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耐圧試験時の漏洩電流について
基本的に高圧ケーブルが持っているCμF成分とコンデンサがもっているそれは(耐圧試験時)どう言う違いがあるのか。それとも同じなのか疑問を持っております。
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耐圧試験について示します。 耐圧試験は主回路-大地間に電圧を印加します。 高圧ケーブルのみ耐圧試験を実施すると ご質問ででてくるC(μF)に応じた電流が流れます。 ご質問の漏洩電流です。 I=ωCE→ ω:2πF(Fは耐圧試験の周波数) C:高圧ケーブルのC(μF)成分 E:耐圧試験の電圧 これはケーブルは主回路とアースの間に絶縁物があるためで、コンデンサのように静電容量をもつことになります。 (あくまでも主回路と大地間です) この静電容量が耐圧試験時に効いてくるわけです。 (もちろん通常の通電時も効いています) 次にコンデンサですが、ご質問は機器のコンデンサと理解します。 耐圧試験は主回路-大地間ですので、機器の主回路端子-アース端子間に印加されます。この場合、通常のコンデンサ容量(進相容量)とは違い、主回路端子-アース端子間の静電容量(進相容量に比べると非常に小さい)となります。従って上式のCはコンデンサ機器定格ではありません。全く別物です。(コンデンサの進相容量は主回路に 作用しており、大地には関係ないとお考えください)
お礼
有り難う御座いました。 文言の言い回しで悩んでおりましたが理解しました。 キュービクル一括での漏洩電流の少なさも理解出来ます。それでも変圧器が持っているCは、コンデンサ機器漏洩電流より多いですね。