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攻殻機動隊 solid state societyについて

先日、早速借りてきて見たのですが、 いまいち全体の流れがつかめません;; 理解できた方で どなたかわかりやすい表現で 主旨の解説をしていただけないでしょうか。

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回答No.2

たびたび、失礼いたします。 >最後の方で無意識の少佐がこの事件の一端を担ったというような内容の発言がありましたがそこのところはどうなんでしょうか? ですが、この辺は、観た人によって、感じ方が違う仕組みに 成っていますね。 説明するとなると、かなり長くなります。すみませんが。 原作も劇場版にも言える事ですが、 見る側が、話についてゆけるか?を試しているのではないか? というくらい、コア向けな感じがしますよね。 難解ですね。 「無意識」というのは、「お化けの罪」と同意義かな? つまり、ネットに残る痕跡(今でいうとクッキーかな) が、因子に成る。 また、遅効性ウィルスのように、潜伏後に発症するタイプの ものなのか? 分かりませんが、何らかの痕跡を残し、影響していたと 言う事でしょうか。 まして、義体をいくつも乗りこなし、身代わりに出来る時代。 義体に自分のメモリーと記憶の一部をコピペしたりできるわけだし データというよりも、それらが一人歩きしてもおかしく無い。 そんな時代だからと言う事でしょうか。 事件の内容以外は、そこは、SFなんですよね。 設定として、もともと、個が個である事を証明する手段は もう無くて、魂(ゴースト)の有無が、本人たりうるかを 証明する手段になっているんですね。 怖い時代です。 だので、出て来ませんが、原作では、公務の霊能局が存在してます。 実際、傀儡回も、本体の肉体は2年前に自宅で腐って死んでいた訳で 出社嫌いな傀儡回は、義体を厚生省に出社させていたわけで。 その義体がオリジナルとして振る舞っていた訳です。AIですが、、、 最初の劇場版「ゴースト イン ザ シェル」で、 バトーが「セルロイドの人形に魂が入る事だってあるんだぜ?」 と言っていますね。 ということは、傀儡回もその議体にゴーストが宿っていたら? 義体でも、本人ですよね。 けれど、本体が死んだ以上、お化けに罪はないので、 無意識になってしまった。 この辺は、映画「イノセンス」で、誘拐された子供が ゴーストダビング装置にかけられているシーンがありますが、 愛玩用ロボットにダビングする事も出来てるSFなんですね。 つまり、魂が宿ると、ただの人形ではないので一部の変態さんに 高く売れるわけですね。この事件を追うのが、映画イノセンスでした。 話を、戻しますが、 「人形使」という原作のハッカーは、 もともと、条約審議部の中村部長の指示で動いていた 情報収集プログラムだったんです。 その時一人歩きして、議体の製造ラインがハックを受け プログラマーの魂と、情報収集プログラム(プロジェクト2501)が 一生命体として、亡命を希望します。 逃げ場は9課でした。なぜなら、草薙素子と融合して ネットに、因子(子孫)をばらまきたかったからです。 はじめから、素子という名前は、暗喩だったんでしょうね。 コピーを残すのではなく、 生命には男女があって、ゆらぎがある。 それこそ、絶滅を逃れる術なので、素子と融合したがったんですね。 合体です。(笑) と、いうわけで、傀儡回も、融合しつつ、痕跡を残した。 だって、事件が解決しても、孤独老人は、すでに、 傀儡回という存在を知ってしまったし、集団を作っていたので、 公安が介入しても、一部のこるでしょうしね。 つまり、傀儡回に素子がダイブしましたよね バトーが言ったとおり、霊媒のように、傀儡回のモニターに なっていたので、傀儡回が意味消失すると、素子の電脳もヤバい。 最後は、素子の目覚める場面に飛ぶし、 タチコマのメモリーも消えてしまった。 バトーが、素子とつながってる、コードを抜こうとしましたよね。 でも、手がハックされて動けなかった。 それは、タチコマを経由して、傀儡回の電脳をバックアップして いたので、おそらく、タチコマのAIから、バトーとつながる アクセスコードを入手したのでしょう。 だから、一瞬、タチコマの眼が、ギロッと向いたのですよ。 タチコマと素子と傀儡回はあの時、並列だったんですね。 バトーは傍観者なだけで。 荒巻課長は、電脳化されてないから。分け分からんでしょうね。 どうですか、長くなってしまいましたね。 この辺で。

gremy
質問者

お礼

再びご回答ありがとうございます。 そこまで理解してらっしゃることに頭があがりません。 >義体をいくつも乗りこなし、身代わりに出来る時代。 義体に自分のメモリーと記憶の一部をコピペしたりできるわけだし データというよりも、それらが一人歩きしてもおかしく無い。 たしかにそう考えると、しっくり来たような気になります。 2034年と聞くとそう遠くはない未来のような気がしますが、 勝手な想像だけでなく、ちゃんと設定されたバックグラウンドを理解することって大事ですね。とくにSFは; この難解さがまた攻殻シリーズの虜にさせます。 次回作もわからないことがあったら質問しますのでそのときも よろしくお願いします笑

その他の回答 (1)

回答No.1

僕は、かなりの攻殻ファンと思っています。 今回の「攻殻機動隊 solid state society」は 複雑ではあるものの、ハリウッドでもなかなかない、 シュールさ、と深さがありますね。 アニメオタクではない、僕もはまっています。 今回の話では、 もともと、攻殻機動隊こと公安9課の実行部隊隊長の 少佐こと草薙素子が 前回の事件以降、達観してしまい、9課を離れて 独自の行動を取っているので、「傀儡回」と勘違いをされて しまいます。 たしかに、少佐は潜入走査の結果、条約審議部の中村に雇われる格好で 通称:傀儡回となり、国際テロ事件で最初に自殺する大佐は 少佐の仕業です。 さて、本物の「傀儡回」は実は、かなりまじめで 政治家よりも、実行性のある腕利き官僚だったのです。 最後に自分で頭を打った人。 実際には、2年前に本人は死んでいましたが。 つまり、恐怖ですが、彼の魂とメモリが一人歩きして 今回の事件に発展したので、無意識化の出来事になってしまいました。 「傀儡回」は実際には、世のために成る事をしたのです。 日本で実際に問題になっている、 老人の孤独死/少子化/児童虐待/自殺 これらを、解決する手段として、「老人介護ネット」内に 「solid state」を作ったのです。 それは、老人の個々の電脳をつないで、大きな宗教団他のように なっていて、 老人は孤独に貴腐老人で死ぬが、その相続人として、 虐待で殺される子供を、親自身が誘拐し、電脳化させ 親子の、お互いの記憶を抹消。 そうすることで、老人は孤独死を免れ、財産は国に取られず、 虐待されている子供は、救われる。 そういう、循環が成り立っていました。 けれど、法律的には、電脳倫理問題、人権問題に反する以上 警察の出る幕になったのです。 しかし、それを悪用する、政治家が現れたのです。 その政治家は名声と金に眼がくらみ、一般の人間の誘拐まで していたのですね。それでは、理想主義者の「傀儡回」には 邪魔なので、「傀儡回」はテロ組織のスナイパーに暗殺させようと したのです。 この時点では、少佐の仕業?テロ?一体なんなんだ と9課と、観ている方も分け分からない状態になっていたのです。 実に、ミステリーですね。一体だれなんだ?と、、、 最後、「傀儡回」は原作で言う人形遣いに良く似てますが、 素子とつながる事も望んでいたのです。 つまり、「少佐」や「傀儡回」はネット上に様々な因子を ばらまいてもいたのですね。 これは、前回のTVシリーズの「クゼ ヒデオ」が実験した事が 実行され、民衆の意識の向上が成り立っていた。 という、ミステリーにつながっていたのです。 つまり、「傀儡回」は、児童虐待の子を救っていたけど 法律上は問題あるよね。でも解決しても、 虐待児は、元の親に戻され殺されるかもしれない。 「正義ってなに?」とトグサは悩むのです。 以上。

参考URL:
http://ethercafe.exblog.jp/
gremy
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます! すごい分かりやすかったです! どこに少佐がかんでいてなにがなんだかわかりませんでした。 最後の方で無意識の少佐がこの事件の一端を担ったというような内容の発言がありましたがそこのところはどうなんでしょうか?

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