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飛砂について
環境調査に携わっている者ですが、飛砂の調査について教えて下さい。 飛砂量の調査方法や文献、事例等について知っている方がいらしたら何か教えてほしいのですが・・・
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こんばんは 飛砂の調査を何回か行ったことがあります。 目的や予算により調査内容は変わります。(現実的に予算に合わせた調査しかできませんので) 砂は匍匐、跳躍などによって移動します。 例えば、周辺の住宅や農地などへの影響を考えるのであれば、跳躍による移動を測定するため、距離別、高さ別に補足装置を設置し、一定期間に補足される飛砂量を計測します。 砂は風速が小さい場合は殆ど移動しませんが、風速が大きくなると飛砂量が大きくなります。観測期間を短くすることによって現象を詳しく把握できますが費用がかかります。 飛砂の補足装置としては、コップやバケツ等の口径の決まった容器や布製の袋を用い、ポールに高さ別にセットします。容器は雨が降ると誤差の原因となります。 併せて気象観測(風向・風速)が不可欠です。 砂浜の植生を考えるのであれば、匍匐の調査が必要になります。(棒を立てて、標尺で測定) 目的により、風向別の飛砂量を測定する方法や、首振り型の飛砂補足器で調査する場合もあります。 神奈川農試で研究例があります。
お礼
回答ありがとうございます。そしてお礼が遅くなってすみません。お礼はしたつもりだったんですけど、未送信(?)になってました。