。人件費には赤字というものがないので、株価の方がより景気に対してダイナミックに変化します。
人だけにフォーカスすれば、失業率が景気を表します。日本の場合は、解雇が難しく、新規採用の抑制で人員調整をしますので、20代の失業率を見ると景気が良く分かります。
失業率も改善してきており、正社員シフトも進んでいるので、やっぱり景気はよい状態です。
もちろん、景気というのは統計でしかないので、好景気でも個別の企業をピックアップすれば、その波に乗れていないケースもあります。デジカメなどの技術革新で、カメラメーカーは潤っていますが、フィルムメーカーは痛手をこうむっています。