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日本のナショナリズムを考えるために-近代政治史
最近、小熊英二『民主と愛国』という本を読みましたが、日本の政治的空間の変容を勉強してみたいと思っています。 何かこれは必読という本があれば、ぜひ教えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
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まず指を折るべき研究者として挙げられるのが、山口二郎です。ページ右手に本が紹介されています。 山口二郎オフィシャルホームページ http://www.yamaguchijiro.com/ 政治の現場をつぶさに見てきた記者として、石川真澄がいます(故人)。 石川真澄『戦後政治史』(岩波新書) http://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_toku/tku0408.html 懐疑派ブログ http://blog.blogtribe.org/entry-1190f3fd9dd3d9bc9449cccfdaf6575d.html > 大学入ってすぐ彼の「戦後政治史」(岩波新書)を読んだ。日本政治史を > 知るにはまずはこれを読んでおけば…とすすめられたからだ。 日本政治を動かしてきた要因として、「外圧」があります。 日本の政治を動かす“アメリカの意志” http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/tachibana/media/050811_kaigai/index2.html > 「立花さん、あなたは、日本の政治(政策)を動かしているパワーの中で > 最大のものは何だと思いますか?」 > と正面きった質問をぶつけてきた。私は自民党の大派閥のボスたち、 > 財界、圧力団体、イデオロギー的指導者、大マスコミなど、一般に > その問いに対する答えと考えられているものをいろいろならべたが、 > 彼はニコニコしながら、その答えのすべてに頭をふり、その後で、スパッと、 > 「アメリカの意志ですよ」といった。 そこで、戦後日本政治・国際関係ということになると、田中明彦研究室のサイトが有名ですね。 http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/~worldjpn/ また、北田暁大は、日本のナショナリズムの変容とインターネット空間とを研究しています。 北田暁大『嗤う日本の「ナショナリズム」』(日本放送出版協会、2005年) 北田暁大のサイト「柏屋電波倶楽部」 http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Library/2948/ エキサイトブックス インタビュー「2ちゃんねるに《リベラル》の花束を」 http://media.excite.co.jp/book/interview/200311/ データベースとして、 国立国会図書館 議会官庁資料室 http://www.ndl.go.jp/horei_jp/index.htm
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- amino112
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手に入りやすいところでは浅羽通明『ナショナリズム』(ちくま新書)、図書館等でぜひ探して欲しいところでは坂本多加雄『知識人』(読売新聞社)を推薦します。 前者は、現代のナショナリズムについて書かれた本を紹介・検討しています。 小林よしのり『戦争論』のような比較的「やわらかい」書籍も取り上げており、ブックガイドとしても役立ちます。 後者は、山路愛山・北村透谷から司馬遼太郎・立花隆まで、近代において「知識人」と呼ばれた人々の思想を紹介しています。 『ナショナリズム』に比べるとコンパクトとは言いがたいものの『民主と愛国』よりは読みやすいと思います。
- nagarjuna
- ベストアンサー率36% (36/100)
福沢諭吉『文明論之概略』 中江兆民『三酔人経綸問答』 勝海舟 『氷川清話』 丸山真男『日本の思想』 基本書は上の四つあたりですかね。 丸山真男『文明論之概略を読む』 鹿野政直『近代日本思想案内』 なんかも参考書として読まれると良いです。