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社会契約説の構造

社会契約説の構造の構造について教えてください。社会契約説そのものがなんだかいまいち分かりません。ロックなどの個別の思想はいいのですが、そのものについてが・・・・ よろしくお願いします。

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  • ベストアンサー
  • shiremono
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回答No.1

期待された回答になっているかどうか、自信がありませんが。 「社会契約説」 の前提には、個々の人間は自由であり対等であるという、 「自然法」 の考え方があります。しかし、現実の国家では、その至上価値である個人の自由(自然権)が、 「公共の福祉」 などのために、制限されています。 「社会契約説」 とは、その国家権力による制限を合理的に正当化し、あるいは、場合によっては、不当であるとみなされた国家権力を転覆することを正当化しようとする、仮説的な理論です。 その仮説とは、もともと権力関係の存在しなかった 「自然状態」 において、安全の保障と引換えに、各個人が国家権力を承認する 「契約」 を結んだというものです。この 「契約」 という考え方は、ユダヤ・キリスト教的なものとされていますが、同じような話はプラトンにもみられます。 「社会契約説」 自体は、絶対王政の根拠にもなれば、民主主義の根拠にもなりうるものです。そのかなめは、自由の制限や義務にみあうだけの利益を、国民が国家から得ているかどうか、ということにあるようです。 現代でもなかなか議論は活発です。以下は英語の百科事典サイトですが、詳細に解説されています。 http://en.wikipedia.org/wiki/Social_contract ( およびそのリンク、とくに External links )

その他の回答 (1)

  • netcatme
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回答No.2

 国家は国家と国民間の契約によって成立したという説。  米国はロックの社会契約説に影響されて最初に契約により誕生しました。  しかしながら、契約によって成立した国家は社会契約説がでる以前にはなかったという考えが定説です。  現在は民主主義や憲法に代表されるように国家は契約で成り立っていると考えても間違いではありませんが、社会契約説の背景は#1さんの回答でどうぞ。ヨーロッパ的な思想ですね。

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