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セラミックインレーとハイブリッドインレーの強度について
- セラミックもしくはハイブリッドインレーの強度はどの程度なのでしょうか?
- 堅いものを噛まないように気を使っていれば大丈夫なものなのでしょうか?
- 同様の質問を検索してみましたが、強度に関する直接的な情報は見つかりませんでした。
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実際のデータが有るのかどうかは分かりません。あくまで感覚的なお答えですのでご了解下さい。 金属とセラミック、ハイブリット(プラスチックと高強度の添加剤の複合材料)は全く性質の異なる材料です。 単純に「強度」を比較することはかなり難しい事でも有ります。 インレーに必要な機械的な性質は、主に磨り減りに対する強度(耐摩耗性)、割れに対する強度(粘り強さ)などが有ります。これ以外にも歯に対する接着性や適合制度、長期使用での劣化や歯自体が減ってきた時の適応性なども重要な問題で、それらを総合してみて「強度」と判断しなければいけないかも知れません。 ○「硬さ」が最も硬いのはセラミックです、磨り減る心配はほとんど有りません。 しかしそれが災いしてかみ合う相手の歯をすり減らしてしまったり、インレーを入れている歯が減ってきた時に段差が出来たりする心配があります。 ハイブリットや金属は使用に伴いある程度の磨り減りは有ります。 ○「粘り気」に関して最も優秀なのは金属です。 衝撃にも強く薄い状態でも割れる心配は少ないです。 インレーを入れている歯が磨り減った場合にも辺縁が伸びるように密着し上手く適応します。(これは延びの性質です) セラミックはほとんどこの逆で、脆く欠ける心配は大きいです。 ○「歯に対する適合精度」は、金属やハイブリットが勝っています。適合精度が高ければ接着に関するトラブルも少なく、歯と強力に一体化することで強度を発揮出来ます。 セラミックを正確に適合させるには高度な技術が必要で、かなり怪しい場合も有ります。 ◎セラミックやハイブリットの事実上の強度は? セラミックは本来インレーには不向きな材料と個人的には思います。 インレーには必要以上の硬さよりも脆くない材料が適しています。 その点ハイブリットの方が良好な性質と言えます。 ハイブリットはたわみに対する耐用度はセラミックより優れています。 但し、いずれの場合も金属には及ぶ物では有りません。 適切な治療と正確なインレーが製作されていれば、もちろん十分な強度は確保されていますが、やはり有る程度使用に当たっての注意は必要かと思います。 特にセラミックの場合は絶対的な強度は有るものの僅かな変形でも割れてしまうことが有りますので注意が必要です。 ◎何を選んだら良いか あくまで個人的にはインレーの場合にはセラミックは避けたほうが良いと思います。 残った歯との微妙な色合わせにこだわるのでなければセラミックにする必要は少ないと思います。 ハイブリットか保険適応のコンポジットレジンインレーにしておいて定期的に検診を受けるのが良い方法の様な気がします。 すみません、少し質問のご意向から外れてしまったかも知れませんが、強度のみに関して「直接的」にお答えするのは難しいと言うことでご理解下さい。 セラミックは硬いけれど割れやすい、金属は有る程度減るけれど割れない、プラスチックは減りやすい、ハイブリットはそれぞれの中間的な性質、と位しか言い様が無いと思います。 大変長くなってすみませんでした。 ご参考にしていただければ幸いです。
お礼
早速御回答いただきありがとうございます。 なかなか直接的な比較評価が見つからない、という理由がわかりました。 結局は何を重要視するかというところなんでしょうね。食べ物をきちんと食べる事ができるということを重要視すれば、金属が一番良いようですね。見栄えが悪いのは如何ともしがたいですが・・・ でも私自身、人の口の中はまるで気にしていませんので、自分が意識しすぎているのかもしれませんね。