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金には「お」を付けるのが正しいの?

こんにちは。 いつもお世話になっております。 常々、思っていたのですが、金には「お」を付けるのが正しいのでしょうか? 私は「おきゅうり」と言うのは、おかしいなどの理由から違和感をもちながらも「お金」と使っています。 「お金」と使うのが正しい。いやいや「金」と使うのが正しい。という根拠などがあれば嬉しく思います。 わけあって、お礼は1週間後くらいになるかもしれませんが、よろしくお願いします。

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  • Ganymede
  • ベストアンサー率44% (377/839)
回答No.5

まず、「正しいの?」という問いかけは間違っていると思います。「お好きな方をどうぞ」と答えるしかありません。 しかし、それでは愛想がなさ過ぎるので、「おきゅうり」と「お金」の違いについて説明いたしましょう。それは、なぜ「金」に「お」が付くのかを答えることでもあります。もちろん、「御(お、ご)」は丁寧表現ですが、「丁寧」のさらに背後にあるものを考えるわけです。 > 私は「おきゅうり」と言うのは、おかしいなどの理由から違和感をもちながらも 「おきゅうり」は確かにおかしいが、次の(1)、(2)のように、「お金」とは事情が異なります。 (1) 女房言葉 「お金」が女房言葉かどうかは分かりませんが、その傾向が感じられます(時代が下っての女房言葉だろうか)。 女房言葉 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%B3%E6%88%BF%E8%A8%80%E8%91%89 「金(かね)、金」と言うと、下卑て嫌らしく聞こえます(これは相対的な感覚であり、キュウリと比較しての話です)。そこで、上品な言葉遣いとされる女房言葉風の「お金」を、男も使うようになったと考えられます。一方、「きゅうり、きゅうり」と連呼しても下品には聞こえません。ただし、中野重治は「キュウリじゃなくてキウリ(木瓜または黄瓜)だ」とこだわっていました。 (2) 物神性(ぶっしんせい) 西鶴は、『日本永代蔵』などでお金にまつわる悲喜こもごもを描き出しました。お金なしでは、年も越せません(当時は「つけ」で節季払いすることが多かった)。拝まずにいられない、人を振り回す魔力が、お金にはあるのです。「物神崇拝」は原始人の呪術にとどまらず、江戸の世を経て現代人の精神にまで影響しています。 その「金」(かね)に「御」(お)を付けるのは、ごく自然な成り行きと言えるでしょう。例えば、日本の主要輸出品が生糸および絹織物だった昔、蚕(かいこ)は「お蚕さん」と呼ばれていました。他方、キュウリに物神性はないでしょう(キュウリ業界やキュウリマニアを除く)。 以上、「おきゅうり」の「お」は単なるバカ丁寧ですが、「お金」の「お」には女房言葉や物神性の影響があると考えられます。

nymmkr1233
質問者

お礼

回答いただきありがとうございます。 >「金(かね)、金」と言うと、下卑て嫌らしく聞こえます そうですね。金の話はいやらしく聞こえます。ので、「お食事代」などの「○○代」などでごまかしてきましたが、経理をやっていると、なかなかそうも言ってられなくて(^_^;) そこで「お金?」「金?」という疑問が出てまいりました。 おもしろいURLもありがとうございました。 「おじや」など「お」を取ると意味が通じなさそうな言葉もたくさんありますね。

その他の回答 (4)

  • hakkoichiu
  • ベストアンサー率21% (250/1139)
回答No.4

私は貨幣の意味の「金」に接頭語の「お」を付けたことはありません。  あっても無くても良いものなら、わざわざ付けません。  自分では、決して品が落ちるとは思いません。  又、「お」を付けたのを見聞きしても丁寧とか品があると感じられません。  こう言う話をすると私の周りでは笑う人が多いようです。

nymmkr1233
質問者

お礼

回答いただきありがとうございます。 >こう言う話をすると私の周りでは笑う人が多いようです。 ここ分かります。私もなんです。不思議ですよね。

  • overtone
  • ベストアンサー率22% (191/833)
回答No.3

どっちも正しいと考えます。 自分の気持ちを込められれば 「お金」「金」のどちらでもでしょう。 「お金は大事だよぉ」が 「金は大事だよぉ」は 気持ちがつたわらなそうですよね。 「お金のためにやってるんじゃない!」は 「金のためにやってるんじゃない!」のほうが 気持ちが強く出ているような・・。 「金」も 「絶対に大事なもの」ではないですから・・。 そのときそのとき (話す相手によってや 話題の内容や自分の気持ちなどによって) で 「金」「お金」を使い分けるのが 正しいと考えます。 言葉は 人と人の間の コミュニケーションのツールですから・・。 ======== 決して 言葉そのものが どーでもいい なんて 思っているわけではありませんが。

nymmkr1233
質問者

お礼

回答いただきありがとうございます。 >(話す相手によってや 話題の内容や自分の気持ちなどによって) で 「金」「お金」を使い分けるのが 正しいと考えます。 ここの部分はとても納得できました。 その場の空気や雰囲気を大切にですね。

  • kyoko3
  • ベストアンサー率30% (60/198)
回答No.2

ありがたいもの、大切なものに「お」や「ご」をつけるのではないでしょうか。 「お金」以外にも「お米」や「ごはん」も日常使っていますよね。 これらも「お」や「ご」はなくても通じるわけですが、例えば給料というより「お給料」と言った方が有り難味が込められているのが感じ取られるのではないでしょうか。 「正しい」、「正くない」の判断ではなくその場を見極め使い分ける日本語ならではの場の空気をよみ思いやりの気持ちをこめるか、そうでないかの違いだと思います。  ちなみに「おかね」も「かね」も英語ではMoneyの一言で片付けられてしまって何か寂しい感じがしますよね。 

nymmkr1233
質問者

お礼

回答いただきありがとうございます。 「お米」や「ごはん」「お味噌汁」はまったく違和感がないのです。 「給料」は「給料」ですね。 >「おかね」も「かね」も英語ではMoneyの一言で片付けられてしまって何か寂しい感じがしますよね。 そうですか?便利でいいなあと思ってしまいます(^^) 

回答No.1

それぞれの育った環境や、感覚の問題もありますが、大切なモノに、「お」をつけますね。別に間違っていないと思います。 ただ、日本の文化視点から言えば、「食」に関するモノに「お」をつける事が殆どです。お茶碗、お椀、お箸、お茶、お米…「金」が大切ならば、特に相手の金に関する事ならば、「お」をつけるのも間違いではないでしょう。このへんの言葉は誰も違和感を感じないでしょう。 資本主義経済の中では「金でかえないものはない」(なんちゃって)…思うこともあると思います。とりあえず、お金が至上のモノならば、「お金」と称すのもいいでしょう。現代の敬語の考えでは、ただ丁寧にするという意味ですから、違和感がない程度に使えばいいのです。 それに自分の金は、ともかく、相手の金だったら、もっと大切に表現しなければなりません。「金をお預かり致します」だと、なんか丁寧じゃないですよね、大切なモノなので、丁寧に表現して欲しいです。「お給料」も頂くものなので、丁寧でよいと思います。

nymmkr1233
質問者

お礼

回答いただきありがとうございます。 相手に対して「お車でお越しでしょうか?」「お車代」や食べ物の「お米」「お味噌汁」は違和感ないんですけど。 なかなか難しいですね。

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