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総合スーパーが不振

ダイエーのような総合スーパーが不振になった理由は、歴史的視点から見るとどんな分析になりますか?

みんなの回答

  • code1134
  • ベストアンサー率20% (703/3370)
回答No.6

(20世紀の一時期デパートのMを凌駕する程)ダイエーの存在感が肥大化したので、たかがダイエー1社ものの見事に扱けただけに過ぎぬ、のに、総合スーパー業界全体が不振と!映り易いのかも知れませんね。(苦笑) (NO3さんがイオンが踏襲云々と指摘されていますが)イオン並びにイトーヨーカドーの2社は例え"総合スーパー"なるパラダイムを壊し、食品はイオン食品販売(仮称)とかヨーカドー衣料(仮称)とか分社化し、それら関連会社を束ねて行ってでも、私個人としては残りそうな気がします。 又、結果論になってしまいますが、(首都圏密着で、総合化を進めず、高級食品スーパーの枠内で成長路線を歩み、且つネットスーパーも展開している)"紀ノ国屋"辺りの方が(小さくてもキラリと輝く)巧い経営をし続けているので、今回の分析の時に示唆に富むと言えそうです。 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1453300.html http://www.nikkei.co.jp/neteye5/suemura/20040413n674d000_13.html http://www.nikkei.co.jp/neteye5/fukabori/20061027e3m2700227.html

  • cobe
  • ベストアンサー率23% (54/227)
回答No.5

ダイエーはスーパーの形を取っていますが、その実態はデベロッパーでした。土地を買い、そこに大型スーパーを出店し、土地の価値を上げる。 土地の価値が上がると、こんどはその土地を担保にかなりの借金が出来るようになりますから、もう一つ大型スーパーを出すことができる。街を作っていくゲームではよくあるストーリーですね。 という形で、地価上昇を利用してどんどんギアを上げていったのですが、いざ地価が上がらなくなると、借金の返済をスーパーの「薄利多売」から行わなくちゃいけない。担保となっている土地も、そこに店舗があるのだから、あっさりと返すわけには行かない。普通のスーパー並に売り上げたとしても、とても借金を返せる状況じゃない。新たな投資ができないから、店舗の改装もままならないし、従業員も減らさなくちゃいけない。防御も攻撃もできなくなる。 反対にイトーヨーカドーは、借金を殆どせず、土地も地主さんに長期で借りている契約です。なので地価暴落の影響を殆ど受けずに済んだというわけです。

  • baronmori
  • ベストアンサー率18% (46/248)
回答No.4

総合スーパーは全体として不振です。食品部門は伸びていますが、何でもかんでも総合スーパーで買う時代ではなくなりました。 お手ごろ価格の衣料なら、ユニクロなどの格安衣料専門店やもっと安いしまむら等がありますし、 より良いものを求めるなら百貨店等へ行ってしまうのではないでしょうか。 かつては電化製品も総合スーパーでじゃんじゃん売れていましたが、今では断然家電専門店で買う人が多いでしょう。 イオンや7&I等の巨大グループは、総合スーパー業態だけでなく、コンビニや銀行までそろえていますので、本当の意味での総合力もあります。生き残るのはなかなか難しい時代ですね。

回答No.3

総合スーパー会社自体は伸びています。 むしろ地方の小さなスーパーが体力負けし、どんどん閉店してしまっている状態です。 ダイエーがダメになったのは、 「拡大路線」と「ワンマン経営」が原因。 拡大路線とは、バブル期に急速に店舗拡大をしたこと、そしてそれ以上に、スーパー以外の様々な分野へと事業拡大したことです。それらはバブル崩壊と不況によりあっという間に多額の債務に変わってしまったのです。 ワンマン経営とは、創業者中内功さんの路線。中内さんの経営理念と現場の乖離が激しかったのでしょう。トップが動いても組織が大きくなりすぎて、会社が同じ方向に向けない。 結果、単に経営・事業を拡大するのみで、中身の伴わない、顧客志向にそぐわない現場ができてしまったのです。 今はありませんが、「ダイエーハイパーマート」というディスカウント業態が失敗例の代表かと思います。 ワンマン経営と書きましたが、ある意味これも「組織」の「拡大路線」の弊害と言えるのかもしれません。 以下雑談的に… 創業者中内功さん自体は、自身の努力で日本スーパーチェーンの基礎を築いた、スーパーの神様といっていいお方です。現在の大手スーパーの創業者も、類に漏れず中内さんの指導をしてもらっていたぐらいです。時代が悪かったんですかね… 現在では、ダイエーの路線は形を変えてイオンが踏襲しているように思います。ヨーカドーは本業のスーパー重視だと思います。ともに先人の失敗や教訓を生かし、時代の流れに即した経営を行っていると思います。ただ業界1位のイオンも、利益は多いですが、負債も多いですね。万一土地や利率の急速な高騰が起これば、ダイエーの二の舞になる懸念もあります。一方、ヨーカドーは堅実ですが、セブンアンドワイのブランド化にイマイチ成功しているとは思えません…(「アンド」という言葉が入っていること自体、統一感がないような?(^_^;) )  結局のところ、大手でも中堅でも目測を誤ると危機に陥るんですね。やはりトップの経営手腕と現場までの意思統一が大事なのでしょう。しかし、大手が伸びるにしろ、衰退するにしろ、割を食うのは零細スーパーと消費者のように思えてなりません。大手中堅が進出して地元スーパーが皆つぶれ、結局は大手中堅もつぶれてしまい、町はかき回されただけになってしまう、という状態は本当に最悪ですね。 全体的に、思い込みで書いている感があるので、あくまで参考程度に…

  • OldHelper
  • ベストアンサー率30% (761/2514)
回答No.2

ご質問を分類すると 1、ダイエーが不振になった理由 2、総合スーパーが不振になった理由 の二つになります。 2、の総合スーパーは不振になっていません。 イオンやセブン&ホールディングスが成長しています。 振返ってみると、ダイエーやマイカルのように衰えた企業と二極化が進んだことも確かです。 1、のダイエーが不振になった理由は、様々な書物が発行されていますので図書館で調べればよく判ると思います。 マイカルが不振になった理由とあわせて調べてみると、違う断面が見えて来ると思います。 栄枯盛衰の歴史は、経営者の思想がどこまで徹底して行われるか、ということかもしれません。 組織が大きくなると、見えなくなる部分、隠れて行われる部分、誤って判断される部分、などなど、経営を悪化させる部分が出てきます。 悪い部分を如何に早く発見して、傷が大きくならないうちに手を打てるか、が経営のポイントだと思います。

  • lv4u
  • ベストアンサー率27% (1862/6715)
回答No.1

不振への流れは2段階あると思えます 1)消費者の嗜好変化  安くて一定以上な品質の商品を供給すれば売れた   1.1 人々が豊かになり、個性化・高級化志向になった   1.2 売上げ不振へ   1.3 2)へ 2)会社としての力低下  有能な従業員・パートが頑張っていた   2.1 売上不振・経営不振から人員削減策   2.2 有能な人たちから退職   2.3 サービスレベル低下   2.4 2.1へ戻る なお、もうひとつの理由として「薄利多売」って方針があったと思います。それなりの価格を維持して利益を蓄積していたら、売上不振時に「次の一手」も打てたのでしょうが、そのための資金が無かったのでしょうね。有能な従業員がいなくなったあとに融資を受けても、現場の力の回復は難しいですよね。 そうしてみると、従業員を正社員から「派遣」や「偽装請負」などに置き換え、さらに昨今の統計にあったように利益配分が「役員報酬2倍、株主3倍、従業員微減」という日本の多くの会社は、2)の流れと同様に会社としての力(現場力)がどんどん低下し、10年後には消えているかも? P.S. ダイエーのような衰退ループに日本航空も入りつつあるような気がしています。

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