- 締切済み
H.R.図は何をプロットしたものですか?
H.R.図はどのような恒星をプロットしたものなのでしょうか? 全恒星でしょうか?ある星団を構成する恒星でしょうか? ある星雲を構成する恒星でしょうか?距離が似たような恒星でしょうか? あるいは編者の趣味でしょうか?
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
みんなの回答
noname#40706
回答No.2
補足 ある星団、ある星雲を構成する恒星についてのHR図もあります。 この場合は、それらの恒星の距離が等しいと見なして差し支えありませんので、見かけの等級を絶対等級とみなして、プロットできます。そして、その図の様子から、星団や星雲全体の性質が分析できます。 しかし、ふつうの、というか、初期の(教科書などにはじめに載っている)HR図というのは、 A1で説明したように、近距離の恒星をまんべんなく網羅して作ったものです。 この図から、恒星の光度・表面温度・質量等の間の関係、恒星の進化など、さまざまな情報がえられたのです。
noname#40706
回答No.1
横軸のスペクトル型はどんな星でも簡単にわかりますが、縦軸の絶対等級は、その恒星の距離がわからないと求まりません。 したがって、距離が測定できる恒星が対象です。 距離は年周視差を利用して測定するのが基本ですので、近距離の恒星ということです。 どの程度の距離まで測定できるかは、よく知りませんが、おそらく数百光年程度までだと思います。 ただ、赤色巨星など、距離がかなり遠い恒星も含まれますが、これも年周視差を測定していると思います。