赤のLEDの発光スペクトルに比べ青のGaN LEDの発光スペクトルが幅広なのは何故かというご質問と理解します。
GaNのLEDはこの波長ではGaAlNが発光層に使用されています。発光波長はAlの含有率によって定まりますが、GaNのLEDはAlの含有率がナノレベルの寸法で場所によって異なる(量子ドットと称します)ことがその構造の最大特徴ため、結果として、LEDの寸法(7ミル□ぐらいだったかと記憶しています)のなかにAlの濃度分布が異なる(発光波長のことなる)ものが多数混在している構造を取っています。Al濃度により発光波長が異なるためLED全体として発光波長が幅広になります。
単色のLEDが何色あるかというご質問ですが、
赤外のGaAs,赤色のGaAlAs、橙から緑(純緑色まではいかない)のGaP
および輝度の高いInGaAlP(色は赤から橙までか)が現在市販されているはずですが、GaNとことなり、いずれも単一相の発光層からの発光であるため、GaNにくれべればシャープな発光スペクトルを持っています。ご質問者のおっしゃる単色LEDと言えるのではないでしょうか。これらが何色あるかといえば、これはそれぞれの材料系で、自由に制御できますので、無数といえます。ただLEDはその発光原理から、半導体レーザに比べれば幅広の発光スペクトルになりますが。
市販されているのはこのうちで、需要が多いものを生産しているにすぎません。
お礼
お礼が送れて申し訳ありません。 市販では無理そうですか、残念です。