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ヌケが良いレンズとは?
レンズを評価するとき、このレンズは「ヌケが良い」とか「空気の存在感まで写る」と言う様な言葉を使いますが、具体的にどの様な意味でしょうか?
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人によって表現が様々ですが、 私の場合は「ヌケが良い」レンズとは シャドウ部分の調子が残っているレンズの事として用いています。 特にカールツァイス製のレンズに顕著ですが ハイライト主体の露出でシャドウにかなり負担がかかっても 拡大して観察すればしっかり調子が残っています。 日本製の、いっけんシャープに見えるレンズで、コントラストも高そうなのに 拡大してみるとハイライトが飛び気味、シャドウは潰れ気味のものと比較すると 少し眠い感じの中に階調だけはしっかり残っているレンズが ツァイス製のものに多くあります。 商品撮影などの特殊なライティング下で特に違いが出ます。 ● 「空気の存在感まで写る」と言うのは、抽象的な表現で具体性に乏しいのですが どこでもやたらとシャープな描写をするレンズに対して 言ってみれば「曇りは曇りらしく」写るレンズだと思っています。 それが言い換えれば「晴れは晴れらしく」写る事と言えます。 高地の薄い空気感や、梅雨の時期の鬱蒼とした湿った空気感を表現するのに なくてはならない描写性能です。 同じような意味でで、人物を撮った時に「体温まで写る」などと表現する場合もあります。 これは「ヌケ」の善し悪しと違って「だからこう写る」とは言いにくい部分ですが いくつかのレンズを使い分けているうちに、少しづつその事の意味が分かってきます。 言い換えれば、それでしか分かりません。 ● これらは先に書いたカールツァイス製や、ライツ製、シュナイダー製のレンズなど 主に欧州製のレンズに良く見られますが どうやら設計や製造技術の差ではなく、思想の違いが大きいようです。 ですので「無い物ねだり」はやめて、描写目的にあったレンズを使い分けています。 ● 先の回答と少し表現が事なりますが、意味合いとしては同じだろうと思います。
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- seiz
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キヤノンですか 私は、T90・A-1のFDシステムと初期のEOSは持っていましたが 写りが好みじゃなかったので手放してしまいました。 EOS10QDと2本レンズを残しています。 (AFのフイルムはこれしかないので持っておこうかなって思います) Lレンズは使ったことが無いので非常に興味はあります。 とてもすごいらしいのですがどんな感じなんでしょうか・・・ それではお互い銀塩を細々楽しみましょう(笑) では失礼します。
お礼
DSLR以外は殆ど中古の衝動買いです。売ったり買ったりです。唯一の道楽ですから・・・ > Lレンズは使ったことが無いので非常に興味はあります。 半分見栄も有るんですがね。(笑) 今、所有しているのが、17-40F4、24-70F2.8、70-200F4でして、解像度は勿論ですが、色の乗りと描写が素直なんです。 上手く言えませんが、一皮剥けた様なクリアーな描写ですね。これも、ある意味「ヌケ」の良いレンズだと思います。
- seiz
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ちなみに今お使いのカメラは何ですか? 私は、お散歩にはコンタックス139+テッサー45mmF2.8(MM) をよく使います。 または、コニカC35フラッシュマチック38mmF2.8を使います。 この大きさがちょうどいいのです。 ニコンはFMですね。 ボロボロですが現役で頑張っています。 それでは細々とフイルムを楽しみましょう。(笑) ちなみに デジタルは、istDSにPENTAX-Aレンズで頑張っています。
お礼
> ちなみに今お使いのカメラは何ですか? 銀塩 EOS1V、7、7s Digitar EOS1DM2、5D、20D EFレンズ Lレンズ3本含み12本 モノクロですが、暗室作業の経験あり。 今考えているのは、ベッサR2Aかツァイスイコンに35mm単でも付けてスナップでもと考えております。
- seiz
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私の周りでは、デジタルとフイルムは共存していますよ。 いきつけのキタムラではフイルムも結構出てます。 まぁ細々と生き残れればいいんじゃないでしょうか。 私は5:5でデジタルとフイルムを使っていますね。 デジタルのモノクロって私は、なにか足りない気がしてどうしても フイルム使っちゃうんですよね~ 趣味のお散歩撮影では、なんとなしにフイルムカメラを持ち歩きます。 デジタルは、イベントとか記念撮影とかで使いますね。 (失敗出来ないときには便利です。) うまく付き合っていけばいいと思いますよ。 ちなみに私のもともとの趣味はジャンクカメラの修理(機械好き) でいろんなカメラを修理して試写するうちにレンズ沼にすこしはまっちゃいました(笑)
お礼
> 私の周りでは、デジタルとフイルムは共存していますよ。 > いきつけのキタムラではフイルムも結構出てます。 > まぁ細々と生き残れればいいんじゃないでしょうか。 銀塩写歴30年です。ただ、長いだけですが・・・(~_~;) まぁ、デジカメも便利ですが、何か物足りないんですよね。得に微妙なディテールと言うか質感ですね。ですからフィルムも捨てがたいのです。 そんな訳で、レンズに拘って見ようかなと考えている昨今です。
- seiz
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「空気の存在感まで写る」ってフレーズはツアイスでよく使いますよね 日本の代表と言えばニッコールだと思いますが、国産レンズの良いレンズとは解像度重視ですので硬いイメージがあると思います。 実際にニッコールの解像度はすごいです。 ただ解像度=よく写るレンズ?っていうと人それぞれで感じ方が違うと思います。 ツアイスはコントラスト重視で色合いを重視するレンズだと思います。 色の深みが違うと思います。 実際に写真を見ればわかりやすいのですがツアイスは 「緑の中に緑がある」色がつぶれないのであります。 ニッコールだとつぶれちゃって緑は緑でしかないのです。 報道カメラなどはモノクロで解像度を重視していたのでニッコールは 重宝されたと思います。 すいませんお酒が入ってまともな文章になっていませんね(笑) とにかく ANO2さんの説明が素晴らしいと思います。 国産レンズでコントラスト重視だと ヘキサノン・PENTAXあたりがそんな感じかもしれませんね。 しっかりとレンズ沼に浸かりましょう(笑) ちなみに私はカラーは、ツアイス・ペンタックス モノクロはニッコール モノクロ・カラー兼用はヘキサノンを使っています。 趣味なんでぼちぼち楽しんでいます。
お礼
seizさん、お早う御座います。 デジカメ全盛の昨今、今更ながらツイスイコンに心が傾いております。これってレンズ沼からのお誘いでしょうか??? それにつけても、ニコン、キヤノンの動向、フジの値上げ、月光の生産終了と予想以上に市場の縮小が進んでいるようですね。この先どうなるのやら・・・
- PrintScree
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これらの表現は具体的に表現する事が難しいのでこのような言葉で比喩しています。 「ヌケが良い」は「ぬけれような青い空」っていうのと同じです。 「空気の存在感まで写る」とは…新鮮な野菜を表す表現として「みずみずしい」といいますが、風景を撮影した時に木々の葉などがみずみずしく写っている事を言います。 以上、個人的な意見です。
お礼
早速のレス有難うございます。 >「ヌケが良い」は「ぬけれような青い空」っていうのと同じです。 >「空気の存在感まで写る」とは…新鮮な野菜を表す表現として「みずみずしい」といいますが、風景を撮影した時に木々の葉などがみずみずしく写っている事を言います。 なる程、そう云う表現良くわかります。 確かに、数値化出来ない評価ですから難しいですね。
お礼
大変詳しいレス有難う御座います。 カールツァイスのプラナーなど絶賛される方もおられますが、私にとっては高嶺の花です。(~_~;) 仮に入手できても猫に小判です。 もう少し目を肥やすよう努力します。 あ、向こうにレンズ沼が見えます。(笑)