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主要部名詞
主要部名詞や"NP of NP"構造、プロミネンスなど、以下のサイトで使われている意味がよくわかりません。生成言語学者以外はあまり重要視されていない用語ではないでしょうか? http://odamasa.cocolog-nifty.com/diary/2006/10/post_6a53.html
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>生成言語学者以外はあまり重要視されていない用語ではないでしょうか? いいえ。 主要部(head)という言葉は Henry Sweet という人の A new English Grammar で使われています。この本は今から百年以上前の 1892-1898 年に出版されています。ちなみにこの学者は Pygmalion(My fair Lady)のヒギンズ教授のモデルといわれたこともある人です。(実際のモデルはこの人の弟子のダニエル・ジョーンズであろうといわれていますが) 「"NP of NP"構造」は専門用語というより、見たままですな。名詞句(Noun Phrase)という言葉も、伝統文法の時代から使われてきた、これも古くからある言葉です。たとえば5文型で有名なアニアンズ(Onions)も使っています。 プロミネンス。これは元来が音声学用語です。強勢があって目立つ箇所、というくらいでしょうか。それをちょっと応用しただけです。少なくとも生成文法では普通は目にしない用語です。 このサイトでは「メトニミー」という言葉も使われていますが、これは生成文法のライバルで、いまや生成文法をしのぐ勢力を誇る認知文法の用語です。もちろん、これももともとは古代ギリシャ時代からある修辞学用語ですがね。 生成文法自体がゼロから生まれてきたわけではない。生成という言葉も数学用語だし。 現代言語学で生成文法の影響が全くない理論もない。あからさまに敵意を見せている理論だって、用語だけは借りることが多い。その方がみんなに分かって便利だから。
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- Piedpiping
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>metonymy 換喩、ですが、これもラテン文法とまで古くとは言いませんが結構古くからあるのではないでしょうか? おっしゃるとおりです。 メタファーもメトニミーも語源はギリシャ語ですから。 >なぜそのブログの○○氏がメトニミーという用語を嫌うのか 嫌っているのはお友達の方です。お友達は言語学(者)そのものがお嫌いのようです。 ブログ主は認知言語学の人です。 #私は一般人で、突出した知識を持っているわけではありません。 #また、もちろんブログ主さんとも面識はありません。 #認知は嫌いだし(爆)
piedpiping さんはこのサイトで言語学の知識が突出した方とお見受けいたします。 metonymy 換喩、ですが、これもラテン文法とまで古くとは言いませんが結構古くからあるのではないでしょうか? 英語の品詞の分類がアリストテレスの分類法、またそこから修正応用されたラテン文法の分類法を真似てそこからほとんど変えず英語で一般化されたと読みましたが、換喩なども結構古くからあるのではと考えました。間違っている認識かもしれないです。 なぜそのブログの○○氏がメトニミーという用語を嫌うのか、がpied さんのおっしゃるように生成文法と対立する認知文法の主要用語というのは興味深いです。わからないのは、ブログ氏とその友人氏の会話のやり取りです。だって、写メの話を生成文法と認知文法の対立の話にしているわけで、ゆるい話だなって思いました。つまり、意味論と統語論を同列で比較しているようなもんでしょ?お茶話なんでどうでもいいんですが。