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オペラ「ばらの騎士」 カンカンという愛称

オペラ「ばらの騎士」に登場する青年貴族オクタヴィアンの愛称は なぜ「カンカン」という名前とかけ離れたものなのでしょうか? 回答よろしくお願いいたします。

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  • Ta595
  • ベストアンサー率57% (525/911)
回答No.1

こんにちは。 なぜか?・・・は考えたことがなかったですね,そういえば。 かなりツボにはまったご質問でしたので,調べてみました。 結局分かってはいないのですが・・・。 まず,「カンカン」は原語では"quinquin"となります。 ドイツ語では"quinquin"は「カンカン」にはならなくて,フランスっぽいな,と思っていてごそごそと検索したら,下のページが見つかりました。 http://en.wikipedia.org/wiki/P'tit_quinquin "P'tit_quinquin"というのは歌の名前(フランス北東のローカル言語による有名な歌らしいです)で,これは"Little child"という意味になるらしいです。という事は,"quinquin=child"でしょうか?(自信はありません) 以下,私の完全は憶測ですが, ・舞台は確か18世紀のウィーンで,たぶん,その時代の貴族階級はフランス語を使っていたと思われる。 ・なので,カンカン(quinquin)はフランス風の呼び方ではないか。 ・そうすると,あだ名としての意味は,可愛らしい人,というような意味ではないかと。言葉の響きもそんな感じがしますし,女声が演じていますし。 以上,ほとんど憶測ですが,よろしければご参考に。

tsfw
質問者

お礼

なるほどー!そういう意味だったんですね! たいへんわかりやすい説明ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • pyon1956
  • ベストアンサー率35% (484/1350)
回答No.2

ここ http://homepage3.nifty.com/operasuzume/DerRosenkavalier.htm にもありますが、時代背景としては啓蒙主義華やかなるウィーン、ということで、当時オーストリアを含むドイツ圏では、音楽はイタリア、思想や文学などはフランス、というのが上流階級の常識でした。たとえばショパンのお父さんはフランス系だったのでポーランドでフランス語を教えていたわけですし、モーツァルトがイタリア人でないばかりに苦労したのは有名な話。ということですから、上流階級の一員である元帥夫人がフランス語を話せても(といっても本当はピカール方言。まあドイツに近い方面だから、行き来はあったでしょうね)不思議は無いという事でしょう。さらに、P'titi quinquinという唄自体、19世紀半ばに作られた子守歌だが、普仏戦争のとき(リヒャルト・シュトラウス6歳の頃)に行進曲として使われてリバイバルヒットした、とありますから、シュトラウスの頃のドイツでは良く知られていたのではないでしょうか。 ということで#1さんの推定に説得力があるように思います。

tsfw
質問者

お礼

歌としてよく知られていたなら その曲名の言葉が使われるのも不思議ではありませんよね。 回答ありがとうございました。

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