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水道管の凍結破損
水道管が凍結して破損することがよくあります。これは水が凍ると、体積が約1.1倍になるためであると知っていますが、線膨張で考えると3%のびるだけです。 鉄管が破壊する時の伸びは3%よりずっと大きいのになぜ破壊するのでしょうか?
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一般的な材料で正常に作られたものであれば、直管、エルボ、チーズ、バルブなどは(よほど特殊(複雑な)構造でないかぎり)一回の凍結すなわち3%の塑性変形では破壊しないはずです。 しかし何回も凍結と溶解をくりかえすと塑性変形が積み重なって(加工硬化して)破壊に至ります。 破壊伸びが8%のものなら、2回凍っても破壊しませんが、3回目には破壊します。
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- hroronD
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仮に直線部分で破損する場合。 何度にもわたって凍結→解氷→凍結・・・と繰り返すと破損する可能性はあると思いますが。
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有難うございました。
- funflier
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あまり「物理学」的な回答ではありませんが。実際に破損/漏洩した例を 何度か見ていますが、多くはエルボ部分であるとか、バルブ部分であるとか、 ポンプのケーシングとか比較的脆い鋳物の部分に発生します。また継ぎ手の ネジ部であるなど、薄くなったり段のある部分にも応力集中して発生します。 実際の水道配管は素材や厚さが均一の鉄の容器では無い、ということでもある かと思います。また経年で配管自体内外から腐食があればそこから割れること もあるでしょう。紙か何かを引っ張って千切れなくとも、一旦傷を入れれば簡単 に応力集中で裂けるというのと同じです。こうした事も一因かと思います。
お礼
有難うございました。
- chie65536(@chie65535)
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>鉄管が破壊する時の伸びは3%よりずっと大きいのになぜ破壊するのでしょうか? 全体が均等に3%づつ膨張する訳じゃないから。 コンクリの中を通っている部分の前後が凍結したとします。 コンクリ ■■■■ =X======X=== ■■■■ X⇒既に凍結して通水してない箇所 コンクリに埋まっている部位は管が膨張しません(つか、膨張できません) 2箇所の凍結部分に挟まれた部分の水が凍ると、膨張出来るのは コンクリ ■■■■ =X======X=== ↑↑■■■■ の↑で示した部分だけです。 コンクリに埋まっているのが15センチ、↑で示した部分が2センチだったら、どうなるでしょう。 全体で17センチ分の膨張が、たった2センチの部分に集中します。 その2センチの部分だけ、通常の8.5倍も膨張します。 質問者さんは、この「一箇所に集中した膨張力」に水道管がどこまで耐えられると思いますか?
お礼
有難うございました。
- misawajp
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着眼点が違うからです 水道管の凍結破壊は 直線部では発生しません 全て曲がり(L)か分岐部(T)です すなわち 応力集中部 直線部の凍結した氷の膨張は線方向に向かいます(周方向は拘束力が強いため) そして LやTにぶつかり(Tの場合は下方向から)全力で体当たりします 1mの直管なら3cm以上の膨張力が加わります、その結果LやTが脆性破壊します
お礼
有難うございました。
お礼
有難うございました。 すっきりしました。