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ズバリ!大和グローバル債権ファンドの高配当はいつまで続くと思われますか?
大和グローバル債権ファンドの毎月分配型に投資しております。買い増そうかと考えていますが、この80円高配当は、団塊の世代の退職金狙いの広告塔で、その後、釣った魚には餌はやらない的なことにならないか心配もしています。ズバリ!この高配当はいつまで続くと思われますか?個人的見解でも結構です。グロソブの40円配当とどうしても比較して考えてしまいます・・・。
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基本的には為替レートが大きく下落しない限り続くと見ています。 要は、今の高分配の源泉は欧州通貨に対する円安の効果が大きいと考えられます。 月80円分配は基準価額に対する年間比率は8.93%です。 金利自体は、オセアニアを除けば大雑把に5%以下ですが、欧州は円安が続いているので、それで出来るのだと思います。 グロソブについては現時点では少し純資産が減少しましたが、これは他の資産に投資する毎月分配型投信の影響があります。 >この80円高配当は、団塊の世代の退職金狙いの広告塔で、 >その後、釣った魚には餌はやらない的なことにならないか心配もしています。 その通りなのですが、まず信託報酬が1.3125%と債券ファンドとしては非常に高いコストです。 同じ大和證券から出ている債券ファンドで「ダイワ投信倶楽部外国債券インデックス」は信託報酬0.6825%です。 こちらはほとんど分配をしないので基準価額が19609円と高いのです(参照URL)。 つまり、大和グローバル債券ファンドはコストだけでも倍ぐらい儲かるのです。 ここからが本題に入りますが、このファンドが不利な理由を挙げると・・ 1:為替相場は効率的なマーケットである。 2:1の結果としてコスト(信託報酬)の高いアクティブ債券ファンドがコストの安い債券インデックスに負ける可能性が高い。 3:同じ1の結果として日本と外国の金利差は為替で調整される。 要は、為替相場ってプロ同士が戦っている市場であり金利差なんて誰でも知っているので、例えば高金利通貨である米ドルに投資する場合と金利の低い日本に投資する場合で、将来の為替を織り込んで現在の相場が形成されるので、どちらが有利とは言えない為替水準になっている訳です。 つまり、大雑把に言えば高金利通貨に投資した結果として円よりも利回りが高くなる確率は50:50なんです。 だから、高金利だから有利とは言えないのです。 長期的には高金利通貨の方が下落するので、結果的には円金利とリターンは等しくなるだろうと考えて差し支えないのです。 実際に、米ドルって昔は1$=360円でしたよね(今は1$=118円とドルの価値が大幅に下落しました)。 って事は、長期的には高金利通貨の為替が下落して基準価額を下げる働きをするので、実質的には『元本を削って分配するのと同じになります』。 更に、債券インデックスに比べて信託報酬が高い事や、分配の度に税金が引かれる点も不利なのです。 但し、日本がインフレになって日本が外国以上に高金利になれば逆にこのファンドの基準価額が上昇する訳です。 その他にも、北朝鮮が東京23区を総攻撃してくれば円安になるので、これでもこのファンド基準価額が大幅に上昇します。 ですから、一概に基準価額が下落するとは言えませんが・・・