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TLCとカラムクロマトグラフィー
TLCとカラムクロマトグラフィーの利点と欠点ってなんですか?
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TLC 利点: イニシャルコストが安い.簡単. 欠点: ルーチンとしての分析,分取が面倒.分析機器と直結できない.ランニングコストは馬鹿にならない. カラム: 利点: 分析機器と直結できる.ルーチン化しやすい.ランニングコストは安い. 欠点: イニシャルコストが高い.とくにオープンカラムは腕の差が出やすい.
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#2です、#2ではオープンカラムに偏ったお答えをして仕舞いましたので、補足します。 カラムのうち HPLC:分解能が高くTLCよりも定量性に優れる。他の機器、特にMSとのインターフェースはかなり良くなった。分取もGPC(SEC)カラムを用いれば一般的に可能になった。 フラッシュクロマト:速度が速く、デスクトップなのに嫌気条件が使える。量を取ることが可能。 ドライカラムクロマト:カラムを切って仕舞うので、TLC同様目的物へのアクセスが早い。展開時間が短い。TLCとの対応関係が非常によい。 などです。欠点も山ほどありますが、言わぬが花かも。 m(_ _)m
#1のお答えのいくつかには疑問を覚えますが。 TLC:何しろ二次元なので好きなフラクションだけ取って、残りは放置・捨てても良い。時間がかからない。量を採るには同じ条件の展開槽に買ってきた分取TLCプレートを沢山一度に並べれば良く、再現性も抜群に良い。 カラムクロマトグラフィー:何しろ沢山載せられる。フラクションコレクターを付ければ自動化できる。特殊な担体例えばフロリジル、珪藻土などTLCとして売って無いもの、高価な物も使い放題。 m(_ _)m
何と比較するかにもよりますが・・ TLC:操作が簡便。発色操作が煩雑な場合がある。精度が低い。得られる情報が少ない。 カラムクロマトグラフィー:加熱しないので、熱に弱い物質や高沸点のものにも適用可能。比較的少量の物質でも分離できる。必ずしも分離が良くない。大量の分離には不向き。