様々な説が書かれていますが、実際に奈良を知る者としては、No.1の人が指摘されているサイトの記事が当たっているように思われます。薬師寺の西塔が長らく失われていましたが、20年くらい前に再建されました。無事存在してきた東塔と比べた時、あの美しい塔が建立当時はこんな色彩だったのだろうかと驚きました。緑(一般に言う青)と朱色(丹)との対照に違和感を覚えたからです。同じような時期に修理された春日大社の板囲いの色も同様です。上代の色が本当にあのようであったかどうかは知りませんが、少なくとも学者が残された顔料の残滓などを研究して復元されたと信じます。
三重県の地名に「丹生(にゅう)」というのがあり、上代からそこで採れる水銀が奈良等に運ばれて仏像の金メッキに使われ、さらには紅などの化粧品にも使用されたと聞きます。現在も採鉱跡が存在します。
奈良を歩けば、「青丹よし」という枕詞が自然に浮かんできますよ。
お礼
まとめて御礼。みなさん、ありがとうございまた。 青と丹で青と赤の二色派と、丹は土の色を意味していて、 青の色が青丹よし であるの二つの考えがあるみたいですね。