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社会人(教職免許有)の教員採用について
脱サラをして教員になりたいという希望を持っている20代後半の女性です。 教職免許取得科目は中学の社会科です。 東大の教育学部を卒業後、NGO団体、大手出版社で働きました(海外勤務一年含)。高校時代はアジア圏の国の帰国子女でした。 教育学部を卒業しましたが、周りに教員になった人が皆無なのと、学部卒業のために教授との交流も殆どなく、まったく情報がありません。 教員になるのが大変厳しい時代ですから私立、公立のこだわりはありません。どういった戦略を立てていけばいいのかアドバイスをお願いします。
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大阪府立高校で教員(理科)をしております 脱サラで教員志望ということで、これは是非回答しないと!と思い、書き込みをさせていただきました。ただ、私も大阪の状況だけしか知りませんので、もし他の都道府県で状況が違っていたらごめんなさい。 ☆ #1の方がお書きのように、最も狭き門の教科が社会です。ですから、一般的には採用試験は厳しくなります。しかし、【あくまでも大阪府の場合:以下も同じです】以前に比べ中学校の採用枠は増加してきています。(ちなみに小学校は採用枠が非常に増え、競争率が2倍程度まで下がりました。数年後は中学校がこうなるかもしれません) さらに、大阪府の場合は、社会人経験者向けの採用枠まであります。以下URLの2ページめをご覧ください http://www.pref.osaka.jp/kyoshokuin/kyosai/19/youkou/annaiP1-7.pdf また、採用テストの受験説明会を東京・名古屋・広島・高松で実施するという状況です。質問者様のような、社会人経験のあり、(失礼ですが)年齢が少し上の人材を特に求めているようです。 情報公開の現代では、採用試験の問題も公開されています(大阪府の場合)。採用試験の模擬テストを実施している予備校もあります。また、教職をめざす人向けの雑誌もあります。都道府県の教育委員会のWebページをご覧になることで、ある程度の情報を集めることもできます。 私は大学を出てすぐに教員になりましたが、恥ずかしながら社会を知らなさすぎました。おかげで多くの失敗もしましたし、(生徒の就職口開拓のための)会社訪問や保護者懇談で、相手様に失礼なこともしてしまいました。その点、質問者様のような多くの経験のある方は素晴らしいと思いますし、生徒に与えられるものも多く持っておられるのではないでしょうか。希望を叶えてくださることをお祈りします。 ☆すでに教員免許をお持ちなので、私はまず講師登録をすることを勧めます。講師(産休・育児休業の臨時講師や非常勤講師)としてお声がかかることもあります。逆に言えば、登録していない人には講師の声はかからないわけです。 http://www.pref.osaka.jp/kyoshokuin/teach/H18/sentaku.html ちまたの噂では、講師経験のある人の方が採用試験合格率が高いとか。(あくまでも噂です) なお、講師登録は、働きたい都道府県の教育委員会にご確認ください。 ☆#1の方の回答に少し誤解を招く点があります >男女比で言うと圧倒的に男性が多い >女性教員の寿退社数が非常に少ない(当たり前だが女が少ないから) 全国の中学校の 教諭総人数 男性12万人に対し、女性8万人 平均勤務年数 男性19.2年に対し、女性17.5年 なので、男女の差はさほどないと考えられます(文部科学省実施の平成16年度学校教員統計調査から) >試験をパスしてたからといっても、教員というのは最初「非常勤講師」っというのから 採用試験に合格すれば、翌年4月から教諭として採用されます 非常勤講師は教諭になっていない、つまり採用試験にパスしていない人が、アルバイトとして勤務することを言います。公務員ではありません。(社会保険もありません) ですから、非常勤講師として勤務していない日・時間帯についてはアルバイト可能です。 ☆私立への就職は、その学校に直接問い合わせる必要があります。 ↓参考URL:大阪府教育委員会 平成19年度 大阪府・堺市公立学校教員 採用選考
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- gwkaakun
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現在は家庭教師派遣会社勤務で、昔、脱サラして大学に入り、非常勤ながら社会科の教員経験があるものです。 正直、社会科の教員っという自体が非現実的な科目なのです。それは「教員免許がある全科目中、一番なりにくい科目」だからです。 理由は簡単です。『社会科教員免許が取れる大学の学部が多すぎる』からです。社会科の免許を取れる学部は、法学部、政経学部、経済学部、経営学部、商学部、教養学部、教育学部、政治学部、、福祉学部…っと死ぬほどあります。これらの学部に国際…をつければ無限にあり、教員免許全科目中、取得者が最も多い科目なのが社会です。ゆえに社会科の競争率がすごく高いし、募集人員は少ないし、少子化で学校の統廃合が進んでいるし…で物凄く悪循環にはまりやすいです… そして、よしんば社会の教員免許を取ったとして、男女比で言うと圧倒的に男性が多いため、女性教員の寿退社数が非常に少ない(当たり前だが女が少ないから)ので、なかなか免許を取ったはいいが、定員募集自体がそもそも少ないのです。仮にあったとして、あなたは東大卒だから試験ぐらいは簡単にパスするでしょう。 しかし、試験をパスしてたからといっても、教員というのは最初「非常勤講師」っというのから始まります。この非常勤講師というのは本当に給料がクソです。医者の研修医とか、若手マイナーお笑い芸人並みの給料で、正直食っていけないため、実家住まいもしくは、誰かのヒモになる必要性があります。 「じゃあ収入が少ないんだったら、バイトすればいいじゃん?」って話になりますが、私立だったらバイト出来ますが、国公立だと非常勤でも『公務員』です。倫理規定でバイトが禁止されているため、バイトすら出来ないのです…で、収入的にかなりニッチもさっちも行かなくなります。さらに、『いつ非常勤から教諭になるのかが皆目見当がつかない状況下になる』のです。私が教員になるのを諦め、教育業界にいるのはそれが一番の原因でした。 大学を卒業してから未だに非常勤講師のままの友人(卒業して11年)がいますが、いまだに実家で親のスネをかじっています。彼女には(生活が出来ないから結婚できないと)振られ、一人モンです。 だから、あなた自身『中学の社会科の教員になる』っというスタンスじゃなく、単に「(科目の限定無く)教員になる」っというスタンスの方がいいと思います。たとえば、通信制で英語・数学・国語のどれか(出来れば中学だけじゃなく高校も)も取って、その三科目で一旦教員になってしまって、経験を積み、ある程度したら異動願いで空きがあり次第、中学社会科の教員になるっというのが一番現実的ですよ。 未経験者の社会マニアよりも、経験者の社会も他の科目も出来る両刀使いの方が、好まれますから。 まずはあなたが教員になるまでに十分な蓄え(=貯金ですね)を備蓄しておくことをお勧めします。そして、中学社会科だけじゃなく、採用枠が多い主要三科目(英数国)の教員免許や、小学校教員免許とかも合わせて考えておく必要性があると経験者の一人として私は思います。
お礼
大変具体的なご回答本当にありがとうございました。 少しだけ希望が持ててきました。様々な情報源を教えていただいたので、まずそれに目を通して生きたいと思っています。 団塊の世代がご定年になると中学の先生も足りない状態になるというのは初耳でした。(小学校の先生は足りないと聞いていましたが)