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忠臣蔵

昨年の年末特番で「忠臣蔵」をやっていました。 忠臣蔵にまつわる小説は、さまざまな小説家が書いており、色々な題名の小説があると思われますが、 なんと言っていいのかわからないのですが、 本家本元の『忠臣蔵』 なるべく脚色されていない『忠臣蔵』 の小説というものはありますでしょうか? 質問の意味が不明確で申し訳ありませんが、 よろしくお願いいたします。

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  • jasko
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回答No.1

そんなものはありません。 「忠臣蔵」というものかだの本家は実際の赤穂浪士の討ち入りの後、「仮名手本忠臣蔵」が成立する以前に、早速に芝居になったそうです。 脚色のない忠臣蔵とは 松の廊下で人刃事件があり、赤穂藩断絶。吉良は浪士に殺された」等の史実でしかないのであって、およそ赤穂義士伝の類は後世の作り物でしかありません。 要するに実際のところはわかってないのです。刃傷の理由にしても、大石の真意にしても。わからないなら、作ってしまえということで、三百年にわたっていろいろな人がさまざまな物語を夢想したのか、「忠臣蔵」伝説なのです。故に物語的には史実から離れるほど面白いのです。義士伝中の様々なエピソードは内外の古典からの戴きが多かったりします。 標準的な忠臣蔵、決定版的な忠臣蔵といえば片岡千恵蔵の「赤穂浪士」。テレビでは里見浩太郎の「忠臣蔵」などがオーソドックスです(ちと森繁が悪乗りしてますが)。中村吉右衛門の「忠臣蔵~決断の時~」は仮名手本忠臣蔵に近いものでした。

nobinobita1980
質問者

お礼

史実までお教えいただき、ご丁寧なご回答ありがとうございます。 大変勉強になりました。 作り話とはいえ、やはり当時の人々から注目された話題ではあったのですね。 毎年年末にやる忠臣蔵が楽しみなのですが、 今年の10時間ドラマを見ることができず悔しい思いをしていたので、 ご紹介いただいた、映画を見てみようと思います。 ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • luune21
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回答No.2

浄瑠璃・歌舞伎の『仮名手本忠臣蔵』が「本家本元」といっていいでしょう。作者は竹田出雲と書かれていることも多いのですが、並木千柳を中心とした竹田出雲(二代目)、三好松洛の三人の合作とされています。 実際の事件に取材し、鎌倉時代に場面を移して「こうであってほしい」という民衆の願望を満たすために一大虚構に仕上げたものです。もちろん、当時の人も鎌倉時代のものだなんて思って見ちゃいません。あだ討ち、悲恋、道行、勧進帳、忠孝、堪忍、等々日本人好みのモチーフを満載したスーパー大ヒット作ですね。 これが上演されていなかったら、その後の忠臣蔵もなかったのではないでしょうか。 http://www.amazon.co.jp/%E6%A9%8B%E6%9C%AC%E6%B2%BB%E3%83%BB%E5%B2%A1%E7%94%B0%E5%98%89%E5%A4%AB%E3%81%AE%E6%AD%8C%E8%88%9E%E4%BC%8E%E7%B5%B5%E5%B7%BB%E3%80%881%E3%80%89%E4%BB%AE%E5%90%8D%E6%89%8B%E6%9C%AC%E5%BF%A0%E8%87%A3%E8%94%B5-%E7%AB%B9%E7%94%B0-%E5%87%BA%E9%9B%B2/dp/4591074455/sr=1-2/qid=1168216474/ref=sr_1_2/249-9941680-6536334?ie=UTF8&s=books

nobinobita1980
質問者

お礼

なるほど ご丁寧なご回答ありがとうございました。 手前不勉強でもうしわけありません。 せっかく興味をもったからには、『仮名手本忠臣蔵』も読んでみようと思います。 作り話とはいえ、日本人にしかわからない精神でしょうね。 美しいです。 ありがとうございました。