• ベストアンサー

1000ppm溶液の作り方

密度のわからない、分子量のわかる試薬を用いて1000ppmの水溶液を作りたいのですが、試薬をいくらいれれば良いのかがわかりません。  実験室で実際どのようにしてつくればよいか(用いる器具等)教えていただけるとありがたいです。ちなみに試薬は常温常圧で液体です。 どうかよろしくおねがいします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • chemok
  • ベストアンサー率66% (2/3)
回答No.2

1gの溶質(物質)を蒸留水で1Lに定容すると1000ppmになります。 溶質の重さが必要なので、密度がわからないと調製できないと思います。 試薬瓶に貼られてるシールに「特級」「鹿一級」などの文字があれば 化学辞典、各分野の実験書、溶液調製マニュアル本などから 「○○試薬の特級の密度は△△」 といった表記を探すこともできるかと思います。 急ぎであれば販売メーカーに電話して直接聞くのも手です。 調製にはホールピペットを使用すると体積が正確でお勧めです。 必要な体積が1ml以下ならマイクロピペットを用いるか いったん高い濃度で調製してそれを希釈する方法があります。 定容にはメスフラスコを。 空気に触れても影響されにくい試薬なら天秤の使用も可能です。 天秤で量る場合は、試薬をパスツールピペットにとり、 三角フラスコに1滴~数滴落としながら量り取るのがいいと思います。

bikkuriman
質問者

お礼

ありがとうございます。 もうひとつ質問してよろしいでしょうか? 自分でかんがえた結果、メスピペットで1mlとって、その重さを天秤で量りとった場合、単位がg/mlとなりますが、この数値をそのまま密度としてはいけないんでしょうか??やはり水基準ですので正確にははかれないんでしょうか? もしよろしければお答えねがいます。

その他の回答 (5)

  • gori8063
  • ベストアンサー率36% (116/319)
回答No.6

#3です。たびたび申し訳ないです。 大学の図書館に置いてある定番どころの書籍で 「実験化学講座」がありますね。http://www.csj.jp/gakujutu/books/index.html 第1巻の 1.基礎編I 実験・情報の基礎 がガラス器具の取り扱いなどかかれていたかと思います。 下記URLに目次があります。

参考URL:
http://www.csj.jp/library/series/koza-5/koza5-1.pdf
  • gori8063
  • ベストアンサー率36% (116/319)
回答No.5

#3です。 実験に関しては学生時代に体で覚えたことですので、本なんかでは学んでいないんですよね。 実験はある意味で職人技的な部分がありますから、体験して考えるしかないように思いますね。 体験する前(実験計画)の段階でも実験操作を想像して考えることが重要なのですが、これはある程度経験を積んで器具や機器の名前・使用目的・特徴などがわかるようになってはじめてできることなんですよねぇ。 学生さんなのであれば、先生や先輩に相談しながら実験計画をたててみることも大事かと思います。 学生は自発的に聞く(聞き出す)ことが仕事ですから、何も恥ずかしいことはありません。高い学費払っているなら教員に聞くのが一番です。あなたには教えてもらう権利がありますからね。

  • chemok
  • ベストアンサー率66% (2/3)
回答No.4

No.2で回答した者です。 ご質問の件ですが、bikkurimanさんの考えられた方法で得られる密度は  密度=(溶質+溶媒)g/(試薬)ml という値になります。しかし、調製に必要なのは  密度=(溶質)g/(試薬)ml または  密度=(溶質)g/(試薬)g の値なので、最初の密度の値は使えないと思います。 前回および今回の回答は「検量線を得るための標準溶液の調製」 という内容を想定して書きました。 目的が違えば密度を知る必要はないかもしれません。 私の回答が何かしらのお役に立てれば幸いです。

bikkuriman
質問者

お礼

お答えありがとうございます。 大変よくわかりました。 目的は検量線を得るためではないですが、大変役にたちました。

  • gori8063
  • ベストアンサー率36% (116/319)
回答No.3

液体でも重量が分かればいいのですから、天秤があればよろしいかと。 正確に1gを秤量し(液体なのでかなり難しいかと思いますが)、1Lのメスフラスコにて1Lにすればよろしいでしょう。 1Lのメスフラスコで大きすぎる(持っていない)場合、天秤にメスフラスコが載らないなどの場合は工夫して、 ・100mLビーカーを天秤に載せ、風袋引した上で1g精秤 ・少量の水で洗いこみながら100mLメスフラスコに移す ・100mLメスフラスコを定容に(10000ppm溶液作成) ・10mLホールルピペットと100mLメスフラスコで10倍希釈して1000ppmにする というのが器具的・操作的にはラクかと。(操作ごとに精度が下がる可能性があることに注意してください) また、仮に密度がわかったとしても容積で量るのには注意してください。ホールピペットは常温の「水」を正確に測るために作られています。水と粘度が違う溶液などでは正確な容積が測定できない(正確に吐き出されない)のでご注意ください。

bikkuriman
質問者

お礼

ありがとうございます。 とてもわかりやすかったです。 gori8063さんは専門家ということですが、こういった実験器具の使い方や実験のやり方なんかが載っている本などはご存知ないですか? もしご存知でしたらお答え願います。

noname#62864
noname#62864
回答No.1

ppmというのは重さが基準ですので、基本的には精確な天秤があれば可能です。 1000ppmということは、要するに100万分の1000、すなわち、1000分の1ということになります。 調製したい水溶液の重さの1000分の1の溶質(試薬?)を計りとり、それに水を加えて希望の重さにすることになるでしょう。 ただし、現実問題として、希薄な水溶液であれば、密度は1.0と考えてよいでしょうから、水の重さを計るかわりに、メスフラスコを用いて、目的の重さに対応する体積に希釈することも可能だと思います。 また、1000ppmという濃度にかなりの程度の誤差が許されるのであれば、メスシリンダーで量りとった水を加える手もあります。 どういう手段で希釈するかを考える際には、濃度をどの程度精確にしたいかいうことが重要な要因です。精確にしようとすれば、それなりの手間と器具が必要です。

bikkuriman
質問者

お礼

ありがとうございます。 ppmがどういうものであるかは大変よくわかりました。 しかし1000分の1の重さの試薬の測り方が実際にどうするかがよくわかりません。 メスピペットでは上にもあるように正確にはかりとれないということもあるらしいですので。 もう少し勉強してみようとおもいます。

関連するQ&A