- ベストアンサー
税金の決算処理について
4月で第1期の決算になりました。6月末までに申告をしなくてはいけないのですが、下記事項の決算処理について御教授恩願いいたします。 1.法人税、事業税、法人市県民税の処理と決算書上の表示(仕訳)につい て 若干の利益は出ています。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
こんばんは、ghq7xyです。乏しい実務経験から回答します。一応、「一般人」としておきます。 法人税、住民税及び事業税(以下、法人税等)の会計処理は仕訳は下記のとおりです。 中間納付時 (仮払法人税等)×× (現金預金)×× 確定申告時 (法人税等)×× (仮払法人税等)×× (未払法人税等)×× 要は、予定申告や仮決算で中間納付した法人税等の額を「仮払法人税等」とし、確定申告時には年税額を「法人税等」として借方に立て、貸方に「仮払法人税等」を精算し、残額が貸方残であれば「未払法人税等」として、この「未払法人税等」の金額を確定申告時に納付します。逆に残額が借方残であれば、「法人税等還付請求権」となります。 また、普通預金などの利息から源泉徴収される15%の所得税及び5%の県民税利子割並びに配当金を受け取る際に源泉徴収される20%の所得税についても、これらは法人税の前払いと考えられるため、「仮払法人税等」として処理していきます。 法人税等は損益計算書上、利益の控除項目となるため、税引前当期利益の下に税引前当期利益から控除する形で記載します。税引前当期利益から法人税等を差し引いた金額が当期利益です。 損益計算書の簡単な形での雛型は以下のとおりです。アンダーラインなどが書けないので、申し訳ありません。 損益計算書 経常損益の部 営業損益の部 営業収益 売上高 +(1) 営業費用 売上原価 -(2) 売上総利益 (3)[(1)-(2)] 販売費及び一般管理費 -(4) 営業利益(営業損失) (5)[(3)-(4)] 営業外損益の部 営業外収益 +(6) 営業外費用 -(7) 経常利益(経常損失) (8)[(5)+(6)-(7)] 特別損益の部 特別利益 +(9) 特別損失 -(10) 税引前当期利益 (11)[(8)+(9)-(10)] 法人税等 -(12) 当期利益 (13)((11)-(12)) 前期繰越利益 +(14) 特定目的の任意積立金の目的取崩額 +(15) 中間配当額 -(16) 中間配当に伴う利益準備金積立額 -(17) 当期未処分利益 (18)[(13)+(14)+(15)-(16)-(17)] また、「未払法人税等」は流動負債として、貸借対照表上に記載します。 なお、法人税及び住民税は税務上、損金不算入項目なので、別表四での調整が必要です。 分かりにくくて申し訳ありません。決算は大変でしょうが頑張ってください。でも、税理士さんに相談すると確実ですよ。特に法人税の税務調整は難しくて複雑ですから。
お礼
早速の御回答有難う御座います。丁寧に御説明して頂いてますので大変役立ちました。今後も宜しく御願いします。
補足
大変わかりやすくて助かりました。もうひとつ御教授願いたいのですが、これらの税金の処理(伝票処理)を翌期に計上してもいいのでしょうか。金額が確定してからの方が確実な処理が出来るとおもうのですが 事業税は経費処理(損金算入)すると確定した法人税の金額が必要になるとおもうのですがその辺がよくわからないので御教授願います。