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外貨建てディスカウント債の注意点

日興コーディアル証券で、米ドルやユーロのディスカウント債の購入を検討しています。 http://www.nikko.co.jp/cgi-bin/bond/global/sort.cgi?f_cd=0&f_sort=0 税制上有利なのに、利回りが低いわけでもなく、普通の利付債を買うぐらいならディスカウント債の方を選ばない理由は何もないように思うのですが、なにか落とし穴的なことはあるのでしょうか?私が考えつくのは、節税メリットを享受するために償還前に売却するときに、証券会社との相対取引ですので安値で買い叩かれてしまうかもしれないことぐらいですが、そのようなことは実際あるでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • tiuhti
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回答No.3

再度、No.1です。税制上のディスカウント債の事だったんですね、質問にリンクのあったWebを最後の方まで読んでいればわかっていたはずで、失礼しました。 No.1の回答の中身自体は、ゼロクーポンでも、0.5%といった低クーポンでも、少しだけ程度が違うだけで、当たっている事ではありますが、とにかくご質問の主旨を,はずした答えでした。 ご質問は、「満期まで持つのと売却するのでは、税金がぜんぜん違うから、質問者の方が強く売却を希望していると推測できる証券会社が、足元を見て、安く買い叩こうとするのではないか」という事ですね? ポイントは、「買ったところ以外の証券会社で売れるか」どうかでしょう。どこでも売れるのなら、足元を「見過ぎ」て他で売られて、儲けが何もなくなるよりは、そこそこの値段で売買が成立した方が、証券会社にとってまだましですから。 他で売れないのなら、売る側の立場は圧倒的に不利ですから、程度はその時にならないとわかりませんが、買い叩かれるのが自然でしょうね。 で、別の証券会社で売れるかどうかは、実は知りません。個人の投資家としては債券市場に参加した経験がないんです。理論的には、債券の登録機関に、買った証券会社の名義で登録されている債券を、別の証券会社の名義に変えるだけですから、物理的にはできない理由は考えられませんが、証券会社にとっては何の得にもならないので、やってくれるかどうか…。聞いてみてください。 尚、他の証券会社で売れるとしても、一般論としては、No.1で述べたように、頻繁に売買されていない債券は、売ろうとすると、提示される買値が悪くなる傾向が明らかにあります。これは、個人投資家でも機関投資家でも同じ事です。これは、転売に手間と時間がかかる為です。(株は、取引所につなげば、ほぼ確実に売れるが、債券は在庫として抱えなければならない。) さらに、個人の場合、売買の額が小さい(機関投資家の場合、ドル債であれば額面百万ドルが基本単位)一方、売買を処理する手間自体は、売買額の大小にはあまり関係ないので、ここでも、証券会社は「より安く買おう」とします。(個人投資家ではなくても、基本単位以下の売買であれば、常に起こる事。) そんなわけで、仮に個人が債券、特に「ディスカウント債」のような流動性の低い債券を売ろうとすると、税制上の違いがあろうがなかろうが、売る方から見れば、かなり「買い叩かれる」のは覚悟しておいた方がいいです。 だから、個人は、国債のような頻繁に売買が行われているような銘柄を除くと、できれば満期前での売却を前提とはせずに、投資を考えたほうがいいし、税制上の点から売る前提で考えざるを得ないなら、かなり不利な条件で売る事を覚悟しておいた方がいいです。どの程度不利かは、つきつめるとやってみないとわかりませんが、似たような債券の現時点での売値と買値の両方を、証券会社に提示させれば、ある程度は推測できます。 とは言っても、ディスカウント債みたいに金利感応度が高く、かつ為替リスクもある商品を、7年以上といった長い期間持ちっぱなす前提で買うのも、これはこれで、普通は怖いですよね…

knekt
質問者

お礼

詳しい御回答ありがとうございました。やはり特殊な債券は証券会社も手数料を高くとらざるを得ないのでしょうね。それにしても債券の基本単位が額面100万ドルですか。1万ドル程度の取引は手数料が高くないとやってられないですね。

その他の回答 (2)

  • hbafe88
  • ベストアンサー率18% (60/325)
回答No.2

満期年度を分けてかえば年金になるよ。 でも、金利が低い時は短い期間が基本。 途中で売るつもりなら買わないほうがいい。 他の大手証券と価格比べてみて。

  • tiuhti
  • ベストアンサー率66% (447/668)
回答No.1

ディスカウント債というと、普通は、額面よりも低い価格で発行される(あるいは取引されている)債券の事を示しますが、仰られているのは、ゼロクーポン債(クーポンが無い)の事だと理解します。 この手の債券の最大の特徴は、価格が受ける金利変動の影響が、利付債よりも大きいという事です。一般的に、償還までの年限が長ければ長いほど、金利の影響は大きくなりますが、例えば同じ10年債でも、利付債であれば、利息部分は満期よりも当然短いですから、全体の加重平均した残存期間は、10年よりも短くなりますが、ゼロクーポンの場合は、残存期間は10年ぴったりです。つまり、同じ10年債でも、ゼロクーポンの方が、金利変動の影響を強く受けて、価格の上下が激しい、という事です。 投資するにあたって、ここは一応は押さえておかれた方がよいと思います。(適当な前提を置いて、ExcelのIRRやPMTの関数を使えば、同じ1%の金利変動でも、利付債とゼロクーポンで、価格変動率がどれくらい違うかは、試算してみる事ができます。) それから、ゼロクーポン債の方が流動性が低い(=市場で常時取引されている量が少ない)ので、証券会社としては、利付債よりも売りさばきにくく、その分、顧客に売る時はより高く、顧客から買う時はより安くしようとします。つまり、提示される売値と買値の差が、利付債よりも大きくなります。顧客の側から見れば、「売る時に安値で買い叩かれる」と言っても構いませんし、売り買いの価格差=実質的な手数料ですから、「手数料が高い」と言っても構いません。売り買いの差は、証券会社に聞いてみるしかありません(また、実際に売る時に同じ差かどうかも保証の限りではない)が、個人向けの小額の取引であれば、率としては結構なものになると思います。 つまり、ゼロクーポンは、「高い手数料をとられるのを、値動きが荒い分で取り返すつもりで買う」といった性格の商品といえます。

knekt
質問者

お礼

早速の御回答ありがとうございました。日興のHPでディスカウント債と書いてあったのでそのまま書きました。よく考えたら「割引債」ですね。(笑)  私が買いたいのは、0.5%などの低クーポンの割引債で償還前売却ですと譲渡益が非課税となるやつです。償還と売却で税額が大幅に変わってきますから証券会社としては「この値段でなければ買い戻さないよ」と足元を見て安値を提示してくるのが、ディスカウント債の常識なのかなと思ったわけです。

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