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なんで鯨を捕ってはいけないの?

現在下関で鯨に関する国際会議が行われているようですが、私としてはどうしても捕鯨反対論が理解できません。 昔から鯨は捨てるところがないと言われてきましたし、食料確保の面でも特にわが国では重要な海産資源であると思っています。 商業捕鯨も何がいけないのでしょうか?調査捕鯨で捕獲した鯨を売却するのも、捨てる位ならば業者に売却し、食用等に役立てたほうがいいと思います。 乱獲は当然否定すべきですが、一定量を間引くことは海の生態系保全のためにも必要だと思うのですが。 皆さんのご意見をお聞かせください。特に反捕鯨派の方の捕鯨に関するご意見を求めております。 できれば私個人の考えの非難だけにとどまらないように。

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  • noribou11
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回答No.15

なんで?とありますので私なりにアメリカの理屈を考察してみます。 といっても反捕鯨派ではありませんけど。 理由としてはアメリカの国内法に水棲哺乳類に関する保護法案があるから。 したがって、自国で禁止していることを国際的にアピールして何が悪い! 日本だって核に関しては自国で禁止していることを国際的にアピールしている じゃないかっていう意見もあります。むろん、食文化と核兵器は違うと思います。 実はこの法案に振り回されているのは我々日本人以上にアメリカの漁民なんです。 日本人には海のギャングといえばシャチを思い浮かべますが、アメリカの漁民に とって海のギャングとはアザラシなんですね。沿岸地域の水産資源を食いつぶす アザラシは鯨以上の被害をアメリカの漁民に与えています。 国内からも水棲哺乳類の間引きをしたらという意見が出ているにも関わらず アメリカの国内世論はヒステリックな動物愛護に変化はありません。 外国である日本の意見なんて更に受け入れられるはずがありません。 彼等にしてみれば「日本が多数決のルールを無視しようとしている」と 思っているだけでしょう。 多数決といっても国際捕鯨委員会には食用の捕鯨国なんてほとんいません。 昔はこの委員会も機能していて一時期は捕鯨再開が決まりかけました。 そこにアメリカが経済支援をエサに発展途上国を大量に加入させて 強引に反対多数へもっていった経緯があります。これに愛想をつかして 離脱していったのがノルウェーやアイスランド。捕鯨をしたことがない 国によって反捕鯨の決定がされているとはアメリカの一般市民は知りません。 なによりも捕鯨シーンはマスコミや動物愛護団体には金になる映像です。 日本だってニュースで牛の屠殺シーンが何回も放映されたら、 かなりの人が牛肉嫌いになるでしょう。少なくとも屠殺シーンを見て 「うまそう」とは思わないと思います。アメリカ人が捕鯨を理解できないのは 子供のころから鯨の解体シーンや捕獲シーンの映像を見ているからなんですね。 じゃあ、家畜はどうなんだ?という疑問があります。 家畜と鯨の違いはなにかというと屠殺方法が違います。現在、牛、豚、鶏は 意識のある状態で絶命させてはならないことになっています。つまり、 動物に恐怖を与えて殺害してはならないという考えがあります。 刺身や寿司は食べられるのに魚の活造りが理解できないのもこれが理由です。 魚には痛覚はないんですよと説明してもダメです。 日本だって今は電極銛を使用おり気絶を優先させていますが、 いまだに血を流して逃げ回っている鯨を追い掛け回しているというイメージで 宣伝しているため捕鯨方法に嫌悪感をいだくアメリカ人は多い。 動物愛護団体にもこの衝撃シーンは格好の宣伝材料になるため 失いたくない活動なんです。まったく、バカバカしいです。 日本では海ガメは一部を除き捕獲禁止です。アメリカも同様に禁止の方針ですが カメはは虫類ということもあって民間の保護活動が活発ではなく密猟が絶えません。 本当は鯨よりも海ガメの方が絶滅の危機に瀕しています。でも、市民に与える インパクトは哺乳類である鯨にはかないません。 一方で日本にも問題があります。現在、市場に出ている鯨肉の中には絶滅の恐れが ある種類の鯨が含まれています。政府が禁止しているにも関わらず何らかの理由で 捕獲、売買がなされています。こうしたところをキチンとしないで捕鯨再開を 訴えても大儀はありません。

novario
質問者

お礼

具体的でわかりやすい回答ありがとうございます。

その他の回答 (21)

  • popesyu
  • ベストアンサー率36% (1782/4883)
回答No.11

鯨のみを保護する現在のシステムは当然生態バランスの破壊につながることで、実際、一部増えた鯨のせいで他の種のエサが不足しているという研究事例もあります。 間引くという考えはどうかと思いますが、特別視するのではなく、他の種と同じように獲るべきかと。 でなぜそれが受け入れられているのかについては、鯨のもつ頭の良い・友好的というイメージが一役かっているのでしょうが、実際そのイメージをばらまいているのはアメリカなどによくいるエセエコロジストのせいかなと思います。彼らの描く小説や映画などの鯨像は気持ち悪いものがあります。ただこの流れは「鶏卵」ですが。 他には宗教も。 キリスト教的価値観では、家畜は家畜、神さまがそう定めたものなので、いくら殺しても良いのですが、鯨はそう記されていないというのもあるでしょう。 あとは政治的な問題。 鯨保護を訴えると資金も票も集まりやすいそうです。

novario
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 いいデータになりました。

回答No.10

#7さんのカキコ見ちゃいましたので、 >くじらやイルカの肉には驚くほどの濃度でPCB、水銀、カドミウム、 >他の重金属類、有毒科学物質など含まれていることが何年も前から >報告されています。 他の魚には、このような有害部質は、含まれていないのでしょうか? 鯨やいるかのみ有害で、普段われわれが食している魚の名が 出てこないのも不思議です。 さて、どんな詭弁が出てくるやら。 そう言えば、マグロも“禁止”の標的にされそうだね!

novario
質問者

お礼

マグロが禁止になったら、現在の寿司文化にとっては痛手ですね。 そんなことになったらさすがに日本人としては激しく抵抗してしまうでしょう。

回答No.9

昔の主要な捕鯨国は鯨を食物ではなく灯油(明かりとしての油)として捕鯨をしていました そのため電気が発明され灯油がいらなくなった為捕鯨の必要がなくなり数人の狂信的動物愛護家に同調する雰囲気が生まれてしまったようです 日本人のように鯨を食文化として持っている民族にとってはまったく迷惑なことです

novario
質問者

お礼

その通りですよね。 他国のエゴのゴリ押しは止めてもらいたいですね。

回答No.8

これはですね、西洋人が食べないからですよ。 西洋人も昔は、捕鯨をしていました。 「白鯨」という文学本、読んだ事有りませんか? 日本人と違うところは、彼らは食用でなく、鯨の油を取る為の 捕鯨という違いは有りましたけれどね。 では、何故捕鯨を止めたか? アメリカがベトナム戦争で、大量の枯葉剤を撒きましたが、 その環境破壊を問う場で、アメリカがその追及をかわす為に、 鯨を持ち出し、環境問題のシンボルとしてしまった訳です。 (先の京都議定書の事思い出してください。似たようなものです。) 当時アメリカでも捕鯨は行われていたものの、元々食用でもない事から、 その規模が小さかった。捕鯨関係者は、アメリカ国内の世論に 押されて辞めたということです。 鯨の肉が、牛肉に似ていたこともあるかもしれません。(輸出の為) 元々、鯨に関係無い国も、アメリカに付いた方が得であることは 理解できると思います。 それぞれの国に、食文化は有ります。自国は食さないからといって、 他国の食文化を否定する事は、甚だ許しがたいものと考えます。 アメリカの言う事に、すぐさま同調する日本人がいることは 情けなさを通り越して、怒りさえ覚えます。 他の質問カテで 「犬肉試食会のことで」があります。ここでも似た事やってます。 http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=266485

参考URL:
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=266485
novario
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 回答にある通り、自国の文化を他国に押し付けることはやめてもらいたいし、自国の文化を一方的に捨てることもやめてもらいたいと思っています。

noname#5746
noname#5746
回答No.7

こんばんは。 今のところは、皆さんおっしゃるようにかわいそうだから殺してはいけないという 意見が世界的にまかり通っているんだと思います。 しかしくじらが世界の海に増えすぎるほど多くなり、魚などの資源がくじらに食され 漁業に大きな影響を与えるようになれば一定量を間引かなければいけないというように なっていくのではないかと思います。 それからですが、くじらやイルカの肉には驚くほどの濃度でPCB、水銀、カドミウム、他の重金属類、 有毒科学物質など含まれていることが何年も前から報告されています。 私の住んでいる地方の新聞でもけっこう大きな見出しで何度も取り上げられていました。 ヨーロッパの北海沿岸などで浜に打ち上げられ死んだ鯨類のなかには、 汚染がひどくて有毒廃棄物として処理されなければならないものまであったといわれています。 参考ページ(画像表示されないかもしれません) http://www.yin.or.jp/user/rdavis/jp/index.htm くじらを捕獲する、しないは別として。 可能な限りくじら類の肉は食べないことをお勧めしたいです。

novario
質問者

補足

鯨の肉が食用として利用可能であるかどうかという点は、IWCのこれまでの調査によって可能であるとされていますし(全てOKではありませんよ)、実際商用に卸されていますし。それに鯨の利用目的は食用だけではありませんしね。

  • fuji1
  • ベストアンサー率29% (109/371)
回答No.6

こんばんわ。。 鯨を給食で食べた世代としては、ちょっと微妙な心境です。 ただ、参考URLを見ていただければ判るように、反捕鯨はアメリカが音頭をとってはじめたものです。 アメリカやイギリスなどの列強国は、石油が発見されるまでは鯨の頭からとれる鯨油以外はその場で処分していました。 大西洋から南氷洋、太平洋の鯨を取り尽くしたといってもいいこれらの国々が、今は反捕鯨を訴えています。 自分勝手だなと思うのですが、動物の保護とは関係ないところの話なので混乱するのでしょう。 私は、アメリカの牛肉を売りたい、ということもあるんじゃないかと思っているのですが。。 (このころは牛肉の消費量は少なかったですよね)

参考URL:
http://tanakanews.com/a0731whale.htm
novario
質問者

補足

>自分勝手だなと思うのですが、動物の保護とは関係ないところの話なので混乱するのでしょう。 なるほど。 捕鯨に関してはただ単に動物保護という観点からではなく、アメリカを中心とした一部欧米国家のエゴという面が大きいのでしょうね。 >私は、アメリカの牛肉を売りたい、ということもあるんじゃないかと思っているのですが。。 これは牛肉に限ったことではなくてアメリカは余剰生産物を日本に売り付ける、という政策を行っているからだと思います。

noname#3856
noname#3856
回答No.5

日本人は周りを海に囲まれた国であり、魚介類をよく食べ、クジラもその一つとして古くから食用その他いろんな用途に使っていました。 からくり人形の「ねじばね」にクジラのひげを使ったりと、日本文化の一つでもありますね。 これに対して西洋諸国ではクジラを食べるという習慣がほとんどなく、鯨油だけをとる目的で「乱獲」してきたという歴史があります。 今では他の油を使っていますので、クジラを捕る「理由」はないわけです。 ここに「クジラは賢い動物です。それを食べるなんていう野蛮なことはやめましょう。」という「西洋の理屈」が加わり、捕鯨禁止の流れが始まりました。 国際捕鯨委員会(IWC)では最初は捕鯨国の意見も強かったのですが、反捕鯨国側が自分の影響下にある捕鯨習慣のない国々(非捕鯨国)を加盟させることにより多数派工作を行ったため、現在では反捕鯨の勢力が強くなったわけです。 現在の世界では白人国家である欧米諸国が「発言力」を持っており、かれらの「倫理観・正義観」が押し通されています。 たとえば、彼らは「牛は神から与えられたもので、食べていい動物」としていますが、インドの人々にとっては、「牛は神々が乗る聖なる動物」とされており、食べるなんてもってのほかということになっています。 もし、アメリカがヒンズー教の国であったならば、牛を食べる国々を非難し、これをやめさせようとする動きが「世界的」規模で行われていたでしょうね。 捕鯨禁止をしなければならない「生物学的・生態学的理由」として、絶滅機器論がありますが、これも一部の欧米人が行った「推計」を元にしたものであり、IWC自身が行った調査ではこの十倍以上の量がいることが推計されています。 これらのことから、発言力を持った一部民族による少数民族への圧迫と見ることもできますね。

novario
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 質問に関してわかりやすい回答感謝します。

回答No.4

「なんで犬を殺してはいけないの?」 「なんで人を殺してはいけないの?」 重要な問題です。 考えると頭が痛くなる。 「定量を間引くことは海の生態系保全のためにも必要だと思う」 を人間に当てはめるとえらいことになりますね。 動物と植物の境界は。 卵はどうなのか。 あ~。頭がおかしくなる。 どうでしょう。あなたもちょっと迷ってしまいませんか?

novario
質問者

補足

なるほどhikaru_macさんのおっしゃる通り、えらいことですね。 ですが実際に鹿やカンガルーといった野生動物の間引きは世界的に見れば毎年何百万頭という規模でおこなわれていますし、植物は減らす一方ですね。牛、鶏、豚といった代表的な家畜は一部の地域を除き、先進国ではほとんどが人間の管理下に置かれて管理されているしまつ。 実際定量を間引いて生態系を保持することは陸上では珍しくない行為ではありませんか? それを海に関して行うことはどうなんでしょうか?

回答No.3

その通りで、鯨を食べる食べないは自由でしょう。 しかし、あなたが愛犬家で犬を食べている人がいたらいやな気がするでしょう。 それと同じで国際的にいやな思いをする人が多い場合、それに従うのはやむを得ないことだとは思います。

novario
質問者

補足

捕鯨に嫌悪を覚えているのはアメリカ・イギリス等の一部の欧米や、オーストラリア・ニュージーランド等の国家です。現にノルウェーでは商業捕鯨を行っています。 捕鯨が真に国際的に嫌悪されているのではなく、世界的に大きな発言力を持った国家の過剰な宣伝が国際的な雰囲気であるように見せかけているだと思います。

  • wolv
  • ベストアンサー率37% (376/1001)
回答No.2

難しいことはよくわかりませんが, たぶん,捕鯨反対の人たちにとっては, 「なんで犬を殺してはいけないの?」 「なんで人を殺してはいけないの?」 などと同じ質問に聞こえるのだと思います. > 一定量を間引くことは海の生態系保全のためにも必要だと思うのですが。 これはおかしいと思いますよ.鯨は人間が捕獲をはじめる前から海にいて, その状態でバランスが保たれていたのだから, 人が「間引く」ことによって生態系は崩れる方向に向かうはずです.

novario
質問者

補足

>難しいことはよくわかりませんが, ・・・・・・ >などと同じ質問に聞こえるのだと思います. この意見にはなるほどと感じさせられました。これでは 「じゃあなんで家畜は殺して食べてもいいの?」 と聞かれたときにどう答えるのかな?と思っています。 >その状態でバランスが保たれていたのだから, これは私の言葉が少なすぎでした。申し訳ありません。 ですが、例えばミンククジラは現在70万頭にまで繁殖して日本近海も含む多くの漁場を荒らす原因になっています。人間が保護する事で人間が損益を被るならまだ考えようはありますが、海にいるのはミンククジラだけではありませんから、当然他の少数の鯨の餌も不足になるわけです。現にシロナガスクジラなどの生息領域がミンククジラに取って代わられている事実もあるようです。 多いから殺すのではなく、増やしすぎたから減らすという考えにはなりませんか?

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