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KKT条件について教えてください。
KKT条件はどのようなものかわかるのですが、具体的な数値例がわかりません。 以下の2次計画問題のKKT条件を教えて下さい。 最小化:x1^2+x2^2 (x1の2乗+x2の2乗) 条件:x1+2x2=1 ,x1≧0,x2≧0
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ラクランジュの未定乗数法(の拡張版)で極値問題を解く話ですね。 > KKT条件はどのようなものかわかるのですが、 と仰っているけれど、本当にお分かりであれば自明のはずですぜ? minimize f(x1,x2) subject to g(x1,x2)=0, p(x1,x2)≦0, q(x1,x2)≦0 において、解の必要十分条件は、 L(x1,x2,a,b,c) = f(x1,x2) + a g(x1,x2) + b p(x1,x2) + c q(x1,x2) としたときに、(1)~(5)を全て満たすこと。 ∂L/∂x1 = 0, ∂L/∂x2 = 0 …(1) ∂L/∂a = 0 …(2) b p(x1,x2) = 0, c q(x1,x2) = 0 …(3) p(x1,x2)≦0, q(x1,x2)≦0 …(4) b ≧0, c≧0 …(5) このうち(3)をKKT条件(カルッシュ・クーン・タッカーの相補条件)と呼びます。たとえばb p(x1,x2) = 0 ってのは、bかp(x1,x2)の少なくとも一方が0であることを要求している。これは、「解がp(x1,x2)=0の曲線上にない場合には、b=0でなくちゃいけない」ってことです。 f(x1,x2)のグラフを等高線で描き、様々な(x1,x2)におけるf(x1,x2)の最大傾斜方向を描き込んで、さらにg(x1,x2)=0, p(x1,x2)=0, q(x1,x2)=0の曲線も重ねて描いてみると、(1)~(5)の意味が見えて来るでしょう。
お礼
すごく詳しく解説していただいて本当にありがとうございました。 そうですね、「わかる」という言葉は簡単に使ってはいけないですね (-_-;) 助かりました。感謝です。