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暗視カメラでは・・
暗視カメラを使うと暗闇でも、ものを見ることが できますよね。。 では、暗視カメラを使って鏡を見た場合、 鏡に映っているものを見ることはできるのでしょうか どなたか教えてください。よろしくお願いします。
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3つ目の回答を書いた siegmund です. stomachman さんの回答は蛇足ではなくて,大事なところがあります. 前の私の回答は,通常の赤外線カメラの話なのか, 温度を赤外線で感知するサーモグラフィーの話なのか, どうも明確ではありませんでしたね. サーモグラフィーの方の話でした. kawakawa さんの回答を見ながら, 何かの映画で真っ暗な密林の中でサーモグラフィーを頼りに..., というシーンなんか思い出していたので, 頭がそちらばかり行っていました. ふつうの赤外線カメラは stomachman さんご指摘の通り近赤外線を見ています. 波長は 0.7~1μ位でしょうか. で,例えば人間を赤外線カメラで見たとき, カメラが感知している赤外線は人間自体が放射している赤外線ではなくて, 自然光などを反射した赤外線です(自然光には赤外線成分が含まれている). ここらへんは,可視光でも話は同じで, 近赤外線は波長が可視光より少し長い方にずれているだけです. stomachman の言われるように,赤外線カメラでは鏡を使っても見えます. ただし,真っ暗闇ではもとの光がないですから (赤外線照明でもしていれば別ですが), 反射光もなく赤外線カメラでものは見えません (直接見ても,鏡で見ても). サーモグラフィーの方はもの自体が発する赤外線を見ていますから, 真っ暗闇でも見えます.
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- stomachman
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お礼を見ました。 > CCDも... 暗視カメラは2種類に大別できます。 チャネリングプレートは微小な真空管(光電子増倍管)が沢山並んでピクセルを構成している板です。この板の表面の金属箔に光学像を結ばせると、光が電子を叩き出し(光電子)、これを電場で加速して板の裏側の蛍光体にぶつけることによって100倍ぐらいに光量を増やします。その明るくなった像を直に見ても良いし、CCDで撮影しても良い。このため、解像度はピクセルの大きさで決まってしまいます。この板を何枚か重ねると、大変明るい像が得られる。ベトナム戦争でライフルのスターライトスコープとして開発されたもので、軽量、乾電池駆動可能という特徴があります。 SuperHarp管は超高感度撮像管です。大きい1本の真空管ですが、内部で光を電子に変えたのちに光量の増幅を行うことはチャネリングプレートと同様です。テレビで星空を放映したりしているのはこれです。
お礼
お礼が遅くなってしまってすいません。 CCD自体が暗視カメラだと思っていましたが、私の勘違いでしたね;;
- stomachman
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蛇足です。 赤外線カメラとサーモグラフィは見ている波長がだいぶ違います。 サーモグラフィの場合は遠赤外線ですね。普通の鏡はガラスの裏面に、反射膜として金属の層がコーティングしてあります。(ガラスは金属を保護するためです。)ところが普通に使われるガラスだと、遠赤外線の透過率が低い。このため、鏡に映った像が大変暗くなってしまいます。 昔のサーモグラフィは液体窒素で冷却していたために傾けることができず、またガラスを使うのでファイバースコープも作れなかったそうです。(今ではどちらの課題も克服されています。) 一方、いわゆる赤外線カメラの方は、近赤外線照明をあてて明るく照らしたものを撮影するので、やはりガラスを通ると暗くなりますが、遠赤外線ほどではない。光学実験用の鏡や反射望遠鏡の鏡などのように、反射膜が表面に出ている鏡を使えば、このロスはありません。 普通のCCDも近赤外線に感度があり、安いプラスチックレンズを付けたビデオカメラで赤外線発光ダイオード(LED)などを撮影するとLEDが光っているのがわかります。ところが上等のビデオカメラを使うと、分厚いガラスのレンズを使っているために、LEDの光が写らないんです。 なお通常、暗視カメラと言うときには、赤外線カメラやサーモグラフィは含まれないようです。
お礼
回答ありがとうございます。 赤外線カメラ、サーモグラフィともに、映らないことはないが鮮明ではないという事ですね。なるほど、映るか否かは考えていましたが、見え方までは考えていませんでした。明るい時にみえるのと同じように見えるのはスターライトスコープ方式なのでしょうか・・CCDもスターライト方式ですよね。
- siegmund
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いやあ、面白い問題ですね。 ubon さんと kawakawa さんとで見解が分かれていますね。 スターライトスコープ式の方は問題なさそうなので、 赤外線式について考えてみましょう。 kawakawa さんの言われるように、赤外線式は確かに温度を感知します。 でも、それはもちろん直接温度を測っているのではなくて、 物体の放射する赤外線を見ているのです。 どの物体でも温度に依存した電磁波を放出していて、 その波長は物体の絶対温度に反比例します (下のURLを参照ください)。 人間だと、波長が大体 9.4μ 位の赤外線を出します。 さて、大気より高い温度の何かが発した赤外線が鏡で反射したとしましょう。 鏡に向けた赤外線スコープには、鏡自体の発する赤外線と 鏡で反射した分が入ってきます。 鏡自体は大気温と同じ温度で特に何も見えないでしょうが、 反射分は見えるはずです。 そうすると、鏡で赤外線が反射されるかどうかが問題です。 普通の鏡はガラスと金属の組み合わせですから、 赤外線がガラスを透過し、金属で反射されれば大丈夫ですね。 多分、両方ともOKです。 というわけで、スターライトスコープでも、 赤外線式でも、見える、 が私の回答です。 どなたか、実験してみた方がおられましたら ぜひ書き込んで下さい!
お礼
そう言っていただけると質問した者としても嬉しいです。 後のレスを拝見したところによるとサーモグラフィ方式の説明ですね。サーモグラフィというのは、テレビの実験番組などでよく使われている、温度が色で分かるアレの事ですよね・・アレも見るたびいつもどうして体の内部まで分かるのか不思議に思っていました。そういった方式になっているんですね。しかも、人間から赤外線がでているとは驚きました。この質問で、また新たなことを知ることができました。確かに面白い問題かもしれません(^-^ゞ
- kawakawa
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スターライトスコープ(星明かりでも昼間と同じ位の視界を確保できる)のような微弱な光を増幅するものであれば、鏡に映っているものを見ることは可能です。 しかし、赤外線スコープ式の場合、対象となるものの発する温度を感知するシステムですから、全くの暗闇の中で、大気と同じ温度である鏡にうつっている景色や人物を見ることはできません。 以上kawakawaでした
お礼
回答ありがとうございます。 温度を感知する方式のものも、あるという事ですね。 という事は、温度を感知する場合、温度を発しない物体は見えない事になりますよね。でも、そこであらたな疑問が浮んでしまいました。温度を発しない物体って存在するのでしょうか・・金属は見た感じ発しそうにない様に思いますが、でも原子でできてる限り発している様にも感じます。変な質問してすみません・・;;
- ubon
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暗視カメラといえども、別に普通のカメラと原理が変わる訳ではありません。光を取り込んで、それをフィルムなりCCDの上に像を結ばせている訳ですから。ただ、人間の目では捕らえられない微弱な光を増幅したり、紫外線、赤外線などを取り込むことができるので、人間の目で見えない暗いところが見えるだけの話です。 ですから答えは、当然見える、と、そういうことになります。
お礼
回答ありがとうございます。 暗視カメラの構造は、光がキーになって使用されているものなんですね。なるほど、それなら鏡に物は映りますね。でも、という事は、全く光のない場合は鏡どころか何も見えなくなってしまいますね。それとも全く光のない状態というのは通常生活ではあまり起こらない現象なのでしょうか・・
お礼
赤外線カメラでも、真っ暗闇では何も見えなくなってしまうんですね。サーモグラフィでも目で見るのとは違った形で見えてくるし、真っ暗闇で目で見えるように暗視できるものはないんですね。