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残業代ゼロ政策
最近良く話題になっている残業代ゼロ政策の目的は何でしょうか?経済が良くなるということでしょうか?その場合、調査の結果、企業の多くが無駄な残業代を払っているという結果が出たのでしょうか?
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>ウィキペディアの方はなんとなく政策に反対の人が編集したような文面で気になりましたが、どうなのでしょうか。 wikiの文面では制度の問題点について詳細に記載される反面 利点については記載が無くバランスを欠いたものになっていると思います。 一応外部リンクに日本経団連の提言等も張られており そちらを閲覧すれば少しは利点が見えてくるとは思います。 348社の社長さんに聞いた雇用側からのみの「調査結果」も置いてありましたよ(笑)。企業が加入する団体なので当然ではありますが・・・・。 >これの政策は一概に良い政策とは言えないのでしょうか。 当方の回答も当人の思想が反映されてしまいバランスを悪くしたかも知れません。 右翼も左翼の主張がきちんと説得力のある形でなされなければ 当方の言う >人類全体の生活向上と先進国の特権的生活水準維持の両方を実現していく ことは不可能ですので、慣れないですが利点について補足をしてみたいと思います。 当方の立場は弱者重視では有りますが、同時に投資家(投資をやって負けている人の意)でもあり経済的観点も少しは 内在しておりますのである程度のバランスは取れると思います。 不十分な箇所は本職の経済的重視の方の回答をお待ち下さい。 >「無駄な残業で不当に会社から金を取らず、時間までに終わらせて帰りなさい」 と >「体を壊しても代わりは居るから、どれだけかかっても仕事をやり遂げなさい。但し金は払わんよ」 のように、簡略化してありますが、 経済的・企業的・長期成長的側面から言えば必ずしも欠点だけとは言えません。 労働基準法の枠を一部取り外し、 各企業へ「オーダーメイドの枠」を取り付けられる裁量権を与えるという性質の法律です。 人材能力の更なる活用 設備投資費への(当制度の経費削減による)資金増大 上記による長期的国際競争力の維持 更に上記による日本株式市場の維持 にとって歓迎すべき法案です。 企業としてプラスであり結果消費拡大・貿易黒字の増加・企業納付税増大など 間接的に一部日本経済への恩恵もあるはずです。 経済成長重視の各国の投資家を初め、 日本経団連、 成果重視の恩恵を受ける20~30代を初めとする人々(一概若い世代とは言えませんが元の給与が低い為) が具体的な人々でしょうか 逆に問題視されているのは企業の自由を与えて 労働者は本当に守られるのかという不安だと思います。 この点について900万と言う枠を設け全労働者の10%程度に限定していますので 直接影響を受ける人は現時点では皆高給取りな人たちです。 当方の個人的観点で言えば、能力を給与に100%反映させれば 同待遇の社員間でも賃金格差などあっという間に100倍を超えるでしょうし、 競争原理に基づく個人能力が最大限生きる職種では そうしなければ、他先進国に遅れを取ってしまうと思います。 例えばメジャーリーグなど個人として信じられないような年収の選手が居ますが そのことにより次世代のスターの卵達が他のスポーツではなく野球をやりますし、日本・キューバなど海外からも有能な選手が 来てくれる訳です。 これを上手く使えば 「何処の国で生まれようと世界の有能な頭脳は大人になれば皆日本の利益の為に働く」 制度を作ることも出来てしまうかも知れません。 労働基準法は時間を拘束し、時間に対価を払うことを義務付けています。 しかしプロスポーツや生態系の競争世界では、その生物の価値は 一瞬の働き で決まります。 獲物が取れるか取れないか、ホームランが打てるか打てないかが最重要であり 毎日決まった場所に決まった時間行けるかはそれほど重要視されません。 本来仕事の成果は必ずしも時間に比例していませんので 同法律はこの部分で弱者には優しく、強者には疎ましく思われていますし、 企業の成長を抑制する要因も持っています。。 上記の点でホワイトカラーエグゼプションは効果が期待されています。 同じくWIKI外部リンクより アメリカの4.考慮すべき事情等 参照 http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/05/s0520-7b.html にありますが、劣悪な経営者による対応として「転職が容易な労働市場」がアメリカにはあり 労働者を適用除外者として扱った場合には「倍額賠償制度による集団訴訟提起」が整備されているようです。 上記問題では、現在日本の転職者の生涯賃金は(一社での)終身雇用労働者の60%程度であるとされ(朝日新聞掲載) 複数のスキルやキャリアを持ち能力のある人材も含まれる筈の転職組は終身雇用制度の中ではかなり極端に冷遇されています。 下記問題では労働者による集団訴訟が起こる場面が日米でどの程度違うのか分かりませんが、 一般的価値観では訴訟は日本人にとって最終手段であり、 和を重んじる文化の中ではそのまま流用することは賢明とは言えません。 両方の問題点を初め、想定される問題への日本文化に合った対処が法案に盛り込まれれば 労使双方への配慮が適切に行われるという条件付では有りますが、先にあげた >人類全体の生活向上と先進国の特権的生活水準維持の両方を実現していく からも考慮の余地が有ります。 ただ現実には現政権は記載の通りかなりの右である新自由主義が近く、 対抗する民主党は、アメリカの2大政党ほど力が拮抗していませんし、 主張が労働者の現状に掴んでいない左の代表とはいえない状態ですから 当質問で反対意見が多いのはうなずけるのではないでしょうか。
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- ajyu7
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NO5です。 確かにご指摘の通り極端な例ですから、どこまでやるかは個別企業の判断となるでしょう。 本筋の裁量労働制の議論は、「時間単位での労働」を基準に作られている労働法制の縛りを少なくしようというのが主旨です。 残業代をどうするかというのは、実は本質的な話ではないのです。もちろん、労働者が搾取されないように経営者の監視とセットですけどね。
お礼
ありがとうございます。 労働の価値は時間と成果がありますが、時間を主張するのは労働者。成果を主張するのは雇用者。 今はあまりにも時間で決められていて、もっと質を高めましょう。ってことですよね? 私の知っている人にも不当に残業代を得ている人がいます。 労働の質を高め、時間を減らそう、ってことでしょうか。
- ajyu7
- ベストアンサー率55% (142/254)
デメリットは他の方が書いておられる通り、残業代を払わない悪質な経営者が出てしまう可能性があることです。そのため、罰則をつけて経営者に休日を確保させたり、長時間労働にならないように配慮すべきという方向で議論されています。 メリットも勿論あって、一部の知的労働者は「毎日8時間」働く必要がないため、休みや労働時間を自由に使うことができます。 例えば、営業マンが「1億円の売上目標」を達成すれば「年俸500万円」という目標設定であれば、3ヶ月で1億円達成すれば残る9ヶ月は出社する義務はないわけですね。 成果に見合った給料に設定できるか否かが成否の分かれ目でしょう。うまくいけば効率があがり、過程などで過ごす時間が増えますし、悪くすれば経営者がぼろ儲けするだけで労働者は酷い目に会います。 なお、外資系金融機関等では同様の制度を導入しているところもありますが、ある程度の残業代を見込んで年俸契約します(だから給料が良いようにみえることもある)。また、目標達成後の「ボーナス」契約をしていれば、目標達成後に働くことで収入がさらに増えるので、自由意志で残業する方もいらっしゃいます。
補足
すみません。残業代ゼロ政策って、管理者だけでなく年収が一定の額を超える社員も残業代を出さない。ってものですよね? その代わり、残業も含めて成果が出ればそれに応じて、ある程度は出来高制になるのは分かりますが、そんなに極端に出社しなくていいくらい極端になりますか?多くの会社はそこまで大きな変化はないと思いますが・・
- rangeru
- ベストアンサー率34% (15/44)
私の父はいつも夜遅くに帰ってきて,朝早くに仕事に行っていましたが,残業代はつかなかったそうです。だから,この手の議論は私にはどうもいまさらな気がしてなりません。私がまだ働いていないせいもあるのでしょうが。 政策の目的ですが,かなり私見ですが,おそらく社会保障費を企業が払う見返りではないでしょうか。いままでも,厚生年金の半額を負担し,社員の保証の一部の代金を支払い続けてきましたが,その仕組みも破綻しかけているのでもう払いたくないと企業が言い出してきたのでは?と思っています。しかし,これを認めると社会保障が破綻し,選挙で票が取れなくなるので,まだ影響の少ない残業手当を出さないことを企業に認めさせ,社会保障の破綻を防ごうとしているのではないでしょうか。 自分の興味が,ないものだと思っている残業代よりも,年金もらえないなら払わないほうがいいかなー,にあるのでこんな意見になった気もしますが。
お礼
ご回答ありがとうございます。 要するに、企業の人件費がかなり大きなウェイトになってきて、それを政府が認めているということでしょうか。 質問者様も企業が人件費が大きなウェイトになってきているとお感じになってますか?
- 63ma
- ベストアンサー率20% (265/1321)
残業代ゼロ政策・・・本来は契約雇用社員での関係で成り立つ制度かと思います。 つまり、自分の能力を売り物にした契約雇用ですから、成果を出すまでの経過で、残業と言う観念は必要ないからです。 しかし、日本のサラリーマンの雇用形態は、終身雇用制度がまだ主体です。 つまり、能力に着目した雇用ではありませんので、一定時間を企業活動の為に拘束し、超過した場合は、残業手当を払わなくてはならないと思います。 ですから、残業代ゼロ政策と言う制度は、今現在の日本企業では馴染めないと思います。 但し、管理監督者は、業務への拘束ではありませんので、残業と言う観念が無いと思います。 ところが、企業主側は、人件費を1円でも安上がりで済まそうと考えていますから(ある面、分りますが)、日本の社会風土に関係なく、良い所だけを取ろうとしてます。 仮に今の日本にこの制度を持ち込めば、契約社会の先進国家アメリカでさえ経験した事の無い、サラリーマン暗黒時代が来ますし、経済状況は不景気になると思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 要するに政策の目的は人件費を1円でも安くするためということですか。 私はこの政策を知って、「国民はもっと真剣に働くべきだ」「無駄な残業で不当に会社から金を取らず、時間までに終わらせて帰りなさい」というメッセージのように思えてなりません。ということはそういう調査結果が実際に出たのか、企業側の一方的な要望なのかそこが気になります。今、日本人は本当に真剣に働いていないのか、無駄な残業をしているのか、私には分からないので。ただ、周りを見る限り確かに残業代を食いモノにして、真剣に働いている人がまるで損をしています。
- mssine
- ベストアンサー率24% (38/156)
仕事の成果に応じた報酬にしたい、という経営側の要望によるものです。 例えば、AさんとBさんが居て、AさんとBさんは同じ能力があるとします。 同じ仕事をさせた場合、Aさんは8時間で片付けて、Bさんはダラダラ仕事をして10時間かかったとします。 結果、Aさんには残業代の支払いは不要で、グータラのBさんには残業代を支払わなければなりません。 そのダラダラを定量的に測ることができないのが問題なのです。 ダラダラ/グータラでなくとも、Bさんがヘビースモーカーで喫煙室に入り浸っている。という場合もあります。
お礼
ご回答ありがとうございます。 たしかにBさんみたいな人は私の知り合いや友人にもいます。 無条件で残業代が出るという今の状態は逆に本当はAさんのような気質の人もBさんのように変えてしまっている場合もありそうですね。 実際に政府の調査でBさんのような人が問題になっているという結果が出たということでしょうか。
はっきり言って、雇用者による労働者奴隷化計画です!
お礼
ご回答ありがとうございます。 政府は国民のほとんどを奴隷にしようとしているわけですか。でもそれで国が持つのでしょうか。
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お礼
ご回答ありがとうございます。 すごく勉強になります。 国が経済的に豊かになったとしても国民一人ひとりの生活が豊かにならなければ意味がないと思います。 でも国が豊かでないと国民の生活も豊かになりえません。 弱者を守らなければならないし、弱者を必要以上に守りすぎたり、必要のない人を守ったりするのは間違いだと思います。そして、日本を豊かにしているのは多くは強者?仕事の出来るひとというのも確かなので、あまり理不尽な待遇にすると優秀な能力が野球のように海外へ逃げていくかまたは手を抜き出すということだと思います。 そのライン引きがすごく難しいですね。 本当に困っている人は守ってやり、それでも力のある人、努力する人がしっかり報われるように政策を考えていって欲しい者です。