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なんで鯨を捕ってはいけないの?

現在下関で鯨に関する国際会議が行われているようですが、私としてはどうしても捕鯨反対論が理解できません。 昔から鯨は捨てるところがないと言われてきましたし、食料確保の面でも特にわが国では重要な海産資源であると思っています。 商業捕鯨も何がいけないのでしょうか?調査捕鯨で捕獲した鯨を売却するのも、捨てる位ならば業者に売却し、食用等に役立てたほうがいいと思います。 乱獲は当然否定すべきですが、一定量を間引くことは海の生態系保全のためにも必要だと思うのですが。 皆さんのご意見をお聞かせください。特に反捕鯨派の方の捕鯨に関するご意見を求めております。 できれば私個人の考えの非難だけにとどまらないように。

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  • noribou11
  • ベストアンサー率45% (143/314)
回答No.15

なんで?とありますので私なりにアメリカの理屈を考察してみます。 といっても反捕鯨派ではありませんけど。 理由としてはアメリカの国内法に水棲哺乳類に関する保護法案があるから。 したがって、自国で禁止していることを国際的にアピールして何が悪い! 日本だって核に関しては自国で禁止していることを国際的にアピールしている じゃないかっていう意見もあります。むろん、食文化と核兵器は違うと思います。 実はこの法案に振り回されているのは我々日本人以上にアメリカの漁民なんです。 日本人には海のギャングといえばシャチを思い浮かべますが、アメリカの漁民に とって海のギャングとはアザラシなんですね。沿岸地域の水産資源を食いつぶす アザラシは鯨以上の被害をアメリカの漁民に与えています。 国内からも水棲哺乳類の間引きをしたらという意見が出ているにも関わらず アメリカの国内世論はヒステリックな動物愛護に変化はありません。 外国である日本の意見なんて更に受け入れられるはずがありません。 彼等にしてみれば「日本が多数決のルールを無視しようとしている」と 思っているだけでしょう。 多数決といっても国際捕鯨委員会には食用の捕鯨国なんてほとんいません。 昔はこの委員会も機能していて一時期は捕鯨再開が決まりかけました。 そこにアメリカが経済支援をエサに発展途上国を大量に加入させて 強引に反対多数へもっていった経緯があります。これに愛想をつかして 離脱していったのがノルウェーやアイスランド。捕鯨をしたことがない 国によって反捕鯨の決定がされているとはアメリカの一般市民は知りません。 なによりも捕鯨シーンはマスコミや動物愛護団体には金になる映像です。 日本だってニュースで牛の屠殺シーンが何回も放映されたら、 かなりの人が牛肉嫌いになるでしょう。少なくとも屠殺シーンを見て 「うまそう」とは思わないと思います。アメリカ人が捕鯨を理解できないのは 子供のころから鯨の解体シーンや捕獲シーンの映像を見ているからなんですね。 じゃあ、家畜はどうなんだ?という疑問があります。 家畜と鯨の違いはなにかというと屠殺方法が違います。現在、牛、豚、鶏は 意識のある状態で絶命させてはならないことになっています。つまり、 動物に恐怖を与えて殺害してはならないという考えがあります。 刺身や寿司は食べられるのに魚の活造りが理解できないのもこれが理由です。 魚には痛覚はないんですよと説明してもダメです。 日本だって今は電極銛を使用おり気絶を優先させていますが、 いまだに血を流して逃げ回っている鯨を追い掛け回しているというイメージで 宣伝しているため捕鯨方法に嫌悪感をいだくアメリカ人は多い。 動物愛護団体にもこの衝撃シーンは格好の宣伝材料になるため 失いたくない活動なんです。まったく、バカバカしいです。 日本では海ガメは一部を除き捕獲禁止です。アメリカも同様に禁止の方針ですが カメはは虫類ということもあって民間の保護活動が活発ではなく密猟が絶えません。 本当は鯨よりも海ガメの方が絶滅の危機に瀕しています。でも、市民に与える インパクトは哺乳類である鯨にはかないません。 一方で日本にも問題があります。現在、市場に出ている鯨肉の中には絶滅の恐れが ある種類の鯨が含まれています。政府が禁止しているにも関わらず何らかの理由で 捕獲、売買がなされています。こうしたところをキチンとしないで捕鯨再開を 訴えても大儀はありません。

novario
質問者

お礼

具体的でわかりやすい回答ありがとうございます。

その他の回答 (21)

  • yurarinco
  • ベストアンサー率34% (20/58)
回答No.1

乱獲によって数が減ってきているという理由の他には、 鯨類は意外に頭がいいので食材・資源ではなく友達として 接するべきであると考える人たちもいる、という辺りも 理由のうちの一つかなぁと思います。

novario
質問者

補足

yurarincoさん回答ありがとうございます。 頭がいいから友達として接するという考えは、他の生物、言葉を借りれば頭の悪い生物に関しては食材・資源として接してもかまわない、ということの裏返しにすぎないのではありませんか?

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