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外国発の割安郵便の取次ぎが禁止された経緯
封書を郵送するときに、アメリカから日本に出した方が日本国内で出すよりも切手代が安いのですが、こうした郵送料の国際格差を利用した割安郵便を始めようとした事業者が政府から制止された、と言うような記事を日経で目にした記憶があります。 このあたりの詳細を御存知の方がいらしたら、予定サービス内容や、規制の根拠等について教えていただけますか。
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元、郵便局員です。 これは、「リメーリング」とよばれるものです。 「リメーリングとは、本来、差出人の居住する国の郵便局に差し出されるべき通常郵便物を、外国において適用される一層有利な郵便料金の利益を受けるために、一旦まとめて外国に運送するなどして、その外国から名あて国に差し出す行為をいう。例えば、日本に居住する差出人が、日本に居住する受取人に郵便物を送る場合に、通例であれば日本の内国郵便を利用することになるが、外国の中で日本あて国際郵便料金が日本での内国郵便料金に比べて安い国がある場合、日本→(国際貨物など)→外国→(国際郵便)→日本のように、これらの郵便物を貨物などにより外国に運送して、その国から国際郵便を利用して日本あてに差し出す行為をいう。」 (参考URLより引用) 「万国郵便条約」第25条で規制されているもので、加盟している各国の郵政庁が遵守しているものです。日本国も加盟しています。 また、国内でも国際郵便規則75条の2、75条の3により規定されております。 http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxselect.cgi?IDX_OPT=2&H_NAME=&H_NAME_YOMI=%82%b1&H_NO_GENGO=H&H_NO_YEAR=&H_NO_TYPE=2&H_NO_NO=&H_FILE_RECNO=4924