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買いの順番
初心者の質問です。 同じ値段で買いを入れても、買いの数が多い場合 なかなか買えません。 どのような方法で選ばれるのでしょうか? 私のような少数の買いでは後に回されたりして。
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- sannsyokupann
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取引所の売買 PartII PartI-2.個別競争売買-(2)時間優先-b において、 同一呼値で時間的に同時に行われた呼値、又は時間の前後が明らかでない 呼値の順位は、別途取引所が決める。と記述しました。 また、初値決定の板寄せでは、初値が決定されるまで、全ての注文は、 同時に行われた注文であり、時間優先の原則が働かないと記しました。 では、その板寄せの、PartIの図ならびに公式を見ながらご説明します。 板寄せでは、各値段ごとの売買注文を、それぞれ、注文数量の多い証券会社順に 並べてあります。 先ほどの、仮の約定値段、100円のところでも、同じように注文数量の多い証券会社順に 並んでいます。 今、仮に、 売り成行き注文数量=100万株 100円未満の売り注文数量=20万株 100円の売り注文数量=80万株 買い成行き注文数量=120万株 100円超の買い注文数量=30万株 100円の買い注文数量=80万株 とし、この状態で拮抗しているとします。先ほどの公式に照らし合わせると 売り側は、 成行き100+約定値段未満20+約定値段80=200 買い側は、 成行き120+約定値段超30+約定値段80=230 となり、 ・売り買い双方の成行き注文全部⇒約定可 ・売り側約定値段未満及び買い側約定値段超の全注文⇒約定可 ・そして、売り側は、約定値段の全注文⇒約定可 ・対する買い側は、1単位以上⇒約定可となります。 実際は、買い側、100円の指値注文80万株のうち、50万株が約定され、30万株は残るわけです。 しかし、この80万株の買い指値注文は、時間優先の原則が働いていません。 そこで、この80万株ですが、以下のルールで配分していきます。 (1)呼値(注文)の多い証券会社から少ない証券会社の順に、 5単位(売買単位が1000株なら5000株)に達するまで順次割当てて行く (2)5単位を超える部分については、呼値(注文)の多い証券会社から少ない証券会社の順に 各証券会社の注文数量の1/3を割り当てて行く (3)次に、同じく、呼値(注文)の多い証券会社から少ない証券会社の順に 各証券会社の注文数量の1/2を割り当てて行く (4)最後に、同じく呼値(注文)の多い証券会社から少ない証券会社の順に 残りを割当てる 買い側、100円の指値注文80万株の内訳が、 A社30万 B社20万 C社15万 D社10万 E社5万 としますと、50万株の割り振りは、A社からE社まで順にまず、5000株を割り当て、 A社29.5万 B社19.5万 C社14.5万 D社9.5万 E社4.5万 次に、A社からE社の順に、その残り注文数量の各1/3を順次割り当てて行く、 さらに、また順に残り注文数量の各1/2を割当てて行き、さらにさらに 残りも順に注文数量の多い証券会社から少ない証券会社に向けて割当てて行きます。 従って、結論として、同値同時注文は、注文数量の多い証券会社から少ない証券会社に向かって、一定のルールで処理されるという事でごわす。 (あの~~、決して、弱小証券会社を利用することが不利と言うわけではありませんので、ご注意下さい。尚、約定は証券会社単位で行われたおり、そこから先は、各証券会社の社内ルールに従って処理されます) さて、さて、ここまでで、板寄せにおける同値同時注文の約定処理がご理解頂けたと思いますが、この同値同時注文の約定処理のルールは、ザラバ中にも適用されています。 寄り前に出した指値注文でごわす。 今、5401鉄が、500円で寄り付いたとします、その後、時間が経過し、ちこっと騰がって、 現在、502円買い-503円売りの気配になったとします。 気配板の状況 売り 買い 120万株 507 180万株 506 500万株 505 300万株 504 280万株 503 502 200万株 501 180万株 500 150万株 499 110万株 498 100万株 このような気配板の状況の時、例えば、503円280万株の売り指値注文には、寄付き前から出ていた指値注文と寄付き後に出て来た指値注文があります。 もちろん、寄付き前に出ていた指値注文は、すべて同時注文、寄付き後に出た指値注文は、時間優先で並んでいます。 この時、某大口ファンドが、突然、成行き100万株の買い注文を入れたとします。(5401鉄ではよくあること) すると、503円280万株の内、200万株は寄り前から出ている同値同時注文、80万株は寄り後に出た指値注文であったとしますと、100万株の買い注文を、先ほどの同値同時ルールに従って、割り振ることになります。 以上でごわす。同値同時注文の処理ルールを、売買ルールの基本から解きほぐしてご説明したことにより、全体像とともに、お解かり頂けたと思いますが・・・・ では、では、がんばって下さい。まかちん(おいどんのニックネーム)の取引所売買ルール編でごわした。 あまりディテールな世界なので、1回ではご理解が難しいかもしれませんが、寄り前に出した指値注文は、同値同時注文として、一定のルールで処理される、と覚えておいてくだしゃい。 ちかれた~(^_-)
- sannsyokupann
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最近、悩みます、皆様のご質問にわかり易く、正確に答えようとすると、かなりディテールな部分まで記述しなければならず、却って判りにくくなるためでごわす。 株式投資は、本来は儲ければよいのであって、売買の細かなルールなどは、知る必要もありません。 ご質問者の方々も、自分はここまでは知っている、理解はできる、ばっと、この先ここからがわからないとか、この部分がわからない、とお書き頂くと助かるのですが。 若葉マークの方でもあり、ご質問の内容が、同値での売買注文は、いかように処理されているか?とのことであり、基本中の基本、入門の入門から、解きほぐして記述します。このため、ご質問とは、直接関係ない部分も多々ありますが、何度も読み返してご理解賜れば幸いでごわす。また、イメージを掴んで頂ければ、一生役に立つと思います。 取引所の売買 PartI 1.取引参加者 まず、取引所での売買は、投資家が直接参加するのではなく、証券会社(取引参加者と言います)が直接参加者となり、我々は、証券会社を通じて間接参加しています。 このため、売買は、注文を出している証券会社単位で行われます。 2.個別競争売買 取引所(JASDAQのマーケットメイク銘柄を除く)の売買方法を個別競争売買と呼びます。 これには、『三大原則』があります。(呼値=注文) (1)価格優先 a.低い売り呼値は高い売り呼値に優先 b.高い買い呼値は低い買い呼値に優先 ※当たり前ですよね、より安い値段で売ってもいいよ、より高い値段で買っても いいよが優先するのは。 (2)時間優先 a.同一呼値(値段の同じ注文)は、時間優先、先に行われた呼値が、 後から行われた呼値に優先 ※当たり前ですよね、値段が同じなら先に出した注文が優先されるのは。 b.同一呼値で時間的に同時に行われた呼値、又は時間の前後が明らかでない 呼値の順位は、別途取引所が決める ※ここが、ご質問核心部分であり、うーちゃんのご質問にも関連することで ごわすが、PartIIでお答えする事にして、一旦、先に進みます。 (3)成行優先 成行呼値は、他の呼値に値段的に優先する。成行呼値相互間の順位は同順位 ※要は、「いくらでもいいから買いたい、又は、売りたいと言う注文が すべてに最優先の注文だと言うことです。 3.二通りの売買方法 (1)ザラバ方式 これは、上記三大原則、すなわち、価格優先・時間優先・成行最優先に 従って、継続して売買する方式です。常に、その時点の注文状況に応じて、 三大原則に則り、速やかに売買を成立させるため、始値決定後~終値決定前の 間における売買方法です。 〔詳細は必要ないと思います、イメージの通りでごわす〕 (2)板寄せ方式 これは、前場・後場の寄付き・引け、または、売買が中断された後、再開する時に 採用される売買方式です。これは、以下のルールに則り行われます。 〔全ての注文を注文板に寄せ集め、各注文を符合させた事から『板寄せ』と呼ばれる〕 a.前場・後場の寄付き、中断後の再開においては、始値の決定または再開後の 最初の値段が決定するまで、時間優先の原則は無視され、全ての注文は、 同時に行われたものとして処理する 注1.9:00丁度、12:30丁度、中断したとき丁度ではなく、 始値(または再開後の最初の値段)が決定するまでという事に注意。 注2.前場の引けでは、板寄せ方式が取られるが、時間優先の原則は 働いている。まだ後場の引け(大引け)では、ストップ高・安にか らむ注文は時間優先の原則は無視されが、通常の場合は、同じく 時間優先の原則が働いている。 b.売り呼値と買い呼値が数量的に一致する値段を約定値段とする。 特別詳細編 - 売り呼値と買い呼値が数量的に一致する値段を約定値段とは? ・売り及び買いの成行き注文が全て約定される ・その約定値段より下(未満)の売り注文、及び、その約定値段より上(超)の 買い注文が全て約定される ・その約定値段の売り注文または買い注文、どちらか一方は、全て約定され、 その反対側の注文は、最低売買単位以上が約定される 具体例 今、寄付き前の、取引所の板の状況が以下の様だったとしますと、 (××、○○には適当な株数が入っています) 売り側 買い側 成行:×× 成行:○○ 指値注文の状況 ×× 110 ×× 109 ×× 108 ×× 107 ×× 105 ×× 104 ×× 103 ×× 102 ○○ ×× 101 ○○ ×× 100 ○○ ×× 99 ○○ ×× 98 ○○ ×× 97 ○○ 96 ○○ ×× 95 ○○ 94 ○○ 93 ○○ 92 ○○ 91 ○○ まず、100円を仮の初値として考えた場合、 ・売り成行注文数+100円未満の売り注文数⇒すべて約定されなければいけない ・買い成行き注文数+100円超の買い注文数⇒すべて約定されなければいけない ・丁度100円の所の注文数は、売りまたは買いのどちらか一方が全部約定され 相方は最低売買単位以上が約定されれば良い ということでごわす。従って、 成行売り注文数量 成行買い注文数量 約定値段未満の売り注文数量 = 約定値段超の買い注文数量 約定値段の売り1単位以上 約定値段の全買い注文数量 又は、 成行売り注文数量 成行買い注文数量 約定値段未満の売り注文数量 = 約定値段超の買い注文数量 約定値段の全売り注文数量 約定値段の買い1単位以上 このどちらか成り立つ値段が、約定値段、すなわち初値となり、 全て1本の値段で全注文が約定されます。 さて、ここまでで、基本的な部分がイメージして頂けたと思います。 ちこっと、ややっこしいですが、そんなに難しい話ではないと思います。 さて、PartIIでは、この板寄せ方式における、約定値段で、売り方、または、買い方 の一方が全部の注文、他方が一単位以上の注文となっていますが、 では、この一単位以上の注文は、どのような順位で決めるかをご説明します。 皆、同時に発注されて、時間優先の原則は働いていないわけです。 じゃ、どうやって、その1単位以上を決めるの? がご質問者並びにうーちゃんの疑問に答えることになります。
- tryx98
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お礼
有難うございます。 参考にさせていただきました。
- tryx98
- ベストアンサー率21% (28/133)
お礼
有難うございます。 待っていると、ついいろいろ考えてしまうもので。