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mai^tresse が「愛人」な理由
mai^tresse は、男性形では「主人」なのに女性形になるとたちまち「愛人」の意味になるのはどうして? 考えたのですが、「娼婦館」の女主人、の意味からそうなったのかな?どうでしょうか?
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一言、『女性は強い』との歴史的変遷をご理解頂く必要があるようです。 十三世紀頃の用語mai^tresse は、男性から愛されていることをいいことに その男性を手玉にとる女性のことを指し示しておりました。 ですからここでの主要な意味は un pouvoir de domination sur les etres ou les chosesといわれるものです。 この意味合いでの形容詞が、ご存知のように carte maitresse, branche maitresse との表現に残っております。 時代が下って十七世紀頃になると 婚姻以外でのdes relations charnellesを持つことの方に力点が移り amanteの文学的な表現の一つとしてmai^tresse が利用され始め mai^tresse が、un commerce de galanterie との地位を保持し始めます。 是迄 Un homme de lettres peut avoir une maitresse qui fasse des livres ~と 口の端に掛けることもありましたが La pauvrete est une maitresse dispendieuse. との多義的な警句もあり。 mai^tresse は、人生の主色か副色か はたまた余色かと、黄色人種は考え込みます。
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- Piedpiping
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歴史をひもといてみると、(アクサンは省略) 1. 1180 年頃 <<gouvernante, duegne>> (Fierabras, 66 ds T.-L.) 「付き添い、侍女」 2. a) 13世紀頃 <<fille ou femme aimee de quelqu'un, ainsi nommee a cause de l'empire qu'elle exerce sur l'homme qui l'aime>> (GUILLAUME LE VINIER, Poesies, ed. Ph. Menard, p. 77, 24) 「人に愛される娘ないし女性、かの女を愛する男性に及ぼす影響力により、このように呼ばれる」 b) 1357 年 <<femme aimee et recherchee en mariage>> (Miracles ND par personnages, ed. G. Paris et U. Robert, t. 3, p. 78, 265) 「愛され、求婚される女性」 c) 1660 年 <<femme qui, hors du mariage, entretient des relations charnelles avec un homme>> (MOLIERE, Sganarelle, 6). 「婚姻関係を持たずに、男性と肉体関係を持つ女性」
お礼
わかりました! 「男性の心を支配する、つまり男の心の主人となるから(愛人)」なのですね!Je le trouve interessant!
お礼
Merci, ana-san!