何をもって魅力的とするかによるかとは思いますが・・・。
給与はラスなどの関係で、同じ地域にあればそれほどは変わらないはずです。むしろ、残業代がどの程度の割合で支給されるかの方が大きいと思います。給与以外の待遇(昇進、休暇など)も殆ど変わらないと思います。
職場の雰囲気は、これは特別区・政令市の区分というより、所属する部署によって大きく異なりますので、一概には言えないでしょう。一般に財政課や企画部門に行くとそれなりに忙しく殺伐としているところが多いですが、窓口などですと比較的マイペースですね。
仕事内容は、だいぶ異なると思います。特別区は基礎的自治体とはいえ、地方税の大きな部分を占める固定資産税を課税徴収していない、下水道、消防などの事務を行わない(いずれも、東京都が行っている。)など、一般の市町村に比べても範囲が狭いものになっています。
一方、政令市は都市計画や福祉の分野において、県行政に相当する部分を直接行えるなど、一般の市町村に比べて範囲が広くなっています。
なお、特別区は以前は東京都の内部組織だったこともあり、また、交付税制度でなく、都区財政調整制度で財源を確保しているので、都との人事交流はそれなりに盛んです。
将来性、これは未来のことなのでよく判りませんが、地方分権が今よりは進むことは確実でしょう。しかしそういう中でも、特別区の事務が政令市の事務程度までに追いつくことはないでしょうから、政令市の方が範囲が広いことは変わらないと思います。なお、どちらも合併等で自治体がなくなることは、当面ないと思われます。
私個人としては、政令市のほうがやりがいがあるのではないかと思われます。