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抜けの良いレンズとは
カメラ雑誌やBBSのレンズ評価で、よく「抜けが良くクリアーな描写」などと表現されますが、「抜けが良い」とはどのようなレンズの事を指すのですか?
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こんばんは ヌケが良いという言葉はよく使います。 この言葉を理解するには、「ヌケが悪い」状態を想定した方はわかりやすいでしょう。 ヌケが悪いとは、 ・透明感が不足する ・うっすらとベールをかぶったような ・階調感が不足 ・コントラストが不足 このような状態をさします。 これらの逆を考えるとよいでしょう。 なぜヌケの悪いレンズがあるかということですが、いくつかの理由があります。 レンズ構成枚数、レンズの材質、コーティングの質、鏡胴の内面反射の防止具合、総合的な設計など。 ツァイスレンズのT*多層膜コーティングの優秀性は以前からよく言われてきました。 仮に、材質やコーティングの質などが同等とすると、やはり大きな違いはレンズ構成枚数に影響を受けると考えた方がよいでしょう。 レンズに進入する光は、レンズの内面・外面に反射して透過ロスを生じます。 ロスした光が曲者で、ヌケの悪さの原因となります。透過ロスはレンズの枚数が増えるごとに確実に増加します。 単焦点レンズはこの面でも有利で、5~6枚程度で設計されるものが多いのです。 一方、ズームレンズは構成が20枚近くになるものもあり、一般的に不利となります。 フードなどを使用してハレきりに工夫することによりある程度は対処可能です。
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主観的認識ですが淡白で癖の無い描写をさすものと捕らえています。 レンズ枚数の少ない光学系で分厚いコーティングをしなくても十分な収差の解消をしたレンズと考えています。 No2の回答のとおり安価なレンズでもぬけが良いといえるものもあり、他に特徴の無いレンズの唯一のほめ言葉のような傾向があります。 ただし基礎的条件なので否定的に捕らえるのもよくないでしょう。
お礼
> 主観的認識ですが淡白で癖の無い描写をさすものと捕らえています。 概ね、私の理解と一致していますので安心しました。変な色付きや濁りが無くて素直でクリアーな発色と言うような意味なんでしょうね。 > 他に特徴の無いレンズの唯一のほめ言葉のような傾向があります。 なるほど、一理あるかも知れませんね。
- notti5082
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「(レンズを通る光の)抜けが良い」と捉えています。 安いレンズは何枚も重ねると曇ったように(光をロスさせる)なりますね。 レンズの素材の純度が高かったり、研磨の跡にコーティングを施したりして 何層もレンズを重ねてもはっきりと見えるような透明度の高いレンズが抜けの良いレンズ だと思ってます。 ただ、今はそこまで質の悪いレンズは無いので、特に特徴を持たないレンズを 褒めるときに使用しているような気がします(汗)。
お礼
> 何層もレンズを重ねてもはっきりと見えるような透明度の高いレンズが抜けの良いレンズだと思ってます。 写友仲間と、このレンズは・・・なんて薀蓄を傾ける時、必ず「抜けが云々」と言う言葉が出るのですが、なんとなく解ったような解らぬような曖昧な感じでしたが、ご説明で納得致しました。(*^_^*)
- cacoll
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一応CANONのLズームレンズを17-200mmと1.4倍テレコンを持ってますが 自分には全く興味のない部分ですね 良いレンズを使う理由は 一つだけです 安いズームレンズとLズームを使うとファインダーを覗いたときが全く違います 凄く撮りやすくなるので無理して購入しました 一つだけ言えるのは どんなに良いレンズを使っても良い物が撮れるか?と言えば撮れないので 本などの評価にこだわるなら 写真の撮り方にこだわった方がいいですよ クリアーな模写 メーカーがお金を出したりして良い評価を出してるだけ?だと思います。
お礼
キヤノンユーザーで、EF17-40mmF4L、EF70-200mmF2.8L ISを使っています。 普及タイプのレンズで手軽に済ます時も有りますが、Lレンズだと、その分、気合が入りますね(^^♪
お礼
詳しいご説明有難う御座います。 ツァイスのレンズは、出唾の的です。 それにしてもキョーセラのカメラ部門からの撤退、アグファの倒産、ライツの再建、時代の流れなんですね(~_~;)