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ツキノワグマ、捕獲の9割が殺処分…について

今年4月から11月末までに、ツキノワグマ4737頭が有害捕獲され、うち9割の4250頭を殺処分(捕殺)していたことが、読売新聞の全国調査でわかった。 ・・・とニュースにありました ・・・信じられません ツキノワグマは絶滅が危惧されている動物です それをポンポン撃ち殺すなんて・・・ しかも彼らはからだも大きく そのからだを維持するために食べるものがないから 仕方なく里へ下りざるを得ないというのに 彼らの中には母熊もいたでしょうに・・・ 残された小熊のことを思うと きっとその子たちも飢え死にです なんて安易に殺害するのでしょうか このままでは絶滅は避けられないと思います 確かに クマが出没する地域の方にとっては命がかかっている問題です だからこそ もっと国が力をいれて 野生動物と人間との区別をし、どちらも保護できるように 整備すべきだと思うのです おそらく このままさらに数がへり絶滅への一途が決定したとたんに 手の平を変えたように保護、保護というようになるんだと思うと 本当に腹立たしく思います 命をなんだと思ってるのでしょう 自分たちが彼らの住処をうばっておいて 農薬を山に撒き散らし、針葉樹を枯らせ、杉ばかりの荒れた山にしておいて 出てきたら撃ち殺すなんて あんまりです なにか良い方法はないのでしょうか? 日本の動物愛護協会や熊の保護活動の協会などは なにも対策を立てていないのでしょうか? それとも国が全く無視なんでしょうか? とても悲しくてたまりません クマに襲われる人と エサ不足のクマを救える方法はないのでしょうか?  

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noname#160718
noname#160718
回答No.6

 獣医師でクマの保護事業に少しだけ関わっている者です。また、今朝の読売新聞の記事でコメントを出していた1人は、私の恩師だったりします。  クマの放獣は、捕獲したクマに麻酔をかけて眠ってもらい、イヤータグや電波発信機を取り付け、DNA等の検体を採取してから行っています(全てに対してではありませんが)。  この「麻酔をかける」部分で獣医師が必要なため、本来は別の仕事に就いているのですがクマが捕獲されたときだけ出動しています。上に「少しだけ」と書いたのはそういう意味です。  放獣前には催涙スプレーをかけて「お仕置き」しています。これが強烈なスプレーで、風向きで間違ってほんの少しだけ流れてきたガスを吸ってしまっても、2時間くらい七転八倒してしまいます。  この「お仕置き」ですが、個体によってはあまり効果がなく、懲りずに人里に出てくるクマもいるという報告もあり、イヤータグや発信器によるデータ取りは、このお仕置きの効果のデータ取りをしている意味もあります。  野生動物相手の仕事は土日もないのは仕方ないのですが、クマが捕獲される度に大人数(猟友会等も合わせると7~8人は集まります)が出動して、僅かながらの「捕獲されたが殺されなかった数」を稼いでいるというわけです。  野生動物と人間との共存についてはクマだけの問題ではないのですが、「自然ではないこと」をしてヒトの寿命が伸びた結果人口が増え、ヒトの生息域の拡大の結果、野生動物の生息域を狭くしているわけですから、「絶滅するのも自然」などと気楽なことを言っている場合ではないような気がします。  また、「野生動物と人間社会の境界線を引く」ということの重要さはみなさん理解しておられるようですが、昔は境界線上の山村やその山にはヒトが仕事をして一種の緩衝地帯を作っていたわけです。  その山村には現在ではもう若い人がいなくなり、野生動物からは与しやすい老人しかいないわけです。そこでヒトからの圧力をあまり受けずに好き放題することを憶えてしまった野生動物は、今度はさらにその下の市街地へ出没するようになります。  現在のクマ騒動の全てが、これが原因だとは私も思いませんが、「境界線」が昨日しなくなった理由の一つに「農山村の荒廃」は確かにあるのでしょう。  サルの被害が激しい果樹園に隣接して牛を放牧したら、次の年からサルの被害がゼロになったという事例もありますし、それはおそらくそのままクマにも応用できるはずだとは思います。  そういう意味で農林漁業というのは、本来自然と人間社会を有機的に結びつける役割を果たしているのですが、こうも減ってしまってはそういう機能も果たせなくなりつつあります。  なお、統計の「捕殺数」には、まだ何ら被害を及ぼしていないクマももちろん入っています。殺されたクマ全てが「仕方ない」わけではありません。

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質問者

お礼

回答ありがとうございます これが何か一つを解決すれば丸く収まるものではないことくらい 重々承知しております その上での怒りです 仰るとおりの過疎も一つの原因ですね 私の田舎の山も荒廃の一途です 長い間放置された荒れた杉林にはモグラもいません あなたのような方が保護に携わっていると知り 少し安心しました 私も自分の出来る範囲で 自然保護に努めたいと思います

その他の回答 (10)

回答No.11

1・2ヶ月前、テレビで熊が人里に降りてきてしまう理由の1つとして、 植林が挙げられていました。 熊は身を隠しながらエサを探し、山と人里の間に開けた土地があると それ以上は降りてこないらしいのですが、その開けた土地に植林をしたために 降りてくるようになってしまった所もあり、植林を伐採するそうです。 何のための植林だったのでしょうね。 また他の策としては、ドングリを集めてある団体に送ると、 熊の生息地にそれを蒔いてエサとすることで人里に降りてこないようにする、 という活動もされているようです。 これに関しては賛否両論あるようですが、団体による見解書がHPに掲載されています。 「熊 ドングリ」で検索なさってみてください。 何にせよ、熊、猪、身近なところではカラス、野良猫・・・ 私は、絶滅の危機に迫っていなくても人間の迷惑になるものは排除、 といった考え方に疑問を感じます。 難しいことは重々承知ですが、カラスならゴミ捨て場にフタをつける、 野良猫なら地域猫活動など、現在も努力をしている方が沢山いらっしゃいますが、 時間をかけてでも動物との共存という方向で考えていって欲しいと願っています。

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質問者

お礼

団栗は聞いたことがあります 来年は子供と拾って送ってみようと思います それらが無駄であるとか 人間のエゴであるとかは別の問題で 子供には少なくとも クマも蛇も鷹も魚もみんな同じなんだという気持を 教えてやりたいと思います ありがとうございました

noname#160718
noname#160718
回答No.10

 スズメバチは元々ヒトの近くに生息する、「生活圏を共有する動物」です。別に人間が住処を奪っているわけでも何でもなく、ほとんど有史以来、ヒトとスズメバチは共通の生活圏を巡って闘っているライバルです。  元々生活圏が隔絶されていたクマとは事情が全く異なります。  何より、レッドデータブックに「絶滅が危惧される地域個体群」として中部地方と東北地方以外のほとんどの地域で指定されながら、これだけ景気よく殺されている動物はクマくらいなものです。

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質問者

お礼

・・・・ほんとうにそうですよね 乱獲、虐殺に値するくらいの殺数だと・・・思います

  • mariam
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回答No.9

NO.5です。 今年射殺された熊は5059頭だそうです。怪我をした人は147人、死んだ人は数人(正確な数字は忘れました)です。つまり97%のくまは、何もしないでただいるだけで殺されてしまったわけです。 学者がこのままでは熊が絶滅する地域が出て生態系を乱してしまうと警告を出しています。 射殺賛成の人はそれでも射殺は仕方ないと言うのでしょうか。 また、よく「ベジタリアン以外は文句を言うな」という人がいますが、では逆にお聞きしたいです。「肉を食べる人は自然保護活動をしてはいけないのでしょうか」「近所で動物虐待があってもほおって置かなくてはいけないのでしょうか」「動物愛護法は間違いでしょうか」 自然保護・動物保護をしてはいけないのなら、近い将来生き残るのは人間と家畜と細菌とゴキブリぐらいになってしまいます。そしてそれから遠くない将来にはすべての生物が絶滅してしまいます。 熊・狐・狼・ライオン・象などがいてこその地球の野生態系です。 地球の温暖化を考えてください。人間の便利さだけを考えた経済の発展、それに伴う森林の伐採が温暖化を引き起こしたのです。熊の出没は里山の荒廃というのも原因の一つですが、人間の住処の拡大、つまり野生動物の住処の減少が大きいのです。 そろそろ人間第一主義を考え直すときだと思います。お金がかかるとしても、森林の復元、熊を捕獲して離す、街中に入れないようにする、やたら山奥に入らないなどの対策を打つべきです。

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質問者

お礼

>近い将来生き残るのは人間と家畜と細菌とゴキブリぐらいになってしまいます まさにその通りですね 私も子供にいつも聞かせています きれいな場所には美しいものが 汚い場所には汚いものが出てくるのだと

  • marumets
  • ベストアンサー率42% (199/463)
回答No.8

種の絶滅のこといえば、天然痘菌等の病原菌も生命であり、またひとつの種ですが、これらも撲滅すべきではないとのお考えでしょうか。 熊はかわいそうで、病原菌は根絶すべきというのも人間の単なるエゴではないのですか。 また、近年スズメバチによる被害が報告されていますが、このスズメバチについても駆除はすべきではないとお考えですか。 蜂の場合、刺した個体のみならず、巣全体を駆除されていますよ。 住処を奪われ云々というくだりは熊と全く同じですが。 自分がこれらの危険と直面していない方には決してわからないのでしょう。 かわいそうだと思うのは勝手ですが、それを他人に押し付けないで戴きたい。

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質問者

お礼

あなたの言うことは・・・ ちょっと極端です

  • Komiker
  • ベストアンサー率16% (83/518)
回答No.7

>なにか良い方法はないのでしょうか?  本質的なところを。  クマだけの問題でなく、他の野生動植物すべてが同様の状況にあるのです。唯一の解決法はヒトが個体数を大幅に減らした上で生活方法を自然に即したものに戻すことです。あなたはそれができますか?

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質問者

お礼

本質であってもそれは極端な話で 真に解決を望む回答とは思えません ましてや私は神ではありませんので 私にその権限はありません あればとうにやってます

  • mariam
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回答No.5

人間が熊の住処を奪いつつあるのですから、人間が何かをすべきだと思います。 これ以上の乱開発を止める、山菜取りといって勝手に山の奥に入っていかない、熊を山へ追い返す、山の奥地に熊の好む実をつける木を植えるなどです。 人間が勝手に森を減らし、しかもその奥まで山菜取りといって勝手に入っていく、熊がびっくりして手を上げると、射殺する。人間て勝手ですね。 今は平野に土地が余っています。放置された農地や人の住まないアパートや駐車場という名の空き地。こういうところを活用すれば良いですし、山菜が食べたければ買うなり家のそばで栽培すればいいのです。 町に出てきたくまは食べ物があるのを知ってしまったので殺さざるおえないということですが、そんなことはありません。実際に熊を山に返す運動をしている人たちがいます。熊は臆病なので町が怖いところと思えば帰ってこないそうです。なので捕まえた熊を離すときにはドラム缶を叩いたり、怒鳴ったり、消火器を使ったりして脅かすそうです。町に帰ってくる率は一割だそうです。 山の中に木を植えるというのは本来の自然保護とは違うかもしれませんが、すでに日本の自然破壊をしてしまっている、つまり人工的に日本を作り変えてしまっているわけですから、人工的にそれを修正するのは当然だと思います。 熊が、町は怖いけど山には食べ物があると思えば安易に山から下りてはこないはずです。 さっさと殺してしまっては、熊に学習させる機会もないですよね。 よく生き物を殺すか殺さないかという一かゼロの発想をする人がいますよね。でも、大切なのはその途中ではないでしょうか。出来るだけ殺さないという発想です。 でないと、この場合であれば異常気象で山に食べ物がなくなったとき、熊の伝染病が流行ったとき、熊が激減してしまいます。そのときになって熊の絶滅を心配しても遅いのです。 トキを思い出してください。17羽になったころ絶滅を心配して、捕獲しました。でも絶滅してしまいました。ここまで数が減ってしまうと、血が濃すぎて繁殖できないのだそうです、なぜ昭和30年代に農薬を制限できなかったのか。悔やまれますよね。人を優先したため、経済を優先したためですよね。 質問者さんだけでなく、これを見た皆さんに自然保護について考えていただきたいと思います。私たちのひ孫にも豊かな自然を残してあげたいですよね。

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質問者

お礼

私の質問がとても感情的になっているので いろいろ批判もありますが ・・・でもそれでも 可哀相だと思ってしまうのです 共存共栄がいかに難しいか 相手が恐竜だった場合 どちらかが絶滅するまで排除しなくては 生き残ることはできないでしょうけど 今これだけの力を持った人間が もはや弱者となとったクマを保護するのは当然だと 思うのです あなたのように考えてくれる人が一人でも増えるといいなと 心から思います

回答No.4

熊の被害(死んだり身障者になったり…)が多いので、仕方のないことでしょう。 ところであなたは牛肉や豚肉も鶏卵も食べませんか? 自分が食べるために、それらの動物を殺しているわけです。 いや、菜食主義者というのなら、苺でも白菜でも、人間に食べていただくために育っているのではないのです。 熊を殺して可愛そう…などと感情論で喚くのは、自分達は食べないから捕鯨を禁止しろと喚いている低脳アメリカ人と同じです。

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質問者

お礼

あなたのいうことは極端です

  • mojitto
  • ベストアンサー率21% (945/4353)
回答No.3

一度、人里に降りてきてしまったクマは処分せざるを得ません。 なぜなら人里に食料があることを知ってしまったからです。 このようなクマは来年になるとまた人里に降りて、物的・人的被害を及ぼす可能性が高くなってしまいます。 自然保護より国民の生命と財産を最優先に守るのが政府であり、地方ですので、クマが人間に被害を与えたら殺処分をせざるを得ないのです。 大事なことは人間と自然の間に境界線を引くことですが、ひと昔前はうまく共存できていたと思います。この微妙なバランスの拮抗を作り、維持することは容易ではないと思います。 共存できるうまい手があればいいですね。 自然保護の観点から言えば、絶滅危惧種であれ、飢えていても放っておくしかありません。彼らは自然の中に生きていますので、飢饉で死ぬことも生態系のバランスを保つ一因子です。 絶滅したらそれはそれで仕方がないのです。 人間がエサを供給してしまうと、人間を恐がらなくなったり、クマが増えすぎて生態系を壊してしまいます。 冷たいようなことを言いましたが、私も悲しいことには変わりありません。

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質問者

お礼

はい確かにその通りです 地球の歴史は人間が手を加える以前からずっと そうして淘汰されてきましたから それでもそれに逆らっても守りたいのです あそこまで射殺するのは自然界に逆らっていると思うのです 感情論でも構いません 野生動物がこれ以上人間の手で『殺される』のはいたたまれないのです あなたのお優しい気持はよくわかりました ありがとうございました

  • yoshi-thk
  • ベストアンサー率38% (2059/5283)
回答No.2

感情論だけでは済まない話なのです。 トータルので自然のバランスが狂っているし、人間の住む世界と動物の住む世界を分離していた境界線が 無くなってしまったという点で問題があるのです。 この問題を一挙に解決しようとするのは難しい話です。 この先、何十年も掛かってもう一度動物と自然との境界線を作り直す必要があるのです。 今一度、自然との付き合い方を考える時期に来ていることは間違いはないですが、 動物が、人間への恐怖を知らないまま、人里に近づくことが問題であり、やむなく殺戮処分しているのです。 質問の様子を見ていると、感情論に流されているようですが、自然と共生していくというのは難しいのです。 自然とどのようにどのような付き合い方をするべきなのか、考えるべき時期に来ているのは間違いはないです。 最低限のルールとして、ハイキングなどで、人間の食物を放置することや、 感情にまかせて食物を与えることだけはするべきではないでしょう。 そのようなことをするので、人間に対しての恐怖を知らないで、人間の住むところに動物が入り込んでしまうのですから。

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質問者

お礼

>最低限のルールとして、ハイキングなどで、人間の食物を放置することや、 感情にまかせて食物を与えることだけはするべきではないでしょう。 そのようなことをするので、人間に対しての恐怖を知らないで、人間の住むところに動物が入り込んでしまうのですから。 人間も教育が必要ですよね・・・ ええ、モラルのない人間が本当に多いです 仰るとおりです だからといって このまま射殺をしていいとは思いません あなたの言うとおり 考えなくてはならない時期をもうかなり昔からむかえているのですから

  • nagare33
  • ベストアンサー率18% (2/11)
回答No.1

世界遺産をシカガ喰う この本読んで見てください。あなたの安易な絶滅してしまう、という考え方が変わるはずですよ。

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質問者

お礼

それは存じています それもある種、人間の責任ですよね 森は守らねばなりません クマだけを、と言ってるのではないのです

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