サッカーに関するある話です。
自分は先日昔のサッカークラブへ行きました<クラブで上にユースがあります。>自分が言うにもなんなんですが、かなりの強豪チームでいい選手がいると思っていただければいいと思います。
なぜ自分がわざわざ行ったというとブラジル人のコーチが来日し、練習を見てくれるからでした。そのコーチは昔バスコダガマに所属していたらしく、ジュニーニョ選手<リヨン>などの指導をしていたそうです。
そして質問コーナーらしいものがあり、そこでみんなジュニーニョを知っているためか、ある中学生が「無回転フリーキックのやり方を教えて欲しいといいました。」するとそのコーチが「みなさん。ペルナンブカーノ選手<ジュニーニョの愛称>のすごい所はどこだと思いますか?多分みなさんはフリーキックぐらしいしか知らないでしょうね。ただ彼はFKだけがうまいから、無回転シュートがうてるから、セレソンに選ばれているのか?そうではないでしょう。これはみんな同じです。ベッカムだってFKがうまいから、イングランド代表というわかにはいかないんです。中田が無回転シュートが得意でしたか?中村が無回転FKをけれますか?それもみんな同じです。日本代表を目指している人には失礼かもしれませんが、日本代表なら基礎と応用力があれば入れるかもしれません。ただセレソンはそうはいかないんです。だからこそセレソンは一人一人特徴をもっているんです。カカはドリブルがうまいとか。ただそれにはもちろん基礎的なレベルはもちろん応用力も必要です。さらにその上に特徴をもっているからセレソンなんです。話を戻します。あなた達は何が目標ですか?もちろん日本代表でしょう。だからこそ一つ私はあなた達に言わなければならない。例えばA選手とB選手がいたとします。Aは基礎力と少しした応用力をもっています。B選手は無回転FKの達人で基礎力はAに劣ります。一般人からみたらB選手の方が人気があるでしょう。なぜなら無回転FKという特徴をもっているから。でも私が監督だったらAを選びます。なぜなら基礎がしっかりしているから。それだけなんです。例えば今日あなた達に無回転のコツを教えるとします。するとあなた達はそれに夢中になり、大事な時期に応用だけができてしまう形になり選手として駄目となってしまいます。ブラジルの子供だって、一緒です。最初から無回転をだけを練習したからけれるのではありません。この時期に基礎ができているからこそ成長できるんです。だからわかって欲しい、基礎を極めることが日本代表への近道なんだと。そしてもし後2、3年後例えば基礎を覚えたとしましょう。もし連絡をくれれば喜んであなた達に無回転のコツを教えましょう。あなた達は日本ではかなりの強豪だからこそ、才能を秘めているからこそ、これが言えるということを忘れないでください。」
自分はこれを聞いていてとても情けなく思いました。自分も正直ここまでブラジルの人達がサッカーへのこだわりをもっているとは思いませんでした。
みなさんはこのブラジル人のコーチに関してどう思いますか?批判でも構いません。