日本の伝統芸能にかかわっているものです
きもの関係のかたとお付き合いが多いので、ご参考になればと思ってアドバイスします
お若いのに、きもの関係のお仕事をめざされるということは素晴らしいですね。
ぜひともがんばってほしいと願っています。
ただ、一点気をつけてほしいことがあります。TATOOのことです。
ご存じのとおり、日本文化においては刺青と彫り物はまったく違う意味があり、前者は犯罪者が無理やり入れさせられるもの。後者は渡世人・世捨人が自ら望んで入れるものです。
しかし、カタギのひと(普通に暮らして定職に就いて仕事を収入を得ているひと)から見れば大差ありません。どちらも自分たちとは違う世界の住民と認識します。
そんなの江戸時代の話でしょ。今は普通にみんな入れてるじゃん。と思われるでしょうね。(だから入れられたのだと思います)
ただ、それはあなたの周囲やあなたが行動する範囲の「常識・普通」ことであることをご理解ください。
これからあなたがきもの関係の世界でコミュニケーションをとる人たちは、それとはまた違う価値観を持った人々が構成する世界です。
どちらのほうが上とかの話ではありません。ワインを好むか日本酒が好みかといったのと同じレベルの話です。
辛口で申し訳ないのですが、その世界では、TATOOを入れているひとのへ評価は、「信頼できないやくざ者」に近いものになります。
せっかくがんばっていい作品を作ろうとしても、その前のコミュニケーションの段階で「えっ?刺青してるひと?」とマイナスイメージからはじめられてしまいます。
いやな話ですよね。口にするひとはさほどいないでしょうが、心の中では仕事を断る口実を考え始める可能性が高くなります。
ですから前のご回答にもあったように、どんなことをしてもTATOOは消去してください。今はレーザーの技法も高次に進展しているようですよ。
安易にTATOOをいれて、その数十倍の額で泣く泣く消さざるをえなくなった友人がおりますので、あえてアドバイスさせていただきました