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日大と通信制大学について
- 志望は日大なのですが、それ以外の大学通信を受講された方も是非経験談お願いします。
- 3年編入を希望しており必要単位62、スクーリング15単位になる予定です。
- 単位取得や試験受験について地方在住者の方にもアドバイスをお願いしたいです。
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ネガティブな面ばかりを強調した回答になってしまい、失礼しました。 私の入っている通信課程での経験等を追加で書き込みます。 まず、科目試験は教科書の内容から出題されます。教科書に書かれていることを一通り把握した上で解答すれば、ぎりぎりでも合格するのですが、自分で出題範囲を予想してそれが外れると、2~3行しか書けなくて不合格になることもあります。 科目試験は、限られた時間で参照物もないという条件で論述するものなので、レポートの採点基準よりは甘くなっているようです。それと、建前上は通学課程と同レベルだと公言しているものの、担当教授にも人情はあり、我々が苦しい環境で勉強していることは承知しているので、合否基準を必要以上に厳格にしていることはないと思います。 また、過去問については、年4回の科目試験毎に試験問題をまとめた冊子が配布されます。これを3年分くらい分析すれば、ある程度の出題傾向がわかります。どこの大学でも、このような配布あるいは閲覧などの方法で過去問の入手は可能だと思います。 一方、レポートの評価は厳格に行われます。教科書の記述を丸写ししても合格できません。論文構成が不備なために同じ課題を5~6回も再提出させられる人もいます。 合格の安全圏に入るレポートを書くためには、数点の参考文献を使用し、文章を何回も推敲しなければなりません。特に、専門書を探すのがネックで、県立図書館や地方都市の大型書店にもない場合があります。今はインターネットで何でも取り寄せはできますが、一々購入していたら費用もかさむので大変です。 さて、前回触れた以外の前向きな面について書いてみます。 資格試験向けの通信講座等を経験していく中で、通信制大学にも目が向くことがあります。個別分野の受験勉強だけでなく、その基礎になる体系的でアカデミックなものも習得したいと思うものです。まぁ、「急がば回れ」ということでしょうか。私もそうでしたが、実際こういう動機で入学する人が多いです。 スクーリングでは、全国各地から集まる老若男女、様々な職種の人達と知り合いになる機会があります。そこで、具体的なアドバイスを受けると大変参考になりますし、いい意味でのライバル心が生まれて、自分の励みになることもあります。 私が特に感心するのは、小さな子どもを連れて夏のスクーリングに来る若いお母さん達です。遠くは九州や北海道からも、多い人では3人ぐらいの子どもを連れて、東京のスクーリングにやって来ます。朝は子どもの手を引いて登校し、学内に設けられた臨時託児室に預けてから授業を受けます。夕方授業が終わったら、子どもを引き取って宿泊先のホテルに戻ります。これを1週間なり2週間なり繰り返すのですが、子どもが一緒だと予習・復習もままならないでしょう。おそらく、仕事・家事・育児に追われながら勉強に取り組み、多忙な中で何とかやりくりして休暇を取って来るのだと思います。 どこからあんなに強いモチベーションが湧くのか驚嘆するとともに、自分の怠惰を悔いるばかりです。 通信制大学に入ると、日常生活では接触できない人達と知り合えることが楽しみの一つです。
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- morimaru47
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私は、C大学(法学部)の通信課程に在学中の者です。 日大通信教育部のHPを見ましたが、システムについての理解が正確ではないかもしれないので、単位取得手順の御質問については、回答を控えさせて頂きます。疑問点は、先方の事務局に問い合わせれば、親切に対応してくれるはずです。 さて、当方の通信課程は1年次入学と3年次編入が半々で、男女比も半々です。 まず、入学者全体に占める卒業者の割合(卒業率)は1割程度で、かなり厳しい状況ですが、他の大学も似たようなものかと思います。ただ、入学案内にこのような数字を出さないだけです。 大概は、途中で挫折し、継続しても在籍年限を超えてしまうのが実情です。 その理由は、通学課程と同レベルの教育内容についていけないことが中心で、その他に、意志が弱い、仕事が多忙、病気、家庭の事情など様々ですが、同じ条件でも1割の人は卒業に漕ぎつけたことを考えると、みな言い訳になってしまうのでしょう。 それで、入学後に一番戸惑うのは、レポートの作成です。特に不慣れな法律用語などの関係もあって、論文構成もままならないので、初めは殆んどの人が不合格になります。当方は、これが合格しないと科目試験を受けられないので、とにかく、1単位につき1課題のレポートには、卒業するまで悩まされ続けます。 科目試験は、レポートに比べれば、やや採点は甘いですが、ヤマを外すと全滅することもあります。 スクーリングは、夏に本学で3週間集中して行なわれるのがメインで、これを毎年受講することが卒業の近道です。当然、仕事の都合で休暇が取れなければ、卒業は先延ばしになります。 あとは、地方も含めた週末のスクーリングがありますが、地元で開催される科目は限定されます。また、インターネット配信による授業も開講しましたが、これも科目は少ないです。 所定のカリキュラムに沿って、レポートも科目試験も1回で合格していけば、最低年数で卒業できるでしょうが、実際は計画通りにいかないのです。 卒業年数の平均は、1年次入学で8~10年、3年次編入で5年前後です。当方は、卒論も必修なので2年間で卒業する人は稀有です。 中には、3年次編入生で、入学時から絶対に2年間で卒業するとの意気込みをもっている方もいますが、相当ストイックな生活を覚悟しなければならないようです。 通信課程の本質は、孤独との戦いに集約されます。クラスメートと語らうことも、教授と接することもなく、机に向かう毎日なので、緊張感を維持することが非常に困難です。 自らの誘惑に負けて、つい計画を1日延ばしにすることを際限なく繰り返した故に、それが1年延ばし、2年延ばしになってしまうのが、私の実情です。 とにかく、仕事をしながら2年間で卒業するためには、繰り返しますが、ストイックな生活を覚悟しなければならないでしょう。 しかし、人間の意志力をもって不可能なことでないと思います。 以上、厳しい精神論的な結論になってしまいましたが、ただ実情をお知らせしたかった次第で、他意はありませんので、御了解下さい。 健闘をお祈りします。
お礼
非常に詳しく教えていただき感謝します。 morimaruさんの説明を見るにつけ、なんと自分の考えが甘かったのかと改めて考えさせられました。人生生涯勉強!などと思い立ち様々な資格試験にtryする日々ですが、通信教育的な考えでは到底パンフで謳っているように規定どおりに卒業など不可能ということですね・・パンフには良いことしか載っていないものだから自分も難なくこなせるような錯覚に陥っていました。まして仕事、家事をもつ身ではその1割になるだけの覚悟があるのかどうか。 通信といえど内容は通学生と一緒・・ということであれば当然、勉強が本業ですからね。仕事の片手間にできる学習内容ではないですね^^; もう一度SCを含め日々どのくらい勉強に充てられるのかを考慮してみたいと思います。参考になるご意見ありがとうございました。
補足
補足ですが科目試験について、テキストをしっかりやれば受かるという類のものではないと耳にしますが本当でしょうか?またある大学では過去問を販売しているとも聞きますが他の大学でも同様でしょうか?
お礼
そうですかぁ。。ほんとに様々な人に出会うわけですね。昨今新聞などでも目にするのが「団塊世代も大学へ」という類のタイトルでシニアに属する方々が楽しみながら講義を受けている。とあり自分にもやれるのでは、との思いが強まったのですが、子供を連れてまでスクーリング、しかも1~2週間とは莫大な費用もかかりますし、よほどの信念と何より家族の理解がなければ成し得ないことですね。 でもおかげでますます士気が上がってきました。 スクーリングはもとよりレポートは思った以上に大変なんですね。こちらは近くに県立図書館などないし、町の図書館では対応不可能かも。参考文献といえばNetになってしまうのかなぁ。その辺も考慮すべき点ですね。 度々のご説明とても詳しく記載いただきありがとうございました。