ウイスキーやワインは比較的口当たりの良いものからクセの強いものに移っていく傾向は確かにあります。
初心者がラガヴーリンとかスペインのフルボディ赤とかを飲んで旨いと思うことはめったにないと思います。
これは単に味覚の慣れというところが大きいと思いますよ。例えば生まれて初めて飲んだ緑茶は苦かったのではないですか?慣れてくることでより渋いお茶で旨みを感ずることができるというような。
チーズもそうだと思います。カマンベールやモッツァレラでチーズの世界に入門し、だんだん個性のあるブルーチーズなどに移るとか。
酒販店に勤務していましたが、ワインの場合飲み易いドイツの白甘口から入って⇒辛口白⇒ライトボディ赤⇒フルボディ赤 と移行するケースが非常に多かったです。
ウイスキーも同じでしょう。
一般的な国産ウイスキーや、ブレンデッドスコッチから入った人が飲みなれるにつけ、(それらは飲み易い代わりに個性が弱いため)個性のあるシングルモルトやバーボンに移ったり、シングルモルトの中では初心者向けのマッカランあたりから最終的にアードベッグやラフロイグにたどり着くといった感じです。
ただビールに関してはスーパードライを飲んでいた人がヱビスに移ることはまあまずないです。(個性の方向性が正反対)ビールに関しては止渇飲料としての側面が強いので、味わいよりもキレやのどごしが重視されることが多いです。
もともとヱビス派だったのがドイツビールやベルギービールにハマるのはありえますが。
日本酒は選択肢が多岐にわたりすぎてあんまりこういった流れはないですね。大吟醸から入って生もと山廃に落ち着いた私みたいな人もいれば終始一貫淡麗辛口の方もいますし、三増酒から地酒に入って三増酒に戻る方もいらっしゃいます。
焼酎はちょっと前は麦や米から入って泡盛や芋焼酎に行く人が多かったですが最近はいきなり芋っていうのも珍しくなくなりました。
お礼
丁寧な回答ありがとうございます!まさにその通りだと感じました! 味覚の慣れが鍵みたいですね。