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地域コミュニティ
私は大阪府の郊外に住む学生です。実家の辺りは「旧村」ともいわれる、昔ながらの地区です。マンションや建売住宅に入居した人を「入り人」と呼ぶような、閉鎖性もあります。 私は常々、将来教育者を志しているのもあり地域とのかかわりが大切であると思っていました。子どもは「むら」の宝であり、皆でその成長を見守る。子どもが学校から帰ってくる姿を見ると「お帰り」と声をかけ、またその安全を守る。子どもも年代を超えた人との触れ合いの中で、コミュニケーション能力や他者への思いやりなどが育まれる。毎年夏に「地蔵盆」が行われるのですが、自分の名前が書かれたちょうちんを見て「地域の人に見守ってもらっているんだ」とうれしく思っていました。また、都会の事をとても寂しい世界だと感じていました。 ですが、最近その地域コミュニティの欠点をよく目にします。今日、地域の祭りの責任者を勤める友人と会ってきましたが・・もうすぐ祭りがあるので、準備は大変そうです。私はそれがイヤなのもあり、組織には入っていませんが。また人が集まらなくなっているので、全員強制的に入らせようかと言う論議もされているそうです。まあ、寄付金(「花」と呼びますが)は実質的にほぼ強制的でしょうが。 私の父も自治会の役員をしていますが、もめる事が多々あるそうです。「気楽なマンション住まいがうらやましい」と言っていました。 父の気持ちも分かりますが・・いい部分も多くあると思います。私もいずれ地域の人との関わりを持つようになるでしょう。どうすればこのコミュニティをいい方向に発展させられるのか・・それが無理だと言うご意見でも構いません、ぜひお住まいの地域のお話をお聞かせください。
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質問者が選んだベストアンサー
地域コミュニティのパワーが改めて見直されたのは阪神大震災の経験です。生き埋めになった人々の大多数は、近隣の住民によって助け出されました。あれほどの災害では、警察、消防、自衛隊でもできることは限られています。 もともと地域コミュニティは、道路や水路の管理、共有林の手入れをはじめ、子育てや高齢者の見守りなど住民生活の相互扶助システムとして存続してきました。村の鎮守のお祭や、隣人の葬式なども共同生活を支える重要な要素です。その底にあるのは同じ場所で育った信頼感と自分たちのムラに対する愛着心だと思います。そして、その関係を維持するために、お金や時間の寄付が必要になります。 今、安全・安心な地域社会の実現が求められていますが、高級マンションの場合は監視カメラやガードマンにお金を投じて安全・安心を買っています。一方、質問者が例に挙げた郊外住宅地では、保育所や老人ホームを税金で整備しています。旧来のシステムを維持してきた信頼感が失われたからです。 しかし、安心・安全をすべて行政に託して大丈夫でしょうか。サービスの質、財政負担などを考えると、心配になります。 安全・安心をすべて政府に任せてそれなりの税金を払うか、自分たちでできることは自分たちでやる、それに必要なお金と時間は自分たちで負担する、そのどちらを主とするか、それが問題だと思います。
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- t78abyrf9c
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「社会」と「世間」の歪みが問題を生んでいるのだと感じてます。 その点は、地域に関係無く、日本全体に共通する問題だと思ってます。 http://homepage1.nifty.com/forty-sixer/seken.htm http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002046.html http://imi.sfc.keio.ac.jp/lecture/textanalyze2001/guide/manual/2_5.html http://donzokoblue.blog55.fc2.com/blog-entry-81.html http://donzokoblue.blog55.fc2.com/blog-entry-82.html 江戸時代の良い面が上手く取り込めれば、↑の歪みが解消されるのではないかと考えているのですが。 http://www1.seaple.icc.ne.jp/t-hirose/text/edoshigusa/antre.html http://www1.seaple.icc.ne.jp/t-hirose/text/edoshigusa/edosshigusa.html http://www.asahi-mullion.com/column/edo/list.html
お礼
アドバイスありがとうございます。 参考URL,いくつか見させていただきました。特に、「世間」と「社会」の違いは興味深かったです。江戸時代は粋な計らいが多かったと、他の書物でも目にしました。そういったのが戻ってくれば・・と僕も思います。ありがとうございました。