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庇の効用はなんですか?

日本の玄関にほぼ例外なくひさしがあるようですが、そもそも庇は何のためにあるのでしょうか? 単純に雨の日に出かける時に、傘をさすためなどの雨よけですか? それとも家の構造や耐用性から必須のものなのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

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  • altosax
  • ベストアンサー率56% (473/830)
回答No.3

こんにちわ いちおう「この手の学校」で私が教わった「ひさしの原理」をそのまま受け売りで申し訳ないんですが書いておきますね。 歴史的な経緯については、#2の専門家の先生が徒然草の引用でご回答下さっているのとまったく同じことを私も教わりました。 施工技術的な理由については、#1のかたがお答え下さっている「ひさしがないと壁を伝ってくる雨水が浸透してくる恐れ」について、学校と、工務店の現場監督さんと両方から聞きました。 またさらに、ひさしの出が足りないために本当に漏水被害にあってしまった実例の家屋も見て身をもって大変納得した鮮烈な体験があります。 ひさしがあると、多少の防水上の問題があっても、雨傘をさして人が歩くのと同じ原理で小さな傘だとずぶぬれになっても大きな傘なら大丈夫、という結果が出せるのと同じなんだなあ、と思いました。 ですので、水に弱い土壁や、防水コーキングなど存在しなかった古い日本の家屋では三尺とかそれ以上もあるすばらしいひさしが堂々と見えて素敵ですね。 玄関に関して質問者さんが疑問を感じられた発端は実にすばらしいと思います。 防水材が発達した現在でも、材料や技術に頼りすぎて、法令上の邪魔を回避したいなどの理由でひさし(霧よけ)を省略した出入り口をつけたために漏水が起きている物件というのが結構あるんですよ。 こういったばあい、霧よけ程度でもついていれば防げたのにね…、と修繕に来る大工さんはたいてい口にするようです。

tewpi
質問者

お礼

非常に参考になりました。 質問の意図に的確にお答えいただき、すっきりした気持ちになれました。 質問を出してよかったと思えます。 ありがとうございました

その他の回答 (2)

  • kad
  • ベストアンサー率37% (247/660)
回答No.2

見当違いでしたらごめん。 辞書によると >庇とは『 建物の窓・出入り口・縁側などの上部に張り >出す片流れの 小屋根。軒(のき)』のことだそうです。 ご存じと思いますが日本の気候は「高温多湿」ですから、 庇・軒に限らず雨水・湿気の浸入は「人間の不快感」だけ でなく建物にも悪影響だと思いますよ。 (完全防水の施工方法は確立されて無いので) 外国の2×4住宅等で軒先のないデザインがあるが、多分 雨の事は余り考えてない(地域的に沢山降らないとか) のかも知れません。 鎌倉時代に兼好法師が「徒然草」の中で「住まいは夏を 旨とすべし」という一節を書いてますが、エアコンの 無い時代には日差しを防ぐ意味も有ったかも・・・採光 は欲しいが夏の暑さは防ぎたいとか。

tewpi
質問者

お礼

質問の趣旨とは違いますが、興味深いお話ありがとうございました

  • char2nd
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回答No.1

 出かけるとき、というより帰ってきたとき、と考えた方が良いかもしれませんね。傘を差したまま鍵を開けるのは難しいと思います。  それと、室外の設備として玄関のドアは開け閉めする機会が最も多い部分です。雨が吹き込んでくるのを防ぐ意味もあるでしょうね。  そもそも、昔は窓にもひさしが付いていました。いまと違って気密性が高くなかったので、ひさしがないと壁を伝ってくる雨水が浸透してくる恐れがあったのだと思います。

tewpi
質問者

お礼

そういえば昔の窓にはひさしがありましたね。 そういうところから推測すると、気密性が低いところにはひさしが必要なのかもしれません。 ドアは頻繁に開け閉めするので、やはりひつようなのでしょうか。 ありがとうございました

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