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「どころではなく」「どころか」の使い方について

『食べたくないばかりか、見るだけで気持ちが悪い』 『食べたいどころではなく、見るだけで気持ちが悪い』 『食べたいどころか、見るだけで気持ちが悪い』という文はいずれも正しいと思います。 それに対し、 『食べたくないどころではなく、見るだけで気持ちが悪い』は正しい文とは言えないように思います。 しかし、なぜそう思うのか自分でも良くわかりません。 私の思い違いでしょうか。 こういう状況ですが、次の質問にご回答いただければ有り難いと思います。 1、この文は正しいでしょうか。 2、もし、正しくないとすればその理由は何でしょうか。 3、『食べたくないどころか、見るだけで気持ちが悪い』であれば正しい文と言えるでしょうか。

質問者が選んだベストアンサー

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  • sapi_may
  • ベストアンサー率18% (2/11)
回答No.1

「食べたくないどころではない」と言う表現は正しくないか正しいかの前に否定が二重に使われています。「食べたくないことはない」のような表現と同じように逆に「食べたい」と言う意味合いになってしまうのではないでしょうか。  正しくないのではなくて、回りくどい文なのです。 文章全体でみれば「食べたいが、見るだけで気持ちが悪い」というように、前の文と後ろの文がつながっていなく正しくない文と言えるでしょう。  「食べたくないどころか、見るだけで気持ちが悪い」の文章は正しいと言えると思いますよ。

hakobulu
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 >「食べたいが、見るだけで気持ちが悪い」という意味になってしまうのでは、確かに矛盾した内容になりますね。 大変参考になりました。

hakobulu
質問者

補足

もうひとつお伺いします。 「こんなに残して、食べたくない、ということなの?」という問いかけに対する、 「食べたくないどころではなく、見るだけで気持ちが悪い」という返答の場合もやはり間違いでしょうか。

その他の回答 (7)

  • fuyumerei
  • ベストアンサー率22% (28/123)
回答No.8

>引用でなければ誤りだということでよろしいですよね。 ん? よろしくないですよ。 「前が、否定でも肯定でも、かまわない。」んですから。

hakobulu
質問者

お礼

お礼が大変遅くなりもうしわけありません。 よくわかりました。

  • fuyumerei
  • ベストアンサー率22% (28/123)
回答No.7

「どころではなく」は、これ以前を大袈裟に否定するためのマークに過ぎないです。 「どころか」も、同じで。 前が、否定でも肯定でも、かまわない。 だいたい「食べる」と「見る」じゃ比較対象として不釣り合いですから。 それを間違ってるとか思うのは、単なる個々人の語感の問題だと思います。 >「こんなに残して、食べたくない、ということなの?」という問いかけに対する、 「食べたくないどころではなく、見るだけで気持ちが悪い」という返答 は、すごく自然でしょう。質問者の「食べたくない」を回答者が引っ張ってきて、それを否定しているに過ぎない。 会話を円滑にするための、ごく自然なテクニックを使っているから自然なんです。 それを無理矢理回答者が「食べたいどころではなく」などとすると、逆に不自然になります。

hakobulu
質問者

お礼

ご回答どうもありがとうございました。 【引用】なので不自然ではない、ということですか。 どうもこの点が引っかかっていたのでご意見を伺えて嬉しいです。 引用でなければ誤りだということでよろしいですよね。 >「どころではなく」は、これ以前を大袈裟に否定するためのマークに過ぎないです。 >前が、否定でも肯定でも、かまわない。 という明解な解釈が大変参考になりました。

  • sapi_may
  • ベストアンサー率18% (2/11)
回答No.6

 補足に対しての解答です。 「食べたくないどころではなく、見るだけで気持ちが悪い」と答えるのはやはり間違っていると思います。 「食べたくないどころか。」と言う言葉では「食べたいとか食べたくないとか言う前に」という意味で使います。 しかし、「食べたくないどころではない」にはその意味は含まれません。「食べたくないどころ(食べたくないということ)」を単に否定している文章になるのです。「食べたくないどころではなく、見るだけで気持ちが悪い」は「食べたくないということはなく、見るだけで気持ちが悪い」というすこし変な意味になります。  ここからは推測なんですが。「○○どころか」の語尾の「か」が重要な役割を果たしているのだと思います。この「か」があることによって、「○○かどうかは別として」と言う意味として初めて解釈されるのです。なので「か」が無い「○○どころではない」には「○○かどうかは別として」と言う解釈は不可能なんじゃないでしょうか。  少々分かりにくい文章になってしまいましたが、こういうことです。

hakobulu
質問者

お礼

再度ご回答いただきありがとうございます。 >「食べたくないということはなく、見るだけで気持ちが悪い」というすこし変な意味になります。 :わかりました。 「こんなに残して、食べたくない、ということなの?」に対して、 「食べたいどころか、見るだけで気持ちが悪い」という返答であれば不自然ではない、というご見解だと受け止めてよろしいでしょうか。

hakobulu
質問者

補足

この場合の「か」は、選択を意味する格助詞として機能しているということでしょうか。 とりあえず、「どころ」は否定の要素を持つ副助詞だと思います。 「食べたくないどころか」で使われているのは、「食べたくないという事実の否定」に対して疑問を発する「か」ではないか(疑問を発した結果、当然、「否定=食べたい」という流れになるわけですが)、と考えていたのですが、sapi_mayさんのご解釈も 肯けるように思います。 難しいですね。

noname#20941
noname#20941
回答No.5

#2です。微妙なニュアンスを説明できるかどうか自信がないのですが…… 『食べたくないどころではなく、見るだけで気持ちが悪い』(この言い回しの是非はともかく伝えたい内容自体)は、「対照的な事柄を言外に強調」していると同時に「一般的な場合はもちろんであるということを言外に暗示」してもいるのだと思います。 「一般的」にも「食べたくないのはもちろんで」、「それどころか見るだけで気持ち悪い」ということかと思います。これを一文にすると『食べたいどころではなく、見るだけで気持ちが悪い』になるわけです。「どころではない」というのはいわば慣用句のようになっていて(前掲の辞書を参照ください)、それ自体否定的な意味を持っているため、他の方もおっしゃるとおり、私たちは否定を重ねることになんとなく違和感を覚えているのかもしれませんね。もし「食べたくない」という言葉をあえて使用するなら「食べたいも食べたくないも、見るだけで気持ちが悪い」といった、別な表現方法に頼らざるをえないでしょうか……^^ おっしゃるとおり、「肯定」と「否定」の組み合わせなら、どちらが後先になっても自然な表現になるのではないかと思います。 わかりにくい説明ですみません。

hakobulu
質問者

お礼

早速のご回答で恐縮です。 >どころではない」というのはいわば慣用句のようになっていて :そうですね。特に、 『それどころではない』 『それどころじゃない』などは、「おはようございます」などと同じぐらいの慣用性を持った表現ですよね。 >「食べたいも食べたくないも、見るだけで気持ちが悪い」 :という表現も使えるんでした。 【~という理由があるのだから、選択の余地は無い】という意味になるでしょうか。 『メモを取るも取らないも、鉛筆1本持っていなかったんだ。』 『愛するも愛さないも、彼女は他人の奥さんだろう。』などとも言えますよね。 幅を広げていただきありがとうございます。 大変参考になりました。

noname#63990
noname#63990
回答No.4

読んでるだけで、具合悪くなりそうです・・(笑) 皆さんのを読んでみても私にはよく分からないので、流れに合わないかもしれませんが・・・ 「食べたくないどころではなく」というのは、 食べたい、という意味なのか、食べたくないのか私には分かりません。 私が思うに、「食べたくない」というレベルを越えるほど食べたくないように感じました。 この辺がハッキリしないので、おかしな感じです。 3の文も同じようにおかしく感じます。 私はこの「どころ」というのは、単純に否定とは違う感じがします。 おかしく感じるのは、「どころ」というのは、当然の欲求や強い志向性に使う言葉が多いからで、否定的なものにはあまり使わないからじゃないでしょうか・・? ちょっと複雑でいっぱいいっぱいです・・・ (なお興味はあるが、詳しい知識の無い一般人ですので・・・)

hakobulu
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 >「食べたくないどころではなく」というのは、 食べたい、という意味なのか、食べたくないのか私には分かりません。 :正直、私も同感です。 日本語って本当に難しいですね。(^^;) >「食べたくない」というレベルを越えるほど食べたくないように感じました。 :ということですね。大変参考になりました。

  • mataoyu
  • ベストアンサー率40% (82/204)
回答No.3

『食べたくないどころではなく、見るだけで気持ちが悪い』も、3.も、文法的には間違っていませんが、内容が矛盾しています。 つまり、どちらも「とても食べたくて、見るだけで気持ちが悪い」と言う意味だからです。 せめて「とても食べたいのに」とか「とても食べたいが」のニュアンスがあれば良いのですが、『食べたくないどころではなく』にも、3.にも、そのニュアンスはありません。 なお、よく似た場合でも、逆の意味になることがあるので、書いておきます。 「食べたいなんてどころではなく」は「強烈に食べたい」の意味ですね。

hakobulu
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 いつも大変お世話になっております。 >文法的には間違っていませんが、内容が矛盾しています。 :では、 『食べたくないどころではなく、見ているだけでよだれが出てくる』だと正しい表現と言えるでしょうか。

hakobulu
質問者

補足

もうひとつお伺いします。 「こんなに残して、食べたくない、ということなの?」という問いかけに対する、 「食べたくないどころではなく、見るだけで気持ちが悪い」という返答の場合もやはり間違いでしょうか。

noname#20941
noname#20941
回答No.2

私も『食べたくないどころではなく、見るだけで気持ちが悪い』は間違っているとまでは言えなくても、的を射た一文とは言えない気がします。 「どころではない」の「どころ」は、WEB辞書によれば、 どころ (副助) 〔形式名詞「ところ」から。近世後期以降の用法〕(「どころではない」などの形で)ある事柄について、極端な場合を取り上げて、それを強く否定する意を表す。それによって、一般的な場合はもちろんであるということを言外に暗示したり、それと対照的な事柄を言外に強調したりするのに用いられる。 「こう忙しくては旅行―ではない」「この頃は、北海道や九州―の話じゃなくて、海外旅行にもよく出かけています」「身体の調子がよくなくて、酒を飲む―のさわぎではない」 となっています。特に最後の例文からすると、「どころではない」の前には肯定的な意味合いの言葉(酒を飲む)を持ってくるほうが、対比させる語句の否定的な意味(身体の調子がよくなくて)を強調するのにより効果的であるように思われます。つまり、『食べたくないどころではなく、見るだけで気持ちが悪い』の場合、「見るだけで気持ちが悪い」を強調するためには「食べたいどころではなく」としたほうがより効果的なのではないでしょうか。 同様に、「どころか」は、辞書では、 どころか (副助) 〔形式名詞「ところ」に副助詞「か」の付いたものから。近世後期以降の語〕ある事柄をあげて、それを否定することによって、後件の叙述を強調するのに用いられる。 「海に行く―、ひと夏中仕事に追われどおしだった」「あの成績では一流の会社―、二流の会社でもあぶない」 とされていて、こちらも「どころか」には肯定をくっつけたほうが対比させる語句の否定的な意味が強調されるようなので、3の、『食べたくないどころか、見るだけで気持ちが悪い』よりは『食べたいどころか、見るだけで気持ちが悪い』のほうがより効果的な用法ではないかと思います。

hakobulu
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 >「どころではない」の前には肯定的な意味合いの言葉 :で、程度の落差をつけることで後半の否定的意味合いを強調する、ということですね。 これは、「>それと対照的な事柄を言外に強調したりする」場合のことをおっしゃっておられると思います。 『落差』に注目された点が大変参考になりました。

hakobulu
質問者

補足

もう少しお尋ねします。 1、 「>一般的な場合はもちろんであるということを言外に暗示したり」する場合でも、 『食べたくないどころではなく、見るだけで気持ちが悪い』は「>的を射ていない」とお考えになるでしょうか。 2、落差による強調という観点から考えると、「否定+肯定」のパターンもあるのかな、と思います。 「彼女は無口だと聞いていたが、この前カラオケに行った時には、口を開かないどころか何曲もひとりで歌い続けていた。」など。 推測になりますが、教えていただいた『落差』の観点から、 「肯定+否定」「否定+肯定」という組み合わせであれば自然な表現という事になるのでしょうか。