昭和48年頃の建物ですね。
最近耐震の相談が多いので見に行くと昭和45~48くらいの建物を見ます。防蟻処理の薬散布や、床下の換気を取るためにかつての業者が建物の中の基礎を60センチくらいはつって(壊して)いったそうなのですが、その当時の建物はベース(底盤)のない棒基礎で鉄筋なしということが多く、かわいそうにその中の1件は今まで連続していたために保たれていた力の均衡が崩れ、切り取った基礎の側の柱近くでせん断力(鉛直荷重による)により基礎の構造クラック(つまりガッツリ割れちゃっていた)を引き起こしていました。
そのような事例もありますので老朽化した構造内容が不明の基礎に穴は空けないほうが良いでしょう。リフォーム業者には建築士資格を持っていないことが多いので(建設業登録で仕事はできますし)基礎の開口部補強がきちんと施工できるかはよく確認しなければなりません。
おうちのことを考えるなら床をあけて確認することをお奨めします。
ファイバースコープ用穴くらいならいいんでしょうけど・・
基礎のしみですが、状態が良くわからないのですが考えられることをあげて見ます。
1)水道の給水、排水管の亀裂、つなぎ目のはずれ、つまりによる漏れ
2)基礎の外よりも内側のほうが土の面が高くなければなりませんがこれが何らかの影響で低くなり外の雨水がしみこみやすくなっている。
3)しみがかわかないとすると長期に渡って水に接しているか油性系の液体の可能性もあります。
他にもしみの形によっていろいろあるとは思いますが・・
においや色もよく確認してみて下さい。
下からのしみなら基礎に穴を開けるよりちょっと周りを掘ってみるのもいいかもしれません
長期化した水浸しなら基礎周りの構造材の腐朽も心配です。
前者の方のいうように床下収納をつけるくらいのほうがよいかと思います。