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埋設幹線水道管破損の復旧必要時間について
道路掘削工事中に埋設幹線水道管を破損して、広範囲に亘り深刻な水害を及ぼしたニュースが多々報道されますが、その水流噴出を止めるのに毎度4~5時間位を要しているように報道されています。 素人考えでは、止水するには当該幹線送出のバルブを閉鎖すれば良いことであり、そのためになぜ数時間も要するのか分かりません。ご存知の方宜しくお願いします。
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送水管・配水管の漏水事故があった場合、該当する水道管の配管敷設状況がまちまちであり、一概に止水にかかる時間を語ることは出来ません。 たとえば破裂した箇所がバルブとバルブの中間でさらに枝分かれしている配管がない場合には、2箇所のバルブにて止水すればそれで止水が出来ますので、管の中にたまっている水道水の排出が終了すればそこで終わりとなります。 しかし、ほとんどの場合には枝管が何本も存在し、その枝管のバルブを閉鎖したとしても、それぞれの管の中にたまっている水道水が逆流し、破損箇所から流れきってしまわないと水は止まりません。流れ出る水の変わりに当然エアーが管の中に入っていくのですが、管布設の高低差がある場所や曲がっている場所等にエアだまりができて水の流出を阻害するため、かなりの時間がかかってしまいます。 また復旧する場合にも、送配水管の中にはいってしまった土砂や、バルブを止めてしまったために流速が変わり赤水等を発生してしまうため、排泥作業を各支線ごとに行う必要があります。また、場合によっては水量の関係で一度に排泥作業が出来ないこともあり、これまた時間がかかってしまうのが現状です。
お礼
送水管、配水管、枝管、管布設の高低差、エアだまり、管内の土砂排出等々色々な要素が絡み、単にバルブを止めるだけではダメと言うことが良くわかりました。日頃疑問に感じていたことが解消しました。分かり易い回答を有難うございました。